観劇の話

ふりかえりのつもりだったけど途中から舞台の話になってしまった。

 世間はクリスマス。
テレビからはクリスマスのヒットソングがひたすら流れている。
数分前はマライアキャリー特集、今はABBA。
9ヶ月も過ごせば気持ち英語を聞き取る耳が育ったかな、そんなかんじ。
余談ではあるが、ひとつ下の友人がABBAを知らないという衝撃の事実を知ったのは割と最近。

 どんよりしがちな天候のせいで、うつを患ってしまう人が多いという話を聞いていた。
実際、"そう"なんだとおもう。
少なくとも、普通ではないんだろうな〜なんて。
自己肯定感が上がる方法、教えてほしい。切実に。

 国外追放というなの海外に飛ばされて早9ヶ月。
来て早々、オンライン授業が始まりさまざまな点で転入生に優しくない学校だなあと不満を抱いたのが少しばかり懐かしく感じる。
正直今でも不満はあるし、不満しかないけど(笑)ここで生きるしかないんだもんな。しかたがない。


 なんだか今年1年はあっという間に過ぎてしまったし、なにをしたか正直覚えていない。
美術館へ行って、スーパーに行って、そうしたら「今何時?」と突然聞かれ咄嗟にスマホの画面を見せた……。
 記憶に新しいことといえば……趣味であった観劇を久々にできたこと。
ありがたいことに、メリーポピンズ、Frozen を観劇することができた。
しかもかなり良席で。
キャンセルにならなければ5日後にライオンキング、2月にはFrozen2回目をキメる予定だ。
舞台を観ている時だけは、余計なことを考えなくて済むし、その世界に没入できる。

観劇という趣味を与えてくれた舞台俳優さん、わたしに素敵な世界を魅せてくれてありがとう。

 日本にいた頃よりも、チケットは取りやすいし観劇という行為が身近なものなんだなということをものすごく感じている。
それに観ている側の感想の伝え方も海外らしいなとおもう。
カーテンコールで、いわゆる悪役を演じた役者さんへ贈られるのは拍手とブーイング。
ブーイングはきっと指笛と同じくらい最高の贈り物なんだな、と強く感じさせられた。
悪役を演じくれてありがとう、そういう意味なんだろうな。
Fooooo!!!!とか、Oh......とかすぐ声出すし(笑)
なんとなく日本だと観劇中は静かにしないと、というイメージが強いせいか(ミュージカルより演劇を観る機会の方が多かったせいかも)最初はめちゃくちゃ衝撃的だった。
しかも、アルコール片手に観劇してるし(笑)

 実際、2作品を観に行って感じたことはそれプラス年齢層の広さ。
100歩譲ってマチネであれば、子供がいてもアナ雪だしな〜となるが、終演時間が21時を超えるソワレ公演でも高い子供率。
しかも小さい子たちは8割くらいエルサやアナのドレスを着ている。
劇場の外で歌ってるし。
終演後なんて、パパと手を繋いで「あしたにでもまたいきたい!」と歌いながら駅へ向かっている家族を何組もみた。
こうやって、たくさんの人を幸せにできる舞台って最高としかいいようがないなと感じた。

 座席の価格も、最前列ドセンよりもセンブロの中央列の方が高いし。均一じゃないの、ありがて〜〜!!!としか言いようがない。
同じ価格を払って後方席だった時の絶望感を幾度となく味わってきたので(座席運がない)、ありがて〜〜!!!!!!しか言葉が出てこない。
ご褒美に推しの舞台〜〜〜〜!!!!!!と思ってチケット勝ち取って、いざ発券したはいいもののド上手(下手)だったり後方だったり。
そういう悲しみがないのはいいなぁとおもった。

 そうやってチケット発券でワクワクするって本当に楽しいんだよな〜と数年前を思い出しているクリスマス。
1番席がよかったのは、わたしに観劇の素晴らしさを教えてくれた役者さんが座長を務めている劇団の公演、最前列ドセン。
一生忘れん………。
1番酷かったのは、父が好きなアーティストのさいたまスーパーアリーナ公演、500レベル。

 日本に帰ったら、舞台も推しさんのいつか開催されるであろう3rdライブ、あわよくばアコースティックライブに行きたい。
自分で言ってしまうのはアレだが、こんだけ異世界(海外)で頑張っているのに、座席運が仕事してくれなかったら………とおもうと今から苦しい。
だけれどそれも醍醐味。


神様!どうかわたしに微笑んでください!!

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