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【業界別】廃棄を持ち帰りたいバイト先リスト

学生時代、お寿司屋さんでバイトをしていた。
回らないやつ。高いとこ。この話をすると、

「え!?じゃあ握ってたの!?」

と言われることがある。僕の握ったスシが2万円のコースで出されてたら一大事だ。この世の終わりだ。

生魚は日持ちしない。ので、板前さんは営業後、僕に豪華な海鮮丼を振る舞ってくれた。美味しかったなああれ。余ったネタ、捨てるのもったいないもんね。

今日は、いろいろな仕事で「余るモノ」に着目してみる。

題して

廃棄を持ち帰りたいバイト先リスト

見切り発車でいってみよう~。

①学習塾(持ち帰れるもの:偏差値)

冬到来。受験シーズン。僕もかつては幽霊のような顔で塾に通っていた。塾にとっては稼ぎ時である。

だが、春になると偏差値が余ってしまう。もったいない。

これは内緒だが、先生たちは廃棄になった偏差値を毎夜持ち帰っている。缶ビールのおつまみにして学力を上げている。

②神社(持ち帰れるもの:大吉)

僕の知り合いに、巫女がいる。といっても、年末年始限定のアルバイトだ。
非正規雇用の巫女。なんだかワクワクする。
初詣は大繁盛。大忙しだそうだ。

以前おみくじを引いたときふと思った。
ここで引かれなかったおみくじたちはどうなるんだ?
凶はともかく、大吉はどうなる?捨てられちゃうのかな。もったいない。

巫女に直接聞いたわけではないが、おそらくだ。
彼女たちは廃棄になった大吉を持ち帰っている。
ほろよい片手にアメリを観ながら大吉を引き、運気を上げている。
十中八九間違いない。

③マッサージ店(持ち帰れるもの:もみほぐされ)

最近、街でよく見かける看板。

もみほぐし 60分 2980円

安くもみほぐされる時代になったものだ。僕が若い頃には考えられんぞ。
とはいえ、こういうマッサージ店には入ったことがない。なんか怖いから。

看板から察するに、3000円払うことでもみほぐしを貰えるっぽい。
いやいや、もみほぐすのはたぶん店員だ。僕が貰えるのは「もみほぐされ」だ。店員はお客にもみほぐされを提供していると考えられる。

見た感じ、あの店には全然お客がいない。閑散としている。
きっと大量のもみほぐされが余っている。もったいないな。

間違いない。店員たちは廃棄になったもみほぐされを持ち帰り、適宜もみほぐされている。やりたくない友人代表スピーチの直前に使っている。ずるい。


いかがでしたか。こういう視点でバイトを選ぶのも楽しいかも。
ぜひ参考にしてください。ばいばい。

「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。