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【推し活】荒んだ世界にあなたのような人がいることに感謝

年度末なのに、本業は忙しいのかそうでもないかのどっちかになっていて、バタバタして帰宅した途端、推しがインスタライブをしていた。ほんの少しの時間だったけど、見ることが出来た。

話の内容は割愛させてもらうが、何気ないつぶやきをほんの数人が聞いていただけだった。ただ、時間と先方の都合の関係であっという間に終わってしまった。
推しが最後に「アーカイブに残します」と言ってたから、もう1度最初から見直した。

カメラが近いのか、推しの顔がはっきり見える。何気ない仕草とか、意識してなかったところが映るとドキッとする。ファンサのときなんてそんな近くで見ることがないから尚更だ。
少し髪が伸びたね、とか。
まつげが長めだ、とか。
役者の●●さんに似てるっていう人がいるけどさー、とか。
そんなところを見てしまう。
(変なところを意識しちゃうじゃん)
そんなことを思いながら、アーカイブの動画を見直した。

――やっぱり好きなんだなって思ってる。
同じところで反応して。
パーツをまじまじと見ちゃって。

気がつくと30分以上経っていた。動画も終わろうとしていた。
「じゃあね」
そういって、手を振ると終わってしまった。動画が繰り返されたが、あえて消した。

しばらくして、推しつながりの友達からメールが来た。
「インスタライブやるって聞いてた?」と。
見た時は慌ててたけど、そんな予告はなかったなあと返した。
少しの間だけ、彼女とやり取りしていた。

やり取りが落ち着いた頃、不意にこの曲が聞きたくなった。

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