詣でるだけじゃない話
あけましておめでとうございます。
だいぶここでの報告が遅くなりました。コミケ参加後の正月休み明け前に風邪をこじらせてしまい、正月明けが厳しいスタートとなりましたがとりあえず今は元気です。まだ完治はしてないけどね。
まぁそんな報告をするために記事を書いた訳じゃなくて……タイトル通り、今日初詣に行ってきたんですけど、その帰り道に遭遇した事で、ちょっと、というかかなり、自分の心がざわざわした事を。
自分は毎年同じ神社に初詣に行ってます。七五三の頃からそこに行っているので、そこで毎年報告をして、家族の無病息災をお祈りして、絵馬を書いてからおみくじ引いて、といった流れで毎年参拝してます。
勿論今年も絵馬を書いて、お願い事を掲示しておきました。最近はふくろ絵馬なんて洒落たもの(中身が見えないように配慮してるのかもしれませんが)があるんだなぁ、と思いながらそれを買って毎年同じ願い事を書いて、絵馬を掛けて帰ってます。
おみくじは毎年大体吉ばかり出ますが、今回も同じでした(笑)
的屋さんの並ぶ参道を抜けて駅に続く横断歩道を待ち、信号が青になって渡った直後の事でした。
「いたっ! ……なにすんのよぉ」
自分は空を見ながらぼつぼつ考え事をしていたため、その瞬間は見てないのですが、その声にはっとして前を見ると、少し前を歩いていた年配の女性がどうやら子連れのお母さん(の荷物か何か?)にぶつかったようでした。どちらからぶつかってきたのかはぱっと見、分かりませんでしたが、年配の女性の声の様子からするに、親子の方がぶつかってきたのかな、となんとなく思っていたら、
「なにすんのよ、ってこっちの台詞じゃない」
ぼそっ、と声を出したのは子連れのお母さんの方でした。
その瞬間、え、それ言っちゃう? って内心驚きました。
その後、特に何もなく自分は駅に向かって歩いていたし、後方でいがみあう声も聞こえなかったから、多分お互いがやり過ごして去ったのだと思います。
が。
俺の心の中は、すこし傷ついていました。
なんでお前が傷つくんだよって思うかもしれませんけど、
自分の中で「え、それ言っちゃう?」って思った事自体に傷ついたのだと思います。
ぶつかってきたのは、どちらの方か、わからない。
それでも、人にぶつかったら、何をするか、大体わかりますよね?
「ごめんなさい」「すいません」
これが、適切な言葉だと、自分はずっと思ってました。
けど、子連れのお母さんの言葉は、「なにすんのよ」だったのです。
これが、自分には予想外でした。
そういえば、と、歩きながら思い出したこと。
前に通勤中、ちょっと男性同士の持つ鞄か何かがぶつかったのか、よろけた男性が後方の男性に文句を言っているシーンを見たことがあって。
その時、ぶつけてしまった男性は、謝っていなかった。
多分、ぶつけられた男性の怒鳴り声に委縮してしまったのかもしれないけど、謝ろうとはしなかった。
だから結果、その場で険悪なムードになってしまって。
駅員さんがすっ飛んで走ってきたのを横目で見ながら、自分は会社に急いで向かっていた場面に遭遇したのを。
謝らない人が増えているのかな? と思いながら駅について、電車に乗って、駅について、ちょっと買い物を、と大きい駅構内を歩いていると、今度は子供が自分にぶつかってきました。おっぱいにぶつかって、痛かった(笑)子供(少年)は得したかもしれませんねww
しかしこんな偶然もあるんだなーと思いましたけど、その子供は走ってきて自分にぶつかってきたのに、謝りもせずそのまま走り去っていく有様。
さすがにとっ捕まえてどうこうするつもりはないですけど、そんな子供を横目で見つつ、
「あー……あのお母さんの子供も、いつかこんな子供になっちゃうのかな」
などと考えながら、帰路につきました。
勿論、お母さんと年配の女性の件は自分が発端を見ていないので、どっちが悪いとは言えないのですけど、
どっちが悪いとか良いとかじゃなくて、人との関係や、社会での円滑な生活を送るためにも、ありがとう、や、ごめんなさい、は、言える社会じゃなきゃいけないんじゃないのかなあ。
そう思いながら散歩してのんびり歩いていたら汗かいて汗が冷えてまた風邪がぶり返しそうな、三連休の初日でした。おわり。