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前略:フォロワーの皆々様。

 中の人は「魁!!クロマティ高校」が好きだった(一度こういう始まりでブログ記事を書いてみたかった)ので、こんな始め方から始めようと思う。

 ども、ジュリアンです。
 3月はじまりの頃からTwitterの更新をぱったり止めました。あまりそういう事で記事を書いたり「止めます」と書くとかまってちゃんと勘違いされるので一ヶ月近くは(こことは別のブログ以外には)黙ってました。
 そしておそらく今後もメインで使ってたTwitterのアカウントに復帰予定はありません。ただ、アカウントは一応生存確認用として現状残してはいますが、特に残しておくメリットも今現在感じてないので、そのうちふっとアカウント削除をするかもしれません。

 なんで突然Twitterを辞める決意をしたかというのは、まあそれまでに考えていた事を実行に移そうと思ったからですかね。
 その大まかな点は、
1.Twitterに絵を載せたり告知をするメリットが感じられなくなった
2.自分と自分の描いたもの、作品を守りたかった
3.中の人の環境が変わる
 
 …の三つですね。特に重視したいのは2にある
「自分と自分の描いたもの、作品を守りたかった」
 これが大前提です、1は2に付随するし、3は関係ないですがいちいちTwitterに自分の状況を呟いたところで、画面の向こうの人が助けてくれる筈もなければ自分の内政干渉をされる筋合いもないからです。

 でもじゃあなんでわざわざNoteに書くのかは別にフォロワーさんにアピールするつもりではなく(Twitterにリンクを貼る予定もないしな)、自分の意志決意を示すためのNoteです。決して引き留めて欲しいとか、辞めないでとか言ってほしくて言ってる訳じゃないです。そこの所ご承知おきください。


1.Twitterに絵を載せたり告知をするメリットが感じられなくなった

 自分は二次創作でイベント参加(主にコミケ等)に参加してますが、元々がフルタイムで勤務しており、一日の大体が仕事と帰ったら原稿、というサイクルで回ってます。なので殆どTwitterでの交流は(自分からは)しませんでした。する暇もないといった方が正確かもしれません。
 まあそういう奴なので、基本今迄使ってたTwitterは壁打ちみたいなスタイルで、イベントの告知も、新刊サンプルも、表紙やノベルティの絵も反応する人はフォロワーさんの総数の0.2%程度でした。それについては自分が交流を出来ていなかったので、何ら不満は感じてません。
 イベントがオフシーズンの時は落書きや描きたいもの、大好きなミニチュア制作の工程などをTwitterにアップしたりしてましたが、それもまあ大体反応するフォロワーが0.2%位。勿論バズったりする筈もなく、大体つくのはイイネ一桁程度。

 そんな事を繰り返すうちに、おや? と思うようになったんです。
 あれ? 壁打ちだから無反応なのは仕方ないとしても、これTwitterに上げる必要なくね? と。

 自分の過去記事見ると分かりますが、TwitterのイイネやRTの数に反比例してイベントでは頒布数はそこそこ出てます。決して多くはないですし、昨年のコミケでは例年に比べると惨敗レベルではありましたが、決して売り上げが0円ではありませんでした。全部買いしてくださった方もいらっしゃいましたし。

 つまり、Twitterでわざわざ告知画像やサンプル等を載せようが載せまいが、一定の数は売れるという訳です。
 なら、Twitterをやろうがやらまいが、告知画像をTwitterでアップしなくてもPixiv等で上げておけば新刊情報やサンプルは載せるから、そっちで見ればTwitterで無反応のままネットの海に画像を流すメリットがないんじゃないか、という考えに達したのが、理由ひとつめです。

2.自分と自分の描いたもの、作品を守りたかった

 そして最も自分がTwitterを辞めるきっかけになった理由がこちら。
 自分と自分の描いた作品を守りたかった。
 これは詳細に言えば、
「自分のモチベーションと、自分が描いて出してきた同人作品の価値をTwitterという数の暴力に押しつぶされたくなかった」というべきでしょうか。

 自分は過去記事で、
Twitterの反応は交流によって変わる。そしてそれらに絵描きは常に一喜一憂する
 と描いてます。今でもちまちまイイネがついて気付いたら100近くまで溜まってたこちらの記事です。

 この記事書いて二年経ちますが、未だにイイネが付くって事は同じことを考える人がそれほどまでに多いんだ、と実感させられます。
 そしてこんな偉そうな(;^ω^)記事を書いた自分もまた、数字という数に一喜一憂させられてきたのです。この二年間。

 自分はこの二年で数冊同人誌を出して、有難いことに素敵な感想も数件戴く事ができました。本当に本当に嬉しかったです。
 勿論自分も読んでて面白い、心躍る同人誌の本には感想を送るようにしてます。心動かされる本は本当に素敵で、読んでて楽しくなれるからです。

 …でも、Twitterでは告知画像やサンプルへのRTやイイネの数は誰でも見れてしまう上に、その数で判断する人も少なからず存在します。
 某二次創作掲示板でも、Twitterの反応がいい本は売れ行きがいいから先に買うべきか、とか、反応が少ない人は在庫を抱えるから買うのは後回しでもいいのか、とか大分酷い事を書いてるトピを見かけます(笑)。それだけ数の暴力というのは圧倒的に強いのです。

 けど自分は基本日中は多忙でTwitterなんぞに貼り付いていられない。
 呟くことも少ない。
 反応もリアルタイムでできなければ、交流をする時間もあまり取れない。

 でもここで反論する人もいるでしょう。
私だってフルタイムで働いているし、残業もしてるけど交流はばっちりやってて欠かせないよ。交流を怠ってるのはあなたのせいじゃないの」と。
 ええ、仰る通りです。自分が努力不足なのはわかってます。わかっているから自分はTwitterを辞めようとしているのです。
 交流をするのもいいのだと思う。
 けど自分は交流をする暇があったら絵を描きたいし、原稿を少しでも進めたい。
 もくりとかで喋りながらやる事もできるだろう、けど自分は作業イプをかつてはしょっちゅうやってたが、あれは捗りますか? と言われたら首をぶんぶん横に振る。
 喋る事に気を遣う(言う言葉に気を遣う)ので原稿の手が止まりがちになるのだ。自分だけかもしれないが。

 それに、絵を描くというのは孤独な作業だ。一人でネーム、構成を考え、それを原稿に落として完成させていく。自分だけしか出来ない作業だ。
 その孤独を紛らわせるためにもくりやスペースなどを使うのだろうが、俺だったら絵の作業配信などしてた方がずっとましだと思ってしまう。
 良し悪しは人それぞれだが、いちいち喋りながら作業をするというのはどうしても頭が会話に向いてしまいがちになるからだ。
 そしてそんな交流の有無や作業会話等の交流によってTwitterの絵の反応は大きく変動する。これはもう揺るぎない事実であり、交流がない奴は無反応もしくはイイネ程度に留まり、交流があるやつにはRTイイネを押して、かつ載せたモノへの反応も忘れない。

 そんな努力は、果たして絵や自分の出す本にとって、メリットはあるのだろうか。
 そしてそんな努力をしないと、自分の絵や本に対して反応がない、買わない、というのは自分が求めてる同人誌活動の在り方とは違う。

 確かに交流を求めるために、かつて──ネットがまだない平成初頭の頃の即売会での参加きっかけというのはあった。自分もそうだった。
 でも今は? 交流の為に同人誌なんて描かなくたってちょろちょろ落書きを載せて、それに反応したり感想言ったりすれば交流のきっかけになれるのだ。たとえそれが未完成だろうが完成形だろうが。

 そんな数の力で、自分の本の価値を決めてもらいたくない。
 自分はそんな事の為に本を出し続けてる訳じゃない。

 俺は自分の出す本については、色々ありますが、物語、ストーリーだけは誰にも負けないと自負してます。
 元々話を考えるのが好きで、一時創作のネタもいくつか温めてあったりもします。あまり人が思いつかないような話、突拍子もないギャグ、ラブコメ等を思いつくとニヤニヤしたり描きたくて仕方なくなったり。

 だから、買ってくださった方がよかったです、すごいいい話でした、と話の感想を言ってくれるととても嬉しいです。
 描いてよかった、そう思えるわけです。絵はあまり上手くないので(笑)。

 だけど自分は交流をしてない壁打ちですから、RTイイネの数を見た人によっては、やっぱりこう思う人がいる筈なのです。
「反応少ないな。買うのやめておこう」
と。

 中身を読んでもいないのに、数字数桁だけで自分の出してる本を評価されるなんて、真っ平ごめんだ。

 だから、数の力を誰でも見れて、誰でもその数で評価を下してしまう、Twitterは自分と自分の作品にとっては合わない。
 そういう結論に達しました。

 負け犬かもしれません。交流を怠ってるお前が悪いと言われたらその通りです。
 でもそれもまた、俺の中では俺が求める交流という在り方とは真逆の位置にあるんです。
 Twitterは合わない。
 そう思って、アカウントを離れる事にしました。

3.中の人の環境が変わる

 まあこれはどうでもいいんですが、中の人の住環境などが今後変わるので色々精査みたいなもんですね。それ以上の理由はないです(笑)。


 Twitterのメインアカウントは10年、お世話になりました。
 まだアカウントは残してますが、自分で描いた絵や本の告知などは全部削除して、ほぼ放置状態にしてます。
 放置に入るとフォロワーがぽつりぽつりとフォローを解除していくのですが、そのぽつりぽつりと解除していく人は自分の何を今迄見ていたのかな、と思う事しきりですが、まあそれを知るのはその人のみですね。
 今迄フォローありがとうございました。

 Twitterはメインアカウントは止めますが、まあ完全に辞めるってわけじゃ無くて、殆どフォロワー0人で見たい人しかフォローしてないアカウントを使ってますが、それもほぼ呟かない(呟きたい時以外は)ので、実質今は殆どTwitterから離れてます。
 ものすごく快適です。あーこんなに楽だったんだ! と(笑)
 SNSを辞めたいと思ってもずるずる続ける人が多いでしょうが、一度辞めてみるとすごい心が落ち着くなあと思うかもしれません。
 止めてからPixiv等に作品UPしてますけど、反応は今までとほぼ同じか少し反応が増えました(笑)。
 今はDAとPixivで作品や新刊告知などをしていく所存です。
 DAいいよDA。自分は海外ゲーム作品で二次やってるので、ファンアートとして載せてますけどPixivやTwitterなんか目じゃないくらいコメントや反応が来ます。おすすめです。

 あ、それと、最近くるっぷという創作SNSも始めました。まだ自分が活動してるジャンルでは自分以外いませんが(笑)、こっちではPixiv同様に告知やお品書きなどアップしていく予定です。招待制? SNSらしいので自分の正体リンク載せておきます。興味ある方は是非!


 Twitterの数の暴力に苦しんでる方の少しでも助けになれたら幸いです。
 SNSは付かず離れず。適度な距離感で運用していくのが自分は一番楽じゃないかと思ってます。画面の向こうに居るのもヒトですから、尚更。
 
 勿論それが正解という訳ではないし、何が正解か間違いかなんて一概には言えませんが。
 辞めてもそんなに自分は不利だなあとか、今の所感じてないです。
 合う人はやればいいし、合わないと思ったら少し離れても大丈夫。

 そういう気概で、SNSと付き合っていくのがいいと感じる今日この頃です。

中の人の大好きなミニチュア製作をパパマクで遊ぶのが最近の楽しみ。