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コロナからの半年間を振り返ってみた。大きな転換点で試行錯誤して進んでいる「新規事業とスモールチーム」と今後。

コロナの影響は弊社にとって非常に大きく、働き方の見直しや事業の考え方、コストの見直しや組織作りだったり、ルール作りなどなど影響範囲は非常に広く、3月以降から大きく変わりました。

コロナ以前からずっと考えていたけど目の前の業務に忙殺され手が回せなかったものがコロナの影響により大幅にマインドチェンジしたことは非常にでかいです。

初心に戻ったかのように危機感を強く感じ新しい挑戦へのスピードをアップへの足掛かりとなり、良い方向へ進んでいるのを日々実感しています。

前回の記事ではスロデザのリモートワーク環境を紹介しましたが、今回は弊社が3月以降実施した新規事業の立ち上げやスモールチームの構築について月ごとに振り返りながらご紹介させていただきます。

前回の記事はこちら↓

4月

何かしなきゃいけない
とにかく動いて変化して考える

完全フルリモートワーク化になった2020年4月。

経済がどうなるか誰もが分からない状況下で確実に売上が下がることは目に見えていました。
今までと同じことを続けていたら会社が潰れるという危機感を強く持ち、まずはインプットに注力しました。
社会情勢や経済状況、各業界の動きなどをリサーチして、スロデザならできることをずっと考えていました。

弊社は全スタッフが参加する全体会議を月1回月初に行っております。(zoomを使用。ビデオのオン/オフについては自由。)

4月の全体会議では、スタッフを不安にさせてはいけないという想いで「大丈夫、売上の影響は少ない」と伝えました。
私もどうなるかわからない状況下で不安でしょうがなかったのですが、それ以上にスタッフの不安を払拭するほうが大事だと判断したのです。

今後の方針もしっかりと伝えられたら一層に不安を持たせないことができたと思いますが、私自身も今後が見えていなかったので、とりあえず「大丈夫」ということを伝えました。そしてずーっと考えました。

5月

2020年5月の全体会議。

考え抜いた方針を発表しました。めちゃくちゃ不評。
この判断は確実にミスりました。

簡単にご説明すると「手軽にクリエイティブが購入できる」というコンセプトでコーポレートサイト内で制作物を販売できるようなビジネスモデルを提案しました。発表した時点では「とにかくやる!早くやる!」と意気込み、私がプロジェクトリーダーとして進め始めました。
5月はスタッフ一人一人と面談する月でもあったので、新しいビジネスモデルの説明をしっかりと伝えました。

意気込みは強かったのですが、5月の1か月間では形になるようなものは出来上がらず、根本の設計部分すら私の中では固まらない状況でした。

6月

2020年6月の全体会議。

「私が動かすじゃ動かない」ということを伝えました。
新しいビジネスモデル自体が間違っていたか検証できるほど形になっていなく、そもそも形にするという仕組みやプロセスが間違っていた。

「会社経営のお仕事、みんなの力、ちょっとお貸しください」とだけ伝え、具体的なことはその場では伝えませんでした。

会社は収入と支出の2軸で成り立っており、新しいビジネスモデルは新しい収入対策。
もう一つの軸の支出対策も進め、効果を出し始めました。

インフラ整備やランニングコストの精査をすることにより1/3までコスト削減に成功し、少し見通しが立ったことにより余裕ができました。
また6月に案件も動き出したことにより、一層に心のゆとりや余裕が生まれました。

「どのような状況になっても強いスロデザを作る」という原点的な考えに戻ることができ、冷静に客観的に見直しました。

その結果、大きく速く動かすためには、私がプロジェクトリーダーとして動かしたこと、独りよがりになっていたことが失敗だと気づきました。

全スタッフ一人一人が最大限の力を発揮できるようにプロジェクトの細分化を行い、同時にさまざまなプロジェクトを進行する方向にシフトするほうがスタッフの成長にもつながり、スピード感と実現性が高くなると仮説を立てました。

そして全スタッフに向けて「営業チームを作ろうと思うのだけど参加したい人!」など色々なチーム募集をかけてチームを作っていきました。

7月

2020年7月の全体会議。

「動き出します」と伝えました。

6月に発足したチームや事業は、メンバー選定したのみで具体的な行動してなく、定例ミーティングを7月よりスタート。そこからさまざまな化学反応が起きて目に見える結果が出てくるように。

立ち上げた2つの新規事業
5つのスモールチーム
具体的にどのような事業とチームを立ち上げたかというと下記になります。

2つの新規事業

・映像制作事業
・イラスト事業

5つのスモールチーム

・営業チーム
・コーポレートサイト運用チーム
・カスタマーサポートチーム
・ラボチーム
・新企画チーム

※現在ではスモールチーム内のコーポレートサイト運用チームとカスタマーサポートチームが合併し、一つのチームとなっております。

また、発足はできていないのですが、このスロマガ編集部というチームも作り上げたいと思っております。

一つ一つの事業とスモールチームについては別途ご紹介したいと思います。
各事業とチームごとにリーダーを設定し、責任もって進行。
通常業務がある中、しっかりと責任をもって進行してもらえていることに本当に感謝しかありません。

発足後のスロデザ

2020年8月の全体会議。

11期目が8月よりスタート。
10期目の売上共有と10期のトピックスを共有。

各事業、各チームの目標や課題点、今後の目指すスロデザが目指す事業チームモデル図を発表。

今までの全体会議での発表するスライドは文字が多く、今回初めて図を使った事業チームモデルを共有したことにより、一部のスタッフから「わかりやすかった」「イメージがわきました」という声をいただき、テンション上がりました。

9月

2020年9月の全体会議。

「スロデザを発信しまくる」というスローガンを発表。

直近3か月(8月~10月)の入金売上と支出(キャッシュフロー)を共有。

10月入金を獲得するためには9月どのように動くべきかということを伝え、一つ一つの事業やチームの役割を少しずつ認識してもらえるように発信していこうと思います。

10月

2020年10月の全体会議。

「スロデザを発信しまくる」から「発信しまくる」にスローガンを変更と発表。

このスローガンについては改めて記事として書きたいと思います。
決算も終わり、簡易的ではございますが決算報告もしました。
新しい事業とチームがどのような役割を果たしているかを再度、図として発表。

今回は頑張ってスライドアニメーションも駆使して発表しました。
数名にどうだったか聞いたのですが、反応は微妙だったので、もっとわかりやすくなるように頑張ります。

今後の展望

新しい事業とチームを発足してから既存事業の目的や課題点を見つめなおすきっかけとなり、一つ一つの密度がどんどん濃縮されている感覚があります。
まだまだ見直す点もありますが、確実に目線が合ってきているように感じます。

この半年間だけで、さまざまな方向変換を何度も繰り返し、1か月前に言っていたことと違う、1週間前に言ってたこと違う、その違うことに対してもしっかりと理解してくれて対応してくれているスタッフの柔軟性や発想力、実行力に支えられてスロデザは成り立っているということを本当に幸せであり、心強い存在です。

これからのスロデザの躍進をお楽しみに。


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