ADHDの1日短すぎ問題

仕事初めの時期がきた。休みが明けても引き続き繁忙期なので、やることはいくらでもある。

それにしても、ADHDの1日は短い。診断を受ける前後で体感が変わるわけはないが、最近気付いた。どうやら一般的な人の1日はもうちょっと長いようなのだ。

1日が妙に短い原因だが、感覚過敏や無駄の多い動き、思い当たるフシは多々ある。
外出するとそれだけでどっと疲れる。ノイズキャンセリングイヤホンを着けられる環境ならいいが、そうでないと周りの会話が洪水のように耳に入ってくる。

作業途中で話しかけられるのもひどく不快だ。集中の糸を切られるとどこまで考えたか忘れてしまう。

会議に集中するのも難しい。周りの音からうまく話者の音を拾い出して理解するのは至難の業だ。対面ですら話が頭に入らない。

こういった問題を地道にクリアしていくと、定時にはくったくたになっている。今所属しているチームは殆ど22時ごろまで働いている人ばかりで、同じ働き方はできないなぁとしみじみ思う。本当は10時間寝たいところだが、今期は7時間睡眠を死守している。

noteやTwitterを見渡すと、かたや副業でウン十万稼ぎました、かたや残業をなくしました、といった文字が踊っている。前者はこの体力では1日が短すぎるし、後者は今の業界ではそもそも仕事量が多すぎる。

ストラテラを飲み始めて1年、人並みに近い集中力を手に入れたものの、この疲れと1日の短さがどうにも解消しがたい。とはいえ、それでこれ以上稼げませーんというのは癪だ。人と比べるなと言われればそうだが、折角ならどうにかしたい。

では、この極端に限られた時間で何ができるか。
幸い、今の仕事は分量がおかしいだけで私に合っている。効率化のための活動は続けながら、1秒でも早く帰りたいキャラを定着させていくことはできるだろう。

それから、早く帰宅できた時間で少しでも絵か文を書く。
仕事は人間関係も作業もわかりやすく、仕事用の私を用意すればいいので楽だ。それゆえに、趣味やそれに付随する人間関係が面倒くさくなってしまいがち。無理に人に会うことはないが、取っ掛かりになる創作活動だけでも続けておいたほうが良さそうだ。

今まで倒れないギリギリを探ってばかりだったが、今年でもう30。
これまで通りのペースで働き続けるのはまず無理と考えて、少しでも多くの結果を出せるようにしたいものだ。

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