見出し画像

長女の心も折れた〜ロックダウン中の子どもの心のケアへの不安

イギリスはロックダウン中で、学校は閉鎖中。3年生と5年生の娘たちはオンライン授業を受けている。外出は禁止されていて、外出できるのは一日一回、運動のためだけだ。

先月、3年生の娘の心の落ち込みが激しくなって、突然私にも「ロックダウン中の子どもの心のケア」という課題が課された。そこで、私は仕事を一週間休んで子どもたちとの時間を増やした。さらに、学校の心理カウンセラーと話したり、アドバイスに従って、いろいろチャレンジしてみて、次女は普段通りに戻ったようだ。

そんな喜びも束の間、今週は長女の心の落ち込みが激しい。突然泣き出す事が増えて、「なぜ涙が出るかわからない」と言って、落ち込んでいる。雪で遊んで楽しいと笑顔だったと思えば、突然泣き出したりを繰り返す。次女が落ち込んでいる時も、明るく陽気なばかりの長女。そんな彼女に泣き続けられてしまっては、子どもの心のケアへの不安がどんどん膨らんでしまっている。

不安の一番の要因は、私が心理の専門家ではないことだろう。しつけをしなければならない母であり、仕事をしている労働者でもある。カウンセラーは「子どもの声に耳を傾けて、話を聞きなさい」と簡単に言うけど、優しいばかりでいると漬け込まれて「しつけ」に支障もでるし、仕事があるから四六時中かまってあげることもできないし。事は、簡単でも単純でもない。

イギリスでは、2020年の3月からロックダウンが始まり、それ以降ほぼずっと、なんらかの規制が敷かれていて、不自由な生活を強いられてきた。夏休み前までのロックダウンの時、子どもたちの心の状況はこんなに悪くなかった。今回のロックダウンは何なのだろう。どうして、子どもたちはこれほどまでに不安と悲しみに包まれいるのだろう。

今日、BBCで、「子どもの心の健康が悪化している」という記事を読んだ。下の表を見ても、心に問題を抱えている子どもの数値が増えているのが見える。うちの子どもたちぐらいのケースは、まだ気分の上がり下がり程度の問題で、深刻な部類には入らないのだろうから、この表の数値外だろう。そう考えると、どれほどの保護者が子どもたちの心の健康の管理に苦しんでいるのだろうかと思う。

画像1

大人のうつ病の前兆症状も倍増しているという。こんな事実を突きつけられると、自分の管理も大事になってくる。

画像2

ひとまず、来週はハーフタームホリデーでオンライン授業は一週間お休み。休み中に、勉強のことは忘れて、リラックスしてもらおう。子どもたちには楽しいことに時間を使ってもらいたい。自分は仕事をしているから、あまり構ってあげられないけど、勉強しなくていいなら、子どもたちはハッピーだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?