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テレパシー体験記

トップ画像:Larisa KoshkinaによるPixabayからの画像

アハッ、なんという毛色の違った話をしようとしているんだ、私!

いや、ちょっと突然学生時代のことを思い出しまして…。

以前お話しした裏話好きな歴史の先生がいたブラジルの高校では、
私は文系の大学を目指すコースだったため
国語の先生が2人いました。

あるときその一人(あまり人気のない先生)が休んだため、
もう一人の人気のある先生が授業をしにやってきました。

「先生によって教え方が違うから、私は他の先生の代役を務めるときは、
通常の授業はやらないことにしているんだ。
そこで、面白いことをしようと思う。」

というので、

人気のある先生だし、通常の授業じゃないそうだしと、
それだけで皆、ワクワクしました。

「君たちは超心理学って聞いたことある?
実は私はフランスでそれを学んだことがあってね。
ちょっと実演してみようと思うんだ」

と言ったかと思うと、

数名の子を催眠術に掛けて動けなくしてしまったり、
組んだ手が離れなくしてしまったりと、

ちょっとした
ホグワース魔法学校状態。>笑

私は催眠術にこそ掛からなかったものの、

次いで行われたリーディングでは、
見事当時学校以外で仲の良かった友人達の容姿や年齢、個性などを
言い当てられ、

私はすっかり、そういった力に魅せられてしまいました。

*****

その後、大学生になったある日、
「テレバシー3日間講座」なるものの宣伝を見て、
「キタ――(゚∀゚)――!!」
と、さっそく受けることにしました。

その講座では初歩的な瞑想の仕方から始め、
ダウジングツールを使った体の不調個所の見極め方などを習い、
3日目には、いよいよテレパシー体験です。

元からの知り合いでない者同士、普段から身に付けている
アクセサリーなどを貸し合い、
それを手にアルファ(瞑想)状態に入ります。

「ドアがあれば、入るようにして」

「階段があれば、上ってみるようにして」

といったアドバイスがありました。

*****

誘導されて瞑想状態から戻ると、何を見てきたかを報告します。

私が借りたのは、夫婦で講座に参加していた女性の結婚指輪でした。

私: 「白い門の家があって、玄関は3段程階段を上がったところで、中に
      入ってみると、家具がこうで、ああで…」

夫婦:「それ、ウチ~!」

私: 「右手に階段があったので…」

夫婦:「そう、そう!」

私: 「階段を上ろうとしたら、突然それがエスカレーターになって…」

ご主人: 「アハハ!妻がいつも2階建てって面倒だから、エスカレーター
      だったらいいのにって言うんですよ」

私: 「驚いて、エスカレーターの上を見上げると、そこには耳が長くて
    茶色い、わんわん物語のレディーみたいな犬がいて…」

ご主人: 「すごい、すごい!(奥さんに向かって)ほら、このあいだ、君が
      こういうワンちゃんが欲しいって言っていた犬だよ!」

私: 「そうしたら、戻ってきてって指示があったから戻ってきたの」

講師: 「どうやら貴女はこちらの奥さんの願望の中に入ってしまったよう
     ですね♪」

私と奥さん、顔を見合わせて
唖然…!

一方の奥さんは、
残念ながら何も具体的なものが見えなかったという結果で、

講師が私に

「あなたがブロック掛けていたでしょう」

と…。

そのときは、そんな意識はとくになかったのですが、
後々、そうだよなと思いました。
(闇の深い毒親育ちのASDなもので…。)

*****

その後も、しばらくはその能力を使うことができましたが、
子供を産んだ途端、物音に敏感になってしまい、
瞑想状態にすら入れなくなってしまいました。

それから10年以上経って、
またちょっとだけ超能力者っぽくなった時代(笑)があったのですが、

嫌なことがあったりで、自ら回路を閉じて久しいです。

*****

ちなみにそういう能力って伝染するんです。

そういう人と関わっていると、勝手に開花するとでもいうか…。

なので、私は閉じるのは自分で出来ましたが、
再度開くのは、次にまたそういう人と巡り合ったときでしょう。

また、ブラジルは、日本と違って、こういった話を普通にできる世界です。
(そもそも学校の先生が上で書いたようなことをしていたら、
日本だったらクビになっちゃいます。>笑)

そのせいで、ブラジル人は「魔法使い率」(笑)がやたらと高く、
祈りのパワーも、呪いのパワー(マクンバが有名)も物凄く強くて、
日本ではとても信じられないような話が
ゴロゴロ転がっています。

ご興味おありの方は、是非一度はブラジルへおいでませ~! >笑

本日はへんてこりんな話で失礼致しました!

飛びつかれて眠る魔女と黒猫

※ 「飛びつかれて眠る魔女と黒猫」はこたつぶとんさんの作品です。




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