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【鹿公園じゃなくてムササビ公園!?】

奈良公園といえば鹿。ですが、鹿以上に多いかもと密かに噂されているのがムササビなのだ。実際の数は知らないけど、ムササビを探そうと決めたその日にムササビを発見できたくらいだから、きっと数は多いんだろう。

ムササビは日本の固有種で夜行性、ネズミ目リス科の哺乳類だ。ネズミ目の在来種の中では最大級だけあって、思った以上にデカい。尻尾も長いしね。

最初はムササビがグルルルルと鳴くだけで興奮し、目の前を飛ぶと追いかけずにはいられなかった。( 飛ぶと言うと間違いだ。高いところから今いる所よりも低いところへの移動、「滑空」の方が正しいかな。)
が、今は懐中電灯で照らして目が光ると「ああ、なんや。ムササビか。」で終わるようになってしまった。慣れちゃうとこんなもん。
だけどムササビはかわいい。思ったよりデカいけどかわいい。

奈良公園にもお気に入りの森にもムササビはあちこちに住んでいる。
気を付けて森の中を見ていると、まるーいきれいな穴が開いている樹がたくさんあるはずだ。入り口がツルツルと縁が丸くなっていればいるほど、中にムササビが住んでいる可能性は高い。ムササビマンションかと思うほど穴がいくつも空いてる樹だってある。

日暮れ頃に穴の下でそっと待っていると顔を出すムササビ。
グルルルルと独特の声を出したら飛ぶ合図。だいたいそう。別の木にいるムササビ同士会話しているかのように鳴き交わして木から木へ飛び移る。

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明るい時間に観察していると、だいたいムササビが飛びつく樹が分かるようになる。高い樹の、真ん中あたりの樹皮がささ剥けているような木はだいたいムササビが飛びついた爪痕だ。その樹の向かいにある、あの樹から飛び移ったんだなぁと想像する。楽しいね!

発情期が初夏と冬の2回あるらしい。だから、森を見上げれば追いかけっこするムササビを見れるんじゃないかなぁ。耳を澄ませば、ムササビが木々を飛び交う枝や葉っぱのざわめきだって聞けると思う。オス同士の激しい喧嘩だって目撃できるかもね。

これから夜の森は騒がしくなりそうだ!




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