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進路について思うこと

私は、医学部に入り直した後、実は何度かその選択を後悔したことがあります。

"そのまま博士課程に進学していたら"
研究者としての階段をのぼっていく同期や後輩をみて、そう思うことは少なくなかったです。

ただ、その後悔は一過性で、落ち着いて考えると毎度同じ結論に至ることに気付きました。

"進路選択した時と全く同じ状況に戻った時、別の選択肢をとれたか"
それを考えた時、結局"あの時"と同じ選択肢をとる自分がいました。

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高校時代に、本気で医学部を目指して勉強を頑張っていれば、こんな遠回りしなかったのではないか、と思うこともありました。

ただ、その妄想もひと時のもので、もしも医学部に何かの間違いで入っていたとしても、きっと今みたいな研究に対する思いはなかっただろうと思うと、結果的に遠回りしてよかったという結論に至ります。

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高校生や大学生など、人生のターニングポイントは人それぞれにあると思います。
覚悟して選択した道であっても、進んでみると意外と違った、ということも少なくないかもしれません。

私は、それぞれの岐路で進路を吟味し、その時Betterと思う選択をし続ければよいと思います。
振り返ると、Bestだったと思われる選択肢は他にあるかもしれませんが、それをその時点ではきっと選べず、迷うくらいの選択ということはどちらも一長一短で、少なくとも優位性は明らかではないと思うからです。
また、どうしても選べない時、私は一般に難しい選択をするようにしています。簡単な選択肢ならあとからでも比較的楽にチャレンジできると考えるからです。
何か自分のルールがあると迷うことが少ないのかもしれません。

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とはいえ、皆が皆、選択を後悔しないのは難しいと考えます。

進路の先に見えた景色が、違うなって思った時が、きっと人生の次の岐路なんだと思います。

偉そうなことを書きましたが、私はそんな考え方で進路を選んできて、これからも選んでいくと思います。

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