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オンライン入学式

普段イギリスの現地校に通う娘たちは、毎週土曜日に日本語補習校に通って日本語を学んでいる。イギリスはいまだロックダウン中。今週末に行われる入学式、始業式はオンラインでの開催となる。新入生をお持ちのご父兄は、さみしいかもしれない。

オンライン卒業式は無事終了

ちなみに、卒業式もオンライン開催だった。誰にとっても初の経験。どうなるか想像もつかなかった。それでもZoom上で、みんなで「蛍の光」を歌ったり、卒業生のスピーチ、来賓の方や校長の話を聞いているとぐっとくるものがあった。ただ、長女が背景設定に失敗したのか、なんの問題だったのか、使いたい背景写真が背景にいかず、娘の顔の方にいってしまい、厳かな雰囲気を崩してしまった気がする。日の丸とユニオンジャックの背景写真で、せっかく卒業式っぽい雰囲気になるはずだったのに。

▼背景設定の失敗?背景写真が顔に!

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娘たちも進級〜バイリンガル教育の難しさ

ついに娘たちは、この4月から4年生と6年生になる。長女は小学生最後の学年。試行錯誤してあーだこーだ娘たちと日本語学習に苦戦してきたのだが、それでも、あっという間だった気がする。普段イギリスの現地校に通う娘たちは、日々、英語で学習していることもあり、英語の方が断然得意だ。日本語を使うことが、私との日々の会話と日本語の宿題と土曜日の補習校だけという少なさ。そんな日本語を使う必要のない日常の中で、自然と日本語学習に遅れが出てしまう。

一番の困難は、漢字。覚えられなくて、娘たちは壁にぶち当たっている。自分はどうやって漢字や語彙を覚えただろうか?思い出せない。覚えるのに、苦労した記憶すらない。両親に聞いてみたが、「勉強をみてあげた記憶がない。勝手にやっていた」というばかり。参考にならない。

私たちは毎日、私の仕事が終わった後の夕方に、音読や漢字、ドリルなどを一緒にやっている。娘二人が一緒にいるとお互い喧嘩してばかりなので、勉強時間は別々にしなければならない。そんなことも、私にとっては大きな負担だ。娘たちは、日本語の勉強を辞めたがっているが、私も面倒くさくていつも諦めそうになっている。「やっている意味があるのか?」この問いがいつも脳裏を駆け巡る。

そんなこんなで、苦労しながらかろうじて続けてきた日本語補習校。オンラインではあるが、入学式、始業式は、また心機一転、気合いを入れ直すきっかけをくれる日になるだろう。感慨深い一日になりそうだ。

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