チリのシラー「ラ・ホヤ グラン・レゼルヴァ シラー」2016
本日のワイン
こんばんは🍷
今日家で飲んだのは、La Joya Gran Reserva Syrah / Bisquertt(ラ・ホヤ グランレゼルバ・シラー/ビスケルト社)。
意味的には、チリのビスケルト社の宝石(ラ・ホヤ)という名前のシラー種の赤ワイン・グランレゼルバクラス、ってところでしょうか。
チリには厳密なグランレゼルバの規定はなかったかと思うのでスペインに習ってつけているのかな?自信を持って出してます!というイメージなのかもしれません。
いつ買った?
こちらのシラーは、2018年の3月に、ソムリエ試験のテイスティング練習用のワインを探す傍ら、ふと見つけて買ってた記憶があります。
たしか1,200円〜1,300円の安旨カテゴリーで買ってたと思います。
当時2年前のビンテージだったのが、今やあっという間に6年前のビンテージになっているなんて。飲み頃を逸しないように注意注意!
と、コロナ期間中にソムリエ試験テイスティング用に買いすぎたワインをせっせと消費していましたが、健康志向のために「カベルネソーヴィニョン」「テンプラニーリョ」「シラー」「シラーズ」などの濃い品種のものは、家飲みの料理と雰囲気合わず、だんだん濃いめのばかり余剰在庫化してきていたので、お正月のローストビーフとかすき焼きなどの濃いめの味付けの時に、やっと日の目をみているものです。
6年経っているので、おそらく当時は濃い紫色だったであろうシラーもちょっとチョコレート色の枯れた感じに色が変化してこれはこれで、また良い感じになっていました。
まずはこのワインの背景を少し。
産地と背景は?
チリのコルチャグア・ヴァレーのワインです。
チリの「ラペル・ヴァレー」のサブリージョンである、 コルチャグア・ヴァレーという場所は、カリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーと同じ緯度に位置していて、チリの中でも屈指の産地と呼ばれ、結構前から「第2のナパ」なんて言われたりして、チリの中でも高級で品質のよいワインの産地だそうです。
普通に考えて、チリだったらカベルネソービニョンが売れるんじゃないか?と思うんだけど、コルチャグアでは近年シラーにも力を入れているところが多いようで、そんな噂を聞いたので、試してみたくて購入した、(安いし)という経緯がありました。
実際にグラスに注いでみると
前述のように、色は透明度は低く、チョコレート色に近づいてきている紫色です。でも濃すぎない。シラーなのに。
チリのシラーってこんな感じなのかな?
見るからにきっと果実味のあった(過去形)ものが今や渾然一体となって溶け込んだような滑らかな感じなんじゃないかな?ってイメージしながらグラスを傾けると、濃度もやや高めですね。
やはり、果実の凝縮感と成熟度の高い熟したシラーを使っているのだろうな。
香りを取ると、まずスーッとした爽やかな清涼感のある香り。これはアルコールではなくて、ミントとか杉とかそんな感じかな。
あとスパイシーなブラックペッパーの香りは必須ですね。
黒い果実のブラックチェリー、ブルーベリー、プラム、樽の香り、バニラ香。チョコレートみたいな香り。
思ったよりも生々しいような血とか肉は感じなかったけど鉄の要素もあって、思ったよりもまろやかで軽い?
あくまでも思ったよりも、です。
飲んでみると、ちょっとフランスのローヌのシラーっぽい軽やかさでした。
勝手にイメージしてた「オーストラリアのシラーズ」っぽい濃さとかジャミー感はなくてなんか品が良いです。
好き。
グランレゼルバというだけあって、最初は樽がちょっと効いてるのかな〜と思ったけど、しばらくすると溶け込んで?良い感じ。
1日目よりも翌日のほうが好きでした。いい感じにまろやかです。
安いのでいいですね。
いきなり安旨価格のを6年経って飲んでいるので、若飲みもしてみたい。
2019年とか2020年とか買ってみたい。
でもまだまだ家には一人では飲みきれないほどのワインがあるので、Notionに次買うリストにメモっておいて、まずは在庫からやっつけていかねば!
美味しかったです♪
ヒカル
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?