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運命は切り開くもの ⑩

いっぽ前へ

ある日、彼女に会いに行った
楽しく過ごし、そこそこいい雰囲気
まだ彼女は照れもあって、硬さもあったが
満更でもない様子だった

その日は何事もなく普通に解散し
自宅へと戻ってきた

夜にいつものように、彼女から
LINEが来た
何気ない会話を一通りした時だった

『好きです 付き合って下さい』

突然の告白が来た

『俺も好きになったよ よろしくね』

躊躇なく返答した
これで成立⁉︎って事か...
少したって、責任の重みを感じた...

おそらく、俺の性格を熟知しているからこそ
彼女から、先手を打ったのだろうと
すぐにわかった

昔から、こっちから告白したりしないのは
お見通しだったんだろう

意外とそういうところは、竹を割ったような
性格の彼女らしい行動だと思った

結局はこの今の状況は
彼女によって切り開かれてきたのだろう
あの最初のLINEがきっかけで

その前の日までは想像もできたかった
事が始まった

その思いに気づき、受け止められる
男になっていた⁉︎ のかわからないが
その時が、今だったのかもしれない

本当はもっと若い時に気づけよーって
思い、不甲斐ない自分を悔やんだ

たった今、このタイミングで
運命は切り開かれた

自分の中で誓った物を
全て彼女に恩返しするために
あとの人生を精一杯生きて行こうと思う

やっとこの時が来た
これも運命なのだろうか

前を向いて、横並びで
前に行ったり、後ろで見守ったり

さあ、いっぽ前へ歩きだそう!

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