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25歳で学生になった。同級生は6個下。

25歳。一般的には社会人4年目。

周りの友達は、結婚をして出産をしている子もいる。

そんな歳に、会社を辞めて専門学生になった私の、

日々の様子・発見・考えること・思い…それを残したくて、

そして、同じく社会人になってから学び直しを考えている人へ

決断のきっかけになれば、何か参考になればと思い、noteを始めます。

◼︎25歳で再スタートを切ったわけ

私が通い始めたのは、ファッションの専門学校。
同じ学科のクラスの子は、大学を卒業した人しか入れないから20〜30代まで様々だけど、学校全体で言えば大半の同年入学生は高卒上がり。
早い子は19歳で始めるファッションの勉強を、私は6年遅れて始めた。

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私にとってファッションは、自分を表現できるツール。

どちらかというと大人数の中では、仲良くなれるまで自分から目立つようなことをしたり積極的に話す方ではなく、"おとなしい" "優しい良い子"って言われがちな自分。

でも本当は全てのことに意見を持っていて、強い意志もあって、
でもなかなか上手に話せない。

人見知りで話すのが苦手とか、緊張して言葉が詰まるとかではなくて、
様々な感情が折り重なってできる複雑な自分の気持ちにぴったりの表現が思いつかなくて、頭の中で探している間に黙っている時間が長くなってしまう感じ。

そんな私が、「私ってこういう人」「私が好きなものはこれ」を素直に伝えられたのが洋服。
黙っていても、着るだけで完成する表現。だから洋服が好きになった。

そして、「ただの洋服好き」から、「ファッション業界で働きたい」と思うようになったきっかけは、大学3年の夏に始めたファッション系メディアでのインターン。
それまで知らなかったたくさんのブランドを知れたし、自分で作ったコーディネートを発信して読者が「かわいい」「おしゃれ」って気に入ってくれたのが嬉しかった。

けれどいざ働くとなるとファッション業界で何がしたいのか ー 売りたいのか、企画したいのか、作りたいのか、買い付けたいのか。
その答えが出ないまま就活が始まり、結局その答えは見つからないまま、大学で専攻していた英語を活かせる外資系企業に就職をした。

◼︎社会人生活を過ごした3年間

就職した先は、化粧品会社。ファッション業界ではないけれど、ファッションショーなどでメイクは必須だし、勤めている過程でファッション業界の人と知り合えるかな、と思っていた。

でもいざ勤めてみると、内勤だった私は外に出る機会も、他社の人と知り合う機会も全くなかった。髪色や服装は自由だった分、毎日好きな服は着ていたけれど、仕事の中でファッションの外的刺激を得ることは一切なかった。
そして毎日、ただただファッションにおいての満たされない思いばかり募っていった。

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そうして一年が過ぎ、社会人2年目が始まった4月1日。

「あ、私来年はもうここに居ない。」

本当に直感的にそう感じた。そしてふっと答えが見つかった。

ファッション業界で何がしたいのか ー 洋服を作りたい。

◼︎入学をした今、思うこと

いきなりすっ飛ばしたけれど、社会人生活で起きたことや葛藤、
退職→入学までの準備については長くなるので次のnoteに書くとします。

そして今、既に学生生活が始まって5ヶ月経って、一番強く言えるのは
「この決断に一切の後悔はない」ということ。
どうしてもっと早く来なかったんだろう?とも思います。

もちろん楽しいことばかりじゃなく、辛いことも多いです。でもその辛さが全く苦にならない。毎日挑戦が絶えないことがとっても嬉しいし充実してる。

入学を考えている時はいろんなことを不安に思ってた。
一番は、年齢のこと。「今更始めても遅いかな」「若い子の中で浮くかな」
そんなことを悩んでた自分に今ならはっきり言える。くだらない!!

だって19歳の時の自分はまだファッションへの確固たる思いがなかったんだし、それに気が付けたのが社会人になってからなのはもう仕方がないこと。
それよりも、人生で常に今この瞬間が一番若くて、これから何かを始めるのに今が一番早いタイミング。成功を左右するのは若さじゃなくて熱量。

きっとこれからあと数年経てば、リカレントはもっと当たり前になってくると思う。そう考えたら、私は社会人をドロップアウトしたんじゃなくて、時代を先駆けてる、って思える。そういう挑戦をしている自分の決断を疑うより、今この生活を手に入れている自分を誇りたい。

誰だって、いくつになってもやりたいことがあって、それを妨げる権利は誰にもない。人生で通っていい大学・大学院・専門学校が1つだけ、ってルールもない。
だから夢があって、たとえその夢が今自分がいるフィールドと全然違っても、その理想の世界の知識や技術がゼロでも、やりたいと思うなら飛び込んで欲しい。飛び込むべきだと思う。
今、ハラハラドキドキする挑戦を経験するか、挑戦をしないで先の人生でずっと後悔し続けるか。私は絶対前者がいい。


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