社会人16年目に勢いよく独立してからの約2年、幾度となく壁に激突して生まれた「7つの感覚」をシェアします
急転直下の勢いで独立コーチになってまもなく丸2年が経つ。2児の母で個人事業主。初めましてが多すぎて慌ただしい日々だが、そんな私の内側で起きた7つの感覚を整理してみた。あなたもいつか似た体験をするかもしれない。その時、ピンとくるものがあれば、取り入れてみると、もしかしたら道が拓けるかも…しれない。
●サラリーマンから解放されて楽しいことをやりまくる
私は約2年前、育休から復職せずに個人事業主に衝動的になった。0から1を生み出す(通称ゼロイチ)思考の人が退職して個人事業主になったとき、最初に体験することがある。
「こんなことやって会社に見つかったら上司に怒られるかな…」と躊躇していたアウトプットも、止める声がなくなって、自由になる。畳んでいた翼がを大きくばたつかせて、広大な空よありがとう!とばかりに飛び始める。
やらなければならないタスクは消え、これやりたい!あれやってみたい!がたくさん湧きあがり、やりたいことが多すぎる。眠る時間がもったいないと感じる。お金もまだちょっと余裕があるので、まさに解き放たれて好きなことに夢中で時間とお金を投資し始める
●楽しいことに夢中になって種を撒きまくる
自由の翼を得た元会社員・現個人事業主は、好きなことばかりするようになる。お金になるかならないは、二の次だ。”マネタイズするために何をすれば良いか”をロジカルに考えられたら、衝動的に会社を辞めたりなんかしないだろう。興味があること、やってみたいことに惹かれて猛烈に行動し始める。
偏りも無駄な動きもたくさんありながらも、好きなことをエネルギッシュにやり続けるフェーズに入る。
新しい種を撒くことが楽しくて、ウキウキとあっちこっちに未来の仕事に繋がるはずだと種を撒く。撒くことが楽しくて喜びである。
なかなか芽が出なくて、きっといつか花が咲くんだと妙に信じている。時々「大丈夫かな…」という不安も湧くが、そこまで気にならない。息を吐くように「ゼロイチの種」を撒く。そんな調子でやりたいことにあっちこっちに顔を出し、いろんな人と繋がりたいと思い、気になる人に連絡したり、告知してオンラインミーティングを気軽にするようになる。
●思わぬところから芽が出る
あっちこっちで「これやりたい!あれやりたい!」とワイワイ言っていると、とても不思議だが突然、想像しないところから声がかかる。
「〇〇興味あるって言ってたよね?やってみない?」
そういう時は、とりあえず「はい!やります!」だ。ゴニョゴニョ悩んでいる間に飛んでいってしまう。とりあえずYESで捕まえておく。YESで前に進めてみて、ちょっと違う と思ったら、その時にしっかり相手と話してお別れしたらいい、と考える。とにかく最初の「やってみない?」の誘いは、乗る。乗っかってから考える。
●全部やりたいのに時間がない!と怒り始める
種を撒くことが楽しすぎて、芽が出たあとのことは考えていない。用意周到な人から見ると、計画性なくいろんなことやってるな… と呆れられるかもしれないし、すごい行動量だと憧れるかもしれない。いずれにせよ、ちょっとぶっ飛んでいる。
そんな調子で大量にばら撒いた種は、ある期間に急速に発芽する。でも、種を撒くことしか知らないので、どう育てたらいいかわからず困り始める。
いろんな種から自由に土から顔を出した芽は、想像以上にやることが多いが、どれも自分が撒いて育てた愛しい芽だ。ほったからしはできない。ちゃんと育てたいと思う。だけど、「趣味は種まき」だから、丁寧に育てる方法がわからない。どこから手をつけるか優先順位がわからなくなる。
でもどんどん新芽がおっかけてきて、肥料やら水やら対処療法のように処置している。
「もう!なんかわからんけど、忙しすぎる!」
全部自分で撒いた種なのに。
●選択と集中が大切だ!と言い始める
「自分で仕事を作るとき、”選択と集中”が必要だ!間引きが大事だ!」
急にそんなことを言い始める。
種まきをしているときには気づかなかったが、植物を大きく育てるためには「間引き」が必要らしい。
まさに自分で仕事を作るとき、「間引く」という感覚は持っておかないといけないようだ。小さな芽に全てに均等に力を注ぐと、どれも咲かないかもしれない。「これを残す」と決めたものにエネルギーを注いで実にする。
欲張っちゃいけないらしい。育ちそうなもの、強そうなもの、心ときめく花を咲かせそうなものを、見極めて、適切な間引きが必要なんだろう。
そういう段階に入ったんだ!イライラしてる場合じゃない。喜ぶべきだ!と思う一方、本人はタスクに追われ途方にくれる。
●選択の基準を自分で決める
どこに注力したらいいのか教えてくれ!と、未来が見える占い師に会いたくなる。「あなたはこれを辞めて、これをやったらいい」という、占い師がたとえいても結局は自分で決めねばならぬ。
自分なりのものさしがないと判断ができない。選択には基準が必要だ。その基準を自分なりに決める必要がある。そのために一回脳内に何があるのか、ごそっと出してみるといい。
この辺は自分の価値観や大切にしたいことに直結しているので、しっかり観察すべきポイントだ。1人で深堀するのは限界点があるから、プロのコーチなど専門の人を利用するといい。(こういうところがプロコーチである私の出番だ。どうぞご連絡くださいネ!)
●脳内イメージチェンジをする
私のキャパシティはこんなもんだ、と案外みんな思っている。特に会社員時代に培われた「会社の基準に対して今どこにいるか」という感覚は、これが常識になっている。給与に直結するので、自分で自分の畑の大きさなんて考えない。
しかし独立すると、ギャップに驚く。あの感覚は一体何だったんだうと思い出す。
独立してすぐは、ベランダのプランターで家庭菜園をしてる感覚だ。それが毎日種を撒き、水をやり肥料を入れれば、いつかは育つ。いつまでもプランターのイメージでは窮屈で仕方がない。
私の畑はこんなに広い!
脳内イメージに変えてしまうと、見える景色がかなり変わる。視点が変わり気分が変わると、行動が変わる。
不思議な感覚だけど自分の意識をプランターから北海道の畑と変えるだけで、イラつきが減る。不思議だ。
最近独立したあなたにも起こるかもしれない7つの感覚
コロナ禍になって、在宅仕事になって仕事の仕方が変わった人や副業を始めた人もいるだろう。私のように、育休から職場復帰せず個人事業主として自分で仕事を始めた人もいるだろう。
これは私が実際に体験した7つの感覚だ。このうちの何かがあなたにも起こるかもしれない。その時に思い出してほしい。
「あ、これ前どっかで聞いたやつ。自分だけに起こるやつじゃない」
その時は、今、自分に起きていることを絵でも文字でも書いてみるといい。ちょっと冷静になる。これを読んだ未来のあなたに、何か1つでもお役に立つ金言がこのnoteに眠っているといいなと思う。
数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。