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握髪吐哺


皆様、こんにちは。

SBI大学院大学の学生会会長の宇野と申します。

あっという間に12月になってしまいました。

想えば、今年1月に日本で初めて感染者が出て、コロナが騒がれ出し、

2月、3月と一気にコロナショックが起きるほど、一年中コロナの年になってしまいました。

接客業やサービス業を営んでいる方にとっては青天の霹靂のような1年だった思います。

私の会社も医療機器関連の売上が下がっており、危機感があります。

どっちにしろ、こういう状況で柔軟に対応できるポートフォリオや他の収入源を持っていないと、この乱世を乗り切ることはできないでしょう。

しかし、このような大変な状況であってもできる事はあります。

それは素晴らしい人物と出逢う事です。

noteを通じてでも、オンラインイベントでも良いです。

素晴らしい賢者と出逢う事で、自分に新たな知識や縁が生まれ

生きるための知恵を授かることができるからです。


今日のタイトルにある握髪吐哺という四字熟語は

あの孔子が最も尊敬していた人物である、

周公旦が、来客があった際には洗髪中でも洗いかけの髪を握りながら、食事中には口中の物を吐き出してでも、すぐに接見したという故事から生まれた言葉です。

これは、熱心に有能な人材を探し続けることの例えとされています。

もし、自分が何か有事をしていて、予定もしていなかった来客があった際に断らずに人と会うという事は、現代風で考えますと、突然でも優秀な人と出逢える場や、イベントなどがあれば、他の事を投げだしてもそちらを優先するという事になります。

周公旦は孔子が居た紀元前500年前よりさらに500年も前に生きていた人物とされています。孔子がもっとも尊敬し、夢にまで出てくるぐらいの徳の高い人物です。その素晴らしい人物が今から3000年も前にこのように優秀な人材を得る事を優先していたという点に驚愕するばかりです。

重要な点は、それほど後世に残る程の善政を敷いていた人物が

国を治めるには優秀な人材を得る事が重要だと知っていたという事です。

後の劉邦も同じだと思いますが、人間一人の力ではなく、如何に周りに優秀な人材を集められるかが、ビジネスでも政治でも最も重要な点であるという事は未だに変わらず、古典が教えてくれています。

つまり、現代に生きる私達も優秀な人、成功している人、人徳がある人

出来るだけ会いに行ったり、知り合える場に行くようにする事が、自分の未来をより良い方向に進めていくことに繋がるのではないかと考えます。

素晴らしい人物と出逢えるチャンスがあったとしても、自分はこの人には興味がない、どうせ逢っても意味が無い、

と考えている人も実際にいるでしょう。

でもそれは、その時点で自分自らの成長を止めることになってしまいます。

大昔のお話で、未だに語り継がれている人物の言葉。

テクノロジーがどれだけ進歩しても、人間の本質は変わらないという事を

証明していると思います。


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