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物食日記

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美味しいもの、美しいものが好き。 散歩とスナップに夢中。
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2024年3月の記事一覧

ワークマンのロードテスト

ワークマンのロードテスト

1,900円という驚きの安さで手に入れたワークマンの高耐久シューズ『アクティブハイク』。街、山、海での履き心地はどうなのか、長時間歩いて確かめてみた。あくまで個人の感覚なので、他の誰かには参考にはならないんじゃないかな、と前置きしつつ私感を記したい。

鎌倉小町、若宮大路の雑貨店「beach dog cafe」店主ウオズミさんの真似をして、この一足を買い、別売の中敷『マシュマロイン インソール』を

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I LOVE 海岸植物

I LOVE 海岸植物

潮風にさらされ、極度に乾燥し、水分は皆無に等しい。ビーチは植物の生息環境としては地球最悪かもしれない。でも、そんな過酷な場所であえて根をおろすスーパータフな植物が居る。

本当のところは人間にはわからないんだけど、他の種との生存競争を避けるべため、なるべく他のなわばりとバッティングしない地を選び、台風などの大波で一夜にして全滅のリスクを背負いつつ、種の継承と拡張を計っていると推察されてる。

その

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続・流木の鳥

続・流木の鳥

古物商タミゼの吉田昌太郎さん著『オルガの木靴』(目の眼)に載るおとり用鳥の模型「デコイ」の佇まいに惹かれて自分なりに、さらに素朴に流木のデコイを模作した。初めてのトライで意外と佳い感じに出来たので、調子に乗って2羽めを作ってみた。

抽象的、ミニマルな造形だった初作より実際の鳥に近いフォルム。これも『オルガの木靴』で選物され、オランダのデコイだという。具象に寄ったとはいえ作為は嫌味なく、ささっと手

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オオヤミノRUTUS

オオヤミノRUTUS

6年ほど前、ぼくは美味しいコーヒーを淹れるノウハウを学びに墨田区にある「ホソミーファクトリー」を訪ねました。講師は白河栢乃さん。ご本人は影の存在で表に出たくないと取材はいっさい断っているようでしたが、旅行社が運営するWEBメディアでの体験レポートというかたちでなんとなく許容していただきました。どうしたら雑味の出ない一杯を味わえるようになるか、とりわけ湯の温度と注ぎかたは科学的根拠に基づくもので、眼

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黒豆大福をカスタマイズ

黒豆大福をカスタマイズ

毎週宅配してもらっているパルシステムで丹波の佳い黒豆が手に入ったので、黒豆大福を初めて自作しようと思い立ちました。参考レシピはパルシステムのカタログに載っていたこちら。
レシピでは切り餅を活用してますが、ぼくは餅米を鉄鍋で炊いてすり棒でぐりぐり突いて柔らかな餅を作って用意しました。年末恒例の餅つき大会に参加しているため、餅作りには自信があったのですが、この歳でそんなスキルが身につくとは、かつては想

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葉山一色海岸アート展

葉山一色海岸アート展

今年も始まりました。葉山在住のアーティストが中心に、山と海がある町、葉山一色の魅力を表現する「葉山一色海岸アート展」が。11回目を数える今回は参加アーティストがグッと増え、いっそう見応えを増しています。

会場は従来の葉山しおさい公園内「葉山しおさい博物館」のみならず、隣りに立地するギャラリー「MOMOYAMA」では展示に加えて作品の販売も行う、なんとなんとのダブル体制。

販売はかねてから熱望し

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流木の鳥

流木の鳥

休日の朝、何げなく古物商タミゼの吉田昌太郎さん著『オルガの木靴』(目の眼)を眺めていて、おとり用鳥の模型「デコイ」の素朴な佇まいに惹かれた。

簡素を極め、ささっと素早く手軽に作ったように見える造形がとても魅力的だ。ぼくにもできるような気がして、真似したくなった。

雨上がりの土曜日。近所の「ポコパン」で翌週の朝食用食パンを買いに寄りつつ、葉山一色海岸を経て隣りの秋谷(久留和)海岸へ。

長者ヶ崎

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毎朝🍞食パン

毎朝🍞食パン

土曜日と日曜日の朝は毎週そわそわしてしまう。翌週の朝食となる食パンを近所の「ポコパン」を買いに行くのがルーティンとして心に刷り込まれているし、そのお目当てが10時の開店から早々に完売する日も多いからだ。

両日とも用事があって店に向かえない日もあるし、店が臨時休業することだってある。店は金・土・日限定の営業。自分には基本的に入手のチャンスは2日間のみだから、叶わないときはやむなく他店の食パンを平日

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三浦一族的ピクニック

三浦一族的ピクニック

昨日は三浦半島芦名、秋谷、葉山の山々をつなぎ歩きながら20kmほど山歩。ピクニック気分で気軽に歩ける低山でハイキングビギナーにはうってつけだが、途中、自分らしくマニアックなトレイル経由を差しこんでみた。

まずは葉山一色から国道を南下。芦名、浄楽寺・春の御開帳で運慶仏像5体を拝観。精緻な写実と美しさ極めた運慶の表現。さほど並ぶことなく佳い意味でコンパクトな空間にて、あんなにも間近に濃密に圧巻の仏像

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真・ワークウェア

真・ワークウェア

60歳を目前にした現在の仕事は無農薬の花畑手入れがメイン。毎日、地面を這い、泥土まみれになって雑草を道具や手で抜くのをひたすら繰り返す完全なる人力作業。

ずっと憧れだったパタゴニアのワークウェア『スティール・フォージ・ウインドブレーカー・ジャケット』。2万円超えの高級着ゆえ、最初はバイクでの通勤着としてのみ着用していたが、ワークマンの使い捨て安ヤッケが侘しくなり、万一破れてもリペアする気になれる

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