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仕事においての青春とは Vol.73

近頃立て続けにうちのスタッフから
「下町ロケットのように戦うのってかっこいい!」とか
「仕事になった途端、部活のような情熱にならなくなる」とか
言われたもんで、お題をもらった気分で今回はそんな話をちょっと書きたいとを思います。

前回は俺がモテたいがために、キックボクシングをやってるっていう、運動+昔話 だったから今回もそんな感じで高校生のバスケ部の話をちょっと共有しながら書くね。
誰が聞きたいんだ?って質問は無しね(笑)


学生時代に夢中になったもの

小中といつも並び順が一番前ってぐらいチビだったから、姉が「バスケをやると背が伸びる」って勧めてくれてバスケ部に入った。

勉強ができない俺は部活が唯一の居場所だった。

NBAでマイケルジョーダンやマジックジョンソンが、ドリームチームを組んでオリンピックに出たときは興奮したのをいまだに覚えている。
そのあとに描かれるバスケ漫画のスラムダンクにもずいぶんとハマった。

マイケルジョーダンになりたいし、流川楓にもなりたい。
(今の髪形はぐれてる時のみっちーだけど・・・)
俺はそんなどこにでもいるようなバスケ小僧だった。

偏差値が39で都立全寮制の男子校という、なかなか男前の高校で俺はバスケ部に入った。

弱小チームでいつも都大会で1、2回戦で負けちゃうレベル高校だ。そんなチームなんだけど、それでもメンバーは切磋琢磨して頑張って勝つために練習を繰り返した。それは真剣だし、必死だった。

時には
意見がぶつかって喧嘩したり
話し合って感極まって泣いたり
ケガしたメンバーを気遣ったり
上手く行かない時に慰め合ったり

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あの時は報酬など一円たりとも もらえない。
だけど、皆 必死に自分の成長のために
部活以外の時間を使って筋トレしたり、走ったり自主トレをした。

まさに青春そのものだ。


部活と会社のちがい

懐かしいあの時代をふとこうやって思い返したときに、あの情熱やエネルギーは今働いている大人の俺たちにどこまであるのか?

疑問がよぎった。

どことなく食べるために働く人、いわゆるライスワークをする人たち
成果を気にせずに時間でしか自分のお給与を考えられない人たち
壁にぶつかった時にすぐ組織から逃げちゃう人たち
同僚を庇うのではなく、他責を簡単にする人たち・・・

高校(大学)の部活の時はお金なんてもらってもいなかったのに。

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なんで会社という枠組みになった途端
チームメイトの意識はこうも変わるのか?


部活動などは 
共通の趣味で
限られた仲間(3年間ほぼ固定)
限られた時間(卒業まで)
明確なミッション(県大会やインターハイなど)
があるから??

ん??
待てよ。

そもそも会社では、仕事は仕事の人間関係として区切ることが最近の常識かもしれないけど、どことなく距離感があって言いたいことも言えない中途半端な関係が多いように思う。
まぁ~ やりにくければ転職すればいいんだろうけどさ。

でも、そんなので 
仲間に対して本気になることってあるのかな??
て思うわけよ。

限られた時間の制約もきっと、
事業計画で言うと達成させる期限なんだろうし
明確なミッションで言えば
リーダー(社長)が思い描くゴールの共有なんだろうし。。

こう考えると、
あの時の青春にたくさんの組織(チーム)つくりのヒントが隠れてるもんだって思う。

前に似た記事を書いてるから これもよかったらどうぞ。

大人になって選択肢が増えすぎて、何となくでもご飯が食える日本に俺たちは たまたま生まれたから、気にしていない人も多くいるかもしれないけどね。


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会社は学校じゃねぇんだよ!ってドラマで言うものの、そんな学校の部活で起こってる競争の世界は、俺らが戦うべき社会競争のそれとは本質的には何も変わらないことばかりだ。

あれだけ、弱小なバスケ部にいた俺だって、当時はもがきながら真剣に汗を流したんだ。あまり勝てなかったのは 俺ら、以上に真剣に汗をかいてきた人たちがいたからだ。
それだけの話だ。

稼ぎたい、役職を上げたい、評価をされたい、組織をデカくしたい、社会に影響力をもらたい・・・・


それぞれが思い描くことがあると思うけど、それでまだうまく行かないのは
それ以上にほかの人が頑張っているからだし、頑張り続けているからだよ。

一人で頑張り続けるのはすごく意志が強くないと出来ないけど、真剣な仲間と一緒なら頑張れるよね。
部活のようにね。



若いころに、リーダーのお仕事は 
「組織の文化を作ること」
「ゴールを明確にすること」
だと言われた。


真剣な仲間を作るという意味で、
この言われたことを改めて嚙みしめたいと思う。