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【社会人野球】2021年のJR東日本野球部を考える

このnoteを開いて下さった皆さんこんにちは。
球春到来ということで2021年のJR東日本野球部をファン目線で展望していこうと思います。

はじめに

JR東日本は昨年限りで5選手が勇退されました。
中でもレギュラー格として長きに渡りチームを支えた長谷川拓真選手、主に代走の切り札として存在感が抜群だった山口雄大選手は常時ベンチ入りをしていた選手で空いた枠の競争に注目です。
また、今シーズン都市対抗に出場すれば10年表彰となる嘉数駿選手はコーチ兼任となり本格的に世代交代となりそうです。

エース争い

昨年のドラフト会議でエースの伊藤将司選手が阪神に指名されたことにより、今シーズンはまずエース争いに注目しています。

伊藤274A3280


2年目からリリーフで都市対抗を経験している大黒柱、高卒5年目右腕の西田光汰投手は昨年の都市対抗予選で自身公式戦初先発を果たし好投。
肘の不安もなくなり春先から好調でしたが11月の伊勢大会からやや調子が落ちていたのが気になりましたが、実績で言えばエースに最も近い存在だと思います。

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2年目の昨季は先発としてかなり場数を踏んだ河浦圭佑投手は起用法からもチームからの期待が大きいように見えます。夏場のかなり暑い時期のオープン戦で6失点ながら完投した試合は「なかなか経験できないことだな」と思いました(オブラートに包んでます)。
オープン戦の投球が評価され都市対抗ではベンチ入りを果たしました。
MAX150キロに鋭いカットボール、活躍次第ではドラフト候補に挙がる可能性もあるように思います。

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同じく2年目の山田龍聖投手も昨年はかなり場数を踏みました。8月のオープン戦で5回を3安打無失点で抑えた試合では淡々と抑えていくエースの素養を感じさせました。
しかし日によってはムラがあり、四球で自滅してしまうことも。
上記の2人と比べて実績では劣るもののポテンシャルは高く一冬越えてどのような投球を見せてくれるかとても楽しみな存在です。

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大卒3年目の石井聖太投手は昨年の都市対抗予選・本戦で登板していないのですが個人的にはエースになってもおかしくないと思っています。
というのも、自分が見に行った試合で打ち込まれている姿を昨年見なかったからなんですよね。キレのある140キロ中盤の真っ直ぐとカーブ、フォークで三振が奪えて制球もまとまっています。
今シーズンは大舞台での登板を期待したいです。

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新戦力では、日大のエース 小谷野楽夕投手が注目。昨年の東都秋リーグ戦では3勝0敗 防御率1.18で3完投しています。
リーグ戦では140キロ台前半で制球重視だったそうですが、夏場のオープン戦では150キロを計測したとのことで、投手層の厚いJR東日本でどのポジションでどのような投球を見せるのか、早く見てみたい選手です。

期待の野手ピックアップ

レギュラーがある程度固まっている野手編では期待の野手をピックアップします。

今シーズンから副将に就任した6年目の丸子達也選手はキーマンになるのではないかと思っています。
なぜかと言いますと、昨年の都市対抗では打撃陣の淡白さが目立ったからです。
丸子選手は打力はもちろん選球眼のある打者で、四球を選べる選手です。
しかしながら補強選手の関係もあり都市対抗ではスタメン落ちとなり、結果的に1打席のみの出場になりました。
都市対抗でのJR打線はガンガン打ちに行く打者が多く、敗退した2回戦は四球での出塁が1つだけと少なく、出塁できる選手の重要性を感じました。
今シーズンは丸子選手が常時スタメンで、選球眼の良い杉崎成輝選手らと共に打線にメリハリを与えてほしいと思います。

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高卒2年目の北野樹選手は背番号が0番に昇格し、今シーズンは本格的にスタメン争いに参戦してきそうです。
北野選手のプレーを初めて見たのは昨年の柏キャンプでしたが、マシン打撃で広角に安打性の打球を放つ姿に驚かされました。
なぜ驚いたのかと言いますと、高卒の選手は金属から木製にバットが変わり対応できていなくてもおかしくない中、北野選手は他の選手と遜色なく打っていました。
その後シーズンインしても3月のオープン戦からスタメンを経験し安打を放ち、打力を発揮しました。
守備面はあまり守備機会を見られなかったのですが、本職は捕手で三塁、二塁も経験していました。
どのポジションを守るかはまだわかりませんが、2年目の飛躍が楽しみな選手です。

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北野274A4755

新戦力では中大出身の強打者、倉石匠己外野手に期待。
倉石選手は左の強打者で、昨年は巨人二軍戦で2本塁打放つなど中央大学の主軸を打っていた打者です。
昨年見た試合では、選球しつつ甘い球を打ちに行き、逆方向にも強く叩けるところに好印象を抱きました。
JR東日本の外野手はかなり激戦区ではありますがDHも含めレギュラー争いに入ってくることは間違いなさそうです。

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更にもう1人、山口雄大選手の勇退によって空いた代走の切り札のポジションで期待したいのが3年目外野手の大西千洋選手です。
ネットのデータでは50m5秒7の俊足で、実際見てみてもチームトップクラスの速さです。
昨年はなかなか出場機会が少なかった大西選手でしたが、ノックで見せる強肩やキャンプの時期に見せた抜群の俊足は印象深く、もっと起用されても良いのになと思っていました。
都市対抗予選前の試合後の個人練習で、投手ノックのタイミングに合わせて盗塁のスタートの練習を念入りに行なっていて出番があるなしに関わらず意欲的に練習に励む姿に感銘を受けました。
今年こそ公式戦で駆け回る姿を見たいです。

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おわりに

今回は投手陣のエース争いと注目野手をピックアップしてみましたが、リリーフ投手にも昨年後半から調子を上げた山口裕次郎投手や剛腕永谷暢章投手にも首脳陣の信頼を掴んでもらいたいですし、都市対抗本戦デビューを果たした左のリリーフエース西居建陽投手も健在と語りたい気持ちはありますが今回はここまでにしておきます。
また球場で見られるようになったら何かnoteを書いていくと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました!

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