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ビートルズと私

 The Beatles and me Ⅰ


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 あの ”ビートルズ” って、皆さんにとってはどんな存在なんでしょうか?

 数々の名曲を残し、20世紀を代表する偉大なロックバンドであることは疑いようがないですね。
 音楽誌『ローリング・ストーン』の選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで、第1位だったのも当然のことのように思います。

 ただ、世代によって、ビートルズとの距離は少しずつ違ってると思うのです。少なくとも自分なんかは、リアルタイムでムーブメントに参加していたわけではないので、好きだけど、なんか ”大好き!” とか ”大ファン” とかは言えない感じの距離があるのです。

 そんな「ビートルズと私」の距離について ”note” していきたいと思います。


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 ビートルズの活動期間は、1960年-1970年なので、私がもの心ついた時には、すでに解散したバンドでした。

 もちろん、世の中にはビートルズファンがまだまだ大勢いた時代だったので、いろんな曲を耳にする機会も多くて「イエロー・サブマリン」なんかは、ちゃんと認識していたと思います。

 そんな自分が、ちゃんとビートルズってグループを認識したのが

 1980年12月8日、ジョン・レノン射殺事件

 レノンの死は、かなりのニュースで、当時、小学生だった私でも、すごくよく憶えていて、世界中が震えたような感じだったのです。
 ビートルズの偉大さをあらためて感じさせられた事件だったのです。

 その翌年に公開された金田一耕助シリーズの映画「悪霊島」では、なぜか主題歌に『レット・イット・ビー』が使われたりしていて、多分、自分がきちんと音楽として聴いたビートルズの曲はこれだったのかなって感じです。


『Let It Be (Remastered 2009)』



 中学時代に、地元のラジオ局で、リスナーからのリクエストによるビートルズの曲を、1日、ずっと流すというイベントがあって(いわゆる電リクデイってやつですね。)、その時、はじめてビートルズの曲をまとめて聴く機会となったのです。
 その時に、地味だけど、とても気になった曲があって、それが『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』
 もちろん、ラジオでのリクエスト曲なんで曲名も憶えきれるはずもなく、それほどメジャーな曲でもないので、気になっても、なかなか巡り合えなかった曲なのです。


『While My Guitar Gently Weeps』

 まあ、中学時代の私は ”ロック” に夢中だったので、友だちにも聞けず、結局、かなり経って「ホワイト・アルバム」を聴いた時に再会を果たすわけなのですが、やっぱりいい曲なんですよね~。
 この時から、ジョージ・ハリスンに魅かれることは運命づけられてたような気がするのですが、それは、また、別の ”note” で語りたいと思います。


 そして、あの1987年を迎えることになります。


 1987年、ビートルズのアルバムがCDとしてリリース開始

 自分が関わったムーブメントとしては、やっぱりこの1987年かな~って思います。

 周りの友達に、ビートルズファン(マニア)はいたのですが、彼らにとっては ”ビートルズは神!” みたいな感じだったので、様々な音楽を愛する自分とは、ちょっと話が合わなかったんですよね~。(というか辟易してたのです。)
 なので、高校時代はアルバムを聴いたりすることはなかったのですが、このCD化のムーブメントにはしっかり乗っかってたのです。(高校も卒業してたんで...)


 さらに、そのリリースキャンペーンと並行して起きた、もうひとつのムーブメント... それが

1987年、村上龍さんの『69 sixty nine』と村上春樹さんの『ノルウェイの森』の刊行


 同じような時期に、同じような時代を舞台に、二人の私小説的な色合いの作品が刊行されたのです。
 雰囲気は正反対ですが、どちらの本にもビートルズや当時のいろんな楽曲が登場するのが面白いのです~。

 きっと、自分のビートルズ観は、ビートルズで青春時代を過ごした方々の作品に強い影響を受けてるのです。(「悪霊島」も含めて!)



 この本は、1969年を舞台にしていて、ビートルズはアルバム『イエロー・サブマリン』と『アビイ・ロード』を発表した年なんですが、他にもいろんなバンドが出てきて、それだけでも楽しい本なのです。


『ノルウェイの森』が流れることから追想が始まるこの本ですが、その他にも『ミシェル』や『ノーホエア・マン』、『ジュリア』など、多くの曲が登場します。

『Norwegian Wood』


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 と、こんな感じが、「ビートルズと私」の距離感ですね。
 夢中になる感じではないんだけど、"たしなむ"って感じなのかな...

 でも、早いもので解散して50年以上ですからね~、今の若い世代の方々からは、ビートルズって、どんな風に聴こえてるんでしょうね。

 ということで、オジサンにとって懐かしいこのシリーズは、これからも、時々、記事にしていきたいと思います。
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ネタがないんだろ!



<「ビートルズと私」シリーズ>
②「ノルウェイの森」の第十一章を聴く!
③ジョージ・ハリスンを聴いています。
④気になるアルバムランキング
⑤"永遠のポップ・スター" ポール・マッカートニー
⑥近くて遠いジョン・レノン
⑦「Sgt. Pepper's~」のジャケットに出てくる6人の作家