【初月報告】定価よりも高くしたら売れないと思ったら、初月で売れてしまいました!
SKY BOOKを初めて1ヶ月!
販売する本の値付けに関しては、前回の記事でも触れましたが・・
まさか、初月で売れてしまうとは?!驚きのスタート1ヶ月となりました。
福岡市糸島、厳密にいうと、筑前前原駅から徒歩数分のところにある商店街の一角にあるシェア本棚「糸島の顔がみえる本屋さん」で、1棚オーナーをはじめての1ヶ月。
こちらのnoteにもその時々の、気持ちを書き記したいと思いつつ、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
この1ヶ月棚オーナーとなったことでの喜びや気づきをここに記録しておきたいと思います。
一冊目が売れた日
糸顔のオーナーになると、Facebookグループに招待され、毎日売れた本の連絡が入るようになります。
そのメッセージがちょっと楽しみになってきた5日目。
今日は、結構本が売れてるなあ〜と思いながら、まじまじと売れた本のタグ写真を見ていると!
見覚えのある自作のタグを発見!
大好きな原田マハ著「奇跡の人」でした。
ジワジワと嬉しさが込み上げるとともに、どんな方が買ってくださったのだろう〜と。
この1棚オーナーを収益目的で始めたわけではなかったのですが、やっぱり、売れると嬉しいものです。
お気に入りの本が、手に取ってもらえて買ってもらえる喜びを知った夜となりました。
初店番!
ここの棚を借りるもう一つの楽しみは、店番ができること。
毎月1回、希望日に店番に入る仕組みとなっています。
はりきって7月8日土曜日の午前番に。
まだ梅雨明けしきれない福岡のこの日。朝から雨、雨。
初めてだったので、戸を開けておかないといけないと思い込み、クーラーつけても湿気でなかなか冷えない中、ひとり店番。
手持ち無沙汰になるだろうと、読書用の本、パソコンなど持参していたのに、他の人の棚が気になりじっくりと1棚ずつ見ながら数時間が経っていました。
その間、来客0!
その後、我慢しきれず、戸も閉めて部屋も冷えてきた頃、ご近所の商店街の方が来店。
この辺りのことを全く知らない私に、この商店街のことを話してくださりました。束の間の楽しいおしゃべりタイムも終わり・・・
またひとりぼっちに。
気になる本を片手に待ちぼうけ・・
ちょっと覗き込んでる親子を発見!思わず、
「どうぞ〜中見て行きませんか?」と、呼び込む私。
近所の古民家みたいなところにご飯を食べにきて、待ち時間でこの辺りをぶらぶらしていたとのこと。
親子3人で、しばし、読書タイムを楽しんでいらっしゃるご様子!
その間、店番はしっかり沈黙。そっとやさしく見守る店番に徹していました。
そんなこんなであっという間に後半の店番の方が来られ、初めてお会いする他の棚主さんとおしゃべり。
旅好きな私には、憧れな職業の方で、お話がたまらなく楽しい♫
結果、この日は、店番しながら他の方の棚から気になったものを三冊選抜し、購入。
店番なのに、お客なのか〜いと、、、ひとりツッコミしながらの初回の店番となりましたが、素敵な体験となりました。
1ヶ月目最終日♫
お昼休みに、棚主グループにメッセージが来ているのを発見!
なんだろう?と見ていると、これは、私の出していた本ではあ〜りませんか!?
そう、前回の記事に書いてましたが、
手放したくないけど、人に紹介したい本は高めの値付けをしていた本についてのお尋ねだったのです。
この日の店番さんが、お客様から「定価より高いけど・・」と質問されての問い合わせメッセージだったのですが・・・
メッセに気づくのが遅くて、、すでに、その高い値段で結局買われたという報告が。。
嬉し、驚き、ちょっと悲しい。
入り乱れた感情が・・・
きっと、私がお問い合わせにすぐに返信できなかったので、
お客様とやりとりをされる間に調べてくださったのでしょう。
Amazon、メルカリと同じ本のお値段を調べてくれたそう・・
中古本
Amazon送料込み 2300円
メルカリ 2377円
だったとのこと。
それじゃ、私の値付け2000円がまさかの一番格安!
そんなに希少になっていたとは。
しかも丁寧に本を読むほうなので、ほぼ新品状態。
この本を見つけてくれ定価よりも高く買ってくださった方も、きっと丁寧に、あっという間に読んでくださっていることと思います。
どんな方が買ってくださったのか、またもや気になりました。
また私が店番の時にでも、お会いできたら嬉しいな〜。
まだ1ヶ月しか経っていないけど、とっても楽しい経験ができる棚オーナー。本当にはじめてみてよかったです!
<追伸>
このnoteを始めた当初は、本について一冊ずつ紹介をしていきたいと思っていたのに、、久々のメモ的な投稿となってしまいました。売れた本からでも記憶を辿りたどり、本の紹介もしていきたいと思います。
次の店番は8月18日(金)の予定でしたが、この日は棚のシャッフルをお手伝いすることに!!ぜひ、来られた方は、「SKY BOOK」の棚を探してみてくださいね♪
7月売れた本のご紹介
蔦屋 谷津矢車著
江戸時代の版元、蔦屋 重三郎の半生をつむいだ歴史小説。
今でいう編集者のような重三郎は、喜多川歌麿、東洲斎写楽らを世に出した偉大な人物。木版印刷だった時代に、次から次へと出版の礎となるようなアイデアを形にしていく軽快なストーリーにぐいぐい惹き込まれ、ついつい没頭してしまう面白さです。
奇跡の人 原田マハ著
明治時代、目も見えず、耳も聞こえず、口もきけない屋敷の中で虐げられていた少女の教育係として成長する姿を描いた物語。そして盲目の三味線芸人キワとの交流という、ヘレン・ケラーとサリヴァンの実話を日本を舞台に書き換えただけではない新たなメッセージも込められた一冊。
ちなみに、私は最後の最後で、介良(けら)れんと去場安(さりばあん)の名前の由来に気づいたのでした。
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