富山に移住したデザイナー・10年ぐらいぶりに作品を載せたHPを作る
10年ぐらいぶりに作品を載せたHPを作りました。
2015年夏。8年半前に知り合いが一人もいない富山に移住してきて、まさにゼロから始まった富山でのデザイン業ですが、移住してから10ヶ月、第2回立山クラフト会期中の交流会で代表の佐藤みどりさんと知り合い、ほとんど同じタイミングで前田薬品工業の前田大介社長と知り合い、一方でd&department で、めちゃカッコいい角谷さん（五割一分の代表）のトークショーで、登壇者への質問と見せかけ、ステージ横にいたスタッフに質問するという暴挙に出て知り合った五割一分のかねさださんが、ほどなくして富山で活躍している建築家の人たちと食事会を企画して紹介してくれて、齋田さん、種昻さんや庭師の山崎さんと知り合って、移住後1年が過ぎたあたりから、少しずつ仕事の相談をもらえるようになりました。でもまだそれからまた1年ぐらい（計2年ぐらい）は、富山では仕事という仕事はなくて、もがいていたように思います。
やることがない時は、富山のキャンプ場をカッコよくリノベーションして、都心からツーリストを呼ぶという企画書を作って県の部署に持ち込み、言ったところで企画を上に通していけるはずもない、外れくじを引いてしまったご担当者に、必死に食らいついていたような思い出もあります。その時はプロポーザルなんて単語も知らなかった。
でも、多くの方がとても優しくしてくれて、違う方法で何かできないか考えてくださったり、管理を担当している会社に繋いでくださったり。その優しさが、その時はまだ富山で何もできていない自分だけど、まだこれから何かが起こるのかもと、私をここに引き止めてくれていたチカラのように思います。
JAGDA（日本グラフィックデザイナー協会）の富山支部にも救われました。
富山にはクライアント不在なので、誰かのためにデザインすることが叶わない中、年に1度の展覧会を開いていたので、そこへの参加をモチベーションに4年に渡って、4回ほど出品しました。忘年会などの会合にも参加させてもらうことで、デザイン業界周りに知り合いも増えていきました。
デザイナーの移住者なんて、ナゾキャラそのもの！？
今まで、作品をまとめて出していなかったのは、まとめて出すほどの富山での作品が無かったのと、デザイナーの移住者なんて、ナゾキャラそのものだと思って、少し恥ずかしかったのかもしれません。そんな私の作品サイトですが、素晴らしいことに、ここに載せた9割以上が移住後に手掛けたお仕事、作品でまとまりました。
数年前、建築家の種昻さんからの紹介が元で南富山に縁ができて、2023年7月から南富山の駅前のビルでオーナーの高木さん、種昻さんとわたしの三人で月イチのイベントを始めて、ありがたいことに毎回のように来てくださる人もいて、上述のように富山になかなか縁ができなかった過去の自分を振り返り、このタイミングで縁をもらったからには、この先もっと沢山の人とも知り合い、仕事をしたいと思い始めました。
縁あってお世話になった皆さま、本当にどうもありがとうございます。
HP開設
さぁ、ということで、この投稿（HP開設）をきっかけに、自分が何者かをもう少し分かってもらい富山での活動をもっと広げていきたいと思っています。
富山に来てからのデザイナーとしてのテーマは、「よりそう」です。相談や雑談から始まって、立ち上げから関わっているブランドさんは、ほとんどの事業者さんと今でも繋がっていて、何かあったらいつでも相談してもらえる関係を築いているつもりです。
夢を持って事を起こしたい。
事業展開の企画はあるが、商品群の見せ方と伝え方を相談したい。
展示会などでしっかりとしたプロモーションを仕掛けたい。など
デザイン報酬の前に、やりたいこととか、なりたい姿のようなお話しを伺うことから始めますので大きい小さい関係なくお問合せお待ちしています。
メールベースでのご相談はいつでも受け付けています。
これまでにお世話になった方々、この先お知り合いになる方々、どうぞ富山のデザイナー、ナミエミツヲをよろしくお願いいたします。
この記事のバナーに使っている写真は、以前2015年までHPに掲載していた作品です。お気に入りの1枚
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