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A.I.の心の話

 The Heart of Artificial Intelligence


人工知能(artificial intelligence、AI)とは、言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術


 家電屋さんに行って驚くのは、AI掃除機やスマートスピーカー以外のものにもAIが搭載されてたりすることが増えてきてるんですよね~。
 そのうち、家全体がAI化されりするかもしれません。
 未来がどんなふうに変わっていくのか、本当に楽しみですよね。

 

 ただ、その一方で、AIの進化はどこまでいくんだろうと、ちょっと不安に思ったりもします。


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「2001年宇宙の旅」で、乗組員に反乱したHAL9000。

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「ターミネーター」で戦争相手だったスカイネット。
「バイオハザード」のレッドクイーン。
「マトリックス」で人類を支配していたデウス・エクス・マキナ。

 SF映画では、AIが進化すると、人類は邪魔な存在と判断されることが多いみたいですが、現実世界でもAIが高度化されていったら、そういう判断になっちゃうのかなって考えてしまいます。


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 SFの世界では、ヒューマノイド型のロボットやアンドロイドに魂が宿るって感じの話も多いですよね。
 このままAIが進化していけば、そう錯覚してしまうぐらい区別がつかなくなるかもしれません。


 リドリー・スコット監督の映画『ブレードランナー』に出てくるレプリカントは、宇宙での過酷な労働や戦闘のために開発されたものですが、安全装置のため、寿命を4年と設定されていました。

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 また、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『A.I.』では、少年型アンドロイドに、母親を愛することをプログラムしたために、ちょっと切ない展開になります。

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 見た目は、人間と区別がつかないほど精巧な人造人間なのですが、やっぱり「人間になりたい」って思ってるんですよね。
 決められた寿命やプログラムの中でも、精一杯生きようとすることは、ある意味人間らしい感情だと思うのです。

 ある意味、人間だって寿命は決まってるし、もしかすると、思考や行動なんかもDNAにプログラムされてるものなのかもしれません。
 そう考えれば、人間とロボットたちとは、そう大きく違わないものということもできそうです。
 


 ティム・バートン監督の「シザーハンズ」の人造人間エドワードは善良な心を持っているし

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 「ベイマックス」なんかは人を癒すことがプログラムされたケアロボットですが

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 映画に出てくる悪い人間たちと対比すると、姿は違っても、むしろエドワードやベイマックスの方が人間らしく見える場面がありますよね。



 難しく考えなくても

 ピノキオが、女神に憧れて正しく生きることに努力した結果、人間になれたように、誰かを思う気持ちが大切なんでしょうね。

 逆に、そういう気持ちをなくしてしままえば、その人は、人間らしさもなくしてしまうものなのかもしれません。


 AIがローマ字読みで ”アイ” になるのも何だか暗示的に感じてしまいますね。