MINDSET「やればできる」の研究 読書アウトプット
本の概要
この本は、「信念」が人生にどう影響するか。
能力にどう影響するかを伝えると同時に、必要と感じるなら
変わるきっかけを与え、人生を良い方向に
変化させてくれるであろう
「信念」を与えてくれる本だと思います。
それはすなわち、本書で言う「しなやかマインドセット」
固まっていない、しなやかな信念のことです。
それを身につけるためにはどうすればいいかを。
様々な人の例を多数出して解説しています。
私がこの本を買った理由
信念がどう影響するかが知りたかった。
読書家であるビル・ゲイツが推薦していたから
メンタルを変えることに興味があったから。
信念をよりよく変えて人生を楽しみたいから。
かなり有名な本であり、スタンフォード大学の
心理学教授で、教育や知能についての研究をしている
デュイック教授の書かれた本。とても気になったので
買ったみた。
また、周りの友人や知り合いからの評判もよかったため。
どんな人におすすめの本か
人生は才能や天才だけが勝つと思っている人
人生を変えたいと思っている人
人を元気づけたいコーチや先生、対人支援職をしている人
子を持つ親。
自分の能力に自信が持てず挑戦できない人
ほぼすべての人が読んでためになる
本だと思います。
字も大きく読みやすいですし、優しめだと思います。
特にコーチ業や学校の先生にはぜひ読んで欲しい内容と
なっています。
努力が大切。脳は変えられる。それを頭に入れるための本です。
硬直マインドセットとは
才能こそ全てであり、才能がないとできないと思っている
人の評価が全て。他人に褒められなければ価値がない。
自尊心を守るために挑戦や失敗を恐れる心。
自尊心を守るために失敗を他人のせいにする心
一度挑戦してだめなら諦めてしまう心
天才に努力は不要と思っている心
結果が全てと思っている心
本書では、さかんに「硬直マインドセット」から
抜け出して、しなやかマインドセットを身につけることが
推奨されています。
硬直マインドセットは、褒められることが大事なため、
自尊心を高めるべく、難しい課題に挑戦しなくなり、
そのため成長できないのです。
また、持って生まれた才能が全てなため
最初少し出来たら、もう自分は才能があるから
努力することを怠ってしまう。それどころか
努力することは才能がないことを証明することに
つながるので、努力自体を避けるようになってしまい、
できなくても「まじめにやっていないからだ」と
自己擁護に走ってしまうのです。
しなやかマインドセットとは
挑戦し、失敗しても「学び」を得たことに価値を感じる心
脳は筋肉と同じで、使えば伸びる。努力が大切という信念
自分は特別ではなく、努力しないとだめと思っている
失敗を学びのチャンスと思える心
人の評価よりも、学び成長することを目的としている心
心に残った一節
ガーフィールド高校という、ロサンゼルスで当時最低レベルだった高校があり、メキシコ系のスラムの子供が多かったが、そこに赴任してきた先生がしなやかマインドセットの持ち主で、この高校の数学のレベルを、全米トップレベルにまで高めた。このことから、潜在能力が過小評価され知能を開花させられていない生徒がいかに多いか。
どんな子供でも、学力を伸ばせると信じている。
学校の先生が「できない子供に教えてもできない」と思い込んでいると、実際にそうなり、「できない子供でも、教えればできるようになる」と信じている先生の教育を受けた子供は、学力の伸びが良かったというデータがある。
このことから、やはり信念は自分どころか、周囲にも良い影響を与えることがわかる。
私が実践すること
苦手だと思っている「話すこと」に挑戦し、努力する。
挑戦する時は「成長のチャンス」と思うこと。
難しいことにチャレンジすること。
人並みには必ず努力次第でなれると信じて努力する
夫婦関係も努力次第。向上にむけてうごく。
感想
この本では、「努力すれば才能は伸ばせる」という信念を
しなやかマインドセットとして伝え、数多くの例を元に解説しています。
私がこの本を読んで感じたことは、「才能」や「得意なこと」だけしていればいいのではなく、どんな人も、ある程度のところまでは必ず努力次第で能力は伸ばせることです。
そして、その「ある程度のところ」というのは、実は意外にも高レベルだったりします。確かに向き不向きはありますが、脳は筋肉と同じで使えば伸びます。それの伸び代の違いだけ。
努力が大切。やればできる。やらなければできない。
この信念こそが目標達成やスキルの獲得には大切だということが改めて分かりました。
自分にも子供が居ますが、「成果を褒めず過程を褒める」ことで、やりたいことに対して果敢にチャレンジできるような子供になって欲しいと強く感じた。とてもよい本でした😊
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