一年の価値はいつが一番高いか?[留学経験値300%アップ術 by SLOVAR vol.8]

"1年の長さなんて、1つの記事の長さと大して変わらないんだ"

今年最後の日の夕方、閉店間近のスーパで店員さんたちが半額シールを狂ったように貼っているのを見た。商品の価値は大暴落し、その様子は値段達の公開処刑のようだ。時同じくして、高騰しているものがある。残りわずかな「今年」の価値だ。多くの人たちが名残を惜んだり、今年にしがみつこうとしているので、「今年の価値」は急速に上昇していると言えるだろう。

実のところ、留学だって同じだ。留学の終わりに近づくほど、留学の時間が終わらないで欲しいと願うようになる。

理由は時間の希少性だ。


6月くらいなら、「まだ今年は180日もあるし...」と思うことだろう。だからその時点ではまだ今年に対して希少性を感じていないし、焦りや名残惜しさも感じることはないだろう。次の日も、その次の日も、まだ今年だからだ。まだ「今年であるという事実」を手にしている状態が続くからだ。

年末は違う。大晦日はもっと違う。24時間たてば、確実に「今年であるという事実」は失われる。

だから、まだ留学が始まっていないアナタ、現在留学中のアナタ、今は実感はないかもしれないけど、留学が終わりに近づくと、留学の価値が急に上がったように感じるだろう。もっと今の友人を大事にしたいと思うようになるだろう。もっと今の時間を大事にしたいと思うようになるだろう。「今は留学中であるという事実」が失われるからだ

価値というものは、常にあると思っていたものが、希少性を持ち始めたときに跳ね上がる性質を持つ。


それがゆえに、大晦日に一番その年の価値が上がるんだ。直前の365日の中に、無駄にした日はなかっただろうか?ダラダラと過ごした日はなかっただろうか?その日の価値は低くなかっただろうか?

留学の価値が一番上がる日は、お別れパーティーの時だろう。このメンバーともっと一緒に過ごしたい。ずっと友達でいたい。きっとそう思うだろう


年が明けて1月1日。不思議なことに、去年への執着はなくなっていることに気づくだろう。人ってそういう生き物なんだと思う。完全に手に入れられなくなったが、同類の新しいものが手に入ると思った時、その古い方の価値は急に0になる。2018年というラベルがついていた時間が完全になくなり、2019年というラベルがついている時間を手にした時、2018年の価値は0になる。最高点から、一気に0になる。


でも、そんなの理想じゃないはず。


あなたの理想を当ててみたい。

あなたの理想は「1日1日が常に最高の価値を持っている、そんな毎日を過ごすこと」ではないだろうか?


留学中は今回の希少性の話を常に意識しよう。今に集中し、最高の朝と、最高の昼と、最高の夜を、それぞれ1セットずつ、毎日過ごしてみよう。


ここまで記事を読んで、短いなって思った?

次の年もそれと同じくらい短かったと思うから。

1年の長さなんて、1つの記事の長さと大して変わらないんだ。


そんなのウソだ!って?


悪いけど、本当なんだ。理由は、


どんな長さを持った時間でも、過ぎ去った後は、長さを持たない点になるからだ。

線は過ごすもの。点は思い返すもの。
貴方が過ごした全ての線は、点になる。



最後に余談だが、大晦日のスーパーで商品の値段が急降下した理由を一般目線で見れば、三が日は休業で大晦日に売りきらないといけないからお客様になんとしてでも買っていただく、となるのだろう。

SLOVAR目線は少し違う。

本当のところは、商品を割引ではなく、安売りしているのではないか?本当は正当な価格で売りたいのに、時間が無くなり、定価で勝負ができないから、安売りせざるを得なくなっていると思うのだ。安売りしているのは商品ではなく、目標なんだ。利益という大事な目標を下げて、何でも良いから売り切る、という風に目標を安売りしたんだ。(注)

留学に行く皆さんは自身の心と約束して欲しい。時間を大事にしなかったため、目標を安売りせざるを得ない留学には絶対にしない。と。

貴方の留学に、敬意を込めて。

2018年末日、SLOVAR.


(注)
年末は元々大セールを行い地域貢献をするつもりだった、という店舗もあることだろう。そのため商売の世界では、必ずしも大晦日の値引きは悪いことではない。しかし、留学において、自分の目標の値引きは悪いことだ。


いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。