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未来へ ⑥

付き合い出して2ヶ月程たっていた
それなりに、お互いの事が分かり出してきた

彼女が描いていた俺のイメージは
適当でやんちゃで遊び人で
かつ、あまりベタベタしなくて
いわゆる、亭主関白系だと思っていたらしい

付き合ってからは印象が変わったらしい...
意外と真面目で、やきもちも焼くし
寂しがりやさんで、まあまあ甘えてくるくせに
構いすぎると、めんどくさがる
なかなかややこしい奴だと理解したらしい
でも、そこら辺は昔とあんまり変わってない
とも言っていたが、昔もそんなややこしい
存在だったのかな⁉︎...

逆に彼女のイメージも少し違っていた
概ねは変わってなく、怒らないし、優しい、
おとなしいのは基本同じだったが
違う所もあって、意外なのがけっこう、雑⁉︎
あとは、意外と大声で笑う、
意外と素直じゃない⁉︎
1番は、少し世間知らずな所がある
この件に関しては、理解できない事もあり
まあまあ、喧嘩のネタになる

でも彼女の素の部分を知ってる人は
ほとんどいてないくらいレアな部分であり
それをさらけ出してくれている事は
すごく嬉しくて、少し自慢にも思えた

こうやって、お互いに自分を出して
それを少しずつ認め合って、一歩ずつ
いい方向に進めてる気がする

気持ちもお互いに昂っていて、会うたびに
キスまではもう何度もしているのに
そこからなかなか進む事が出来なかった
電話やLINEの時は、それらしいこ事も
言ったりして、お互いに意識はしているのに
いざとなったら、何故か一歩踏み出せない...

彼女と出会う前までは、
もう一生男女の関係なんてないものだと思って
いたし、もう記憶にないくらいそういう事を
していなかったので、全くを持って自信が無かったのかもしれない

ある休みの日に、お昼から待ち合わせて
特に予定もなく、どうしようかなーって思って
車に乗って話をしていた。

すると突然、彼女から意外な言葉が...
『さあ、ホテル行こかー』‼︎
流石にしびれを切らしたのか、意外にも
彼女から背中を押して来た
『マジで〜⁉︎』と弱い返事を返すと
『はい、しゅっぱーつ!さぁー行くよー』
すごく明るく楽しそうに言って来た

明らかに動揺しながら、ホテルを探そうと
車を運転していたが、少しプチパニックで
あまりその時の事は覚えていない...

いつかこの日が来るとは思っていたが
その時は急に訪れた...
でも久しぶりにドキドキが止まらなかった
さあ、覚悟を決めるしかない
どうなることやら...

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