「ありがとう」を3年間書き続けたら全社制度になった話
こんにちは!
SKword ブランディングチームのOgiです。
みなさんは普段「ありがとう」を伝えられていますか。
日常的であればあるほど、身近な人であればあるほど、
「ありがとう」を忘れがちではないでしょうか。
そんな「ありがとう」にまつわるお話です。
毎日「感謝」を伝えるのは意外と難しい
2019年の冬ごろ。
繁忙期を迎え、みんな少し余裕がない中で日々仕事をしていました。
「忙しいときこそ、感謝ができるといいよね」
「感謝を伝えあうような制度があったらいいよね」
同僚とのそんな会話がきっかけで、
自分の日報に「ありがとう」を書いてみることにしました。
「Today’s Thanks」という見出しをつけ、
ありがとうを送りたい人の名前とエピソードを書く、というもの。
日報という場を選んだのは、全社員が見れる場であることと、
1日の最後に必ず書くものであること。
どんな1日であっても、その日の最後に「ありがとう」を書くことで、
良い1日として終われるのではないかという思いもありました。
でも、実際始めてみて気づいたのは、
いざ書こう!とすると、
何も浮かばない日が意外と多いということです。
その瞬間に感謝はしているはずなのに、
すぐ忘れてしまったり、
ちゃんと言葉にして伝えられていなかったり。。。
余裕がなくて人の好意に気づかなかったり、
どこか「当たり前」と思っていたこともあったのかもしれません。
『私たちは、感謝を忘れず人のために動きます』
このクレドにあるように
私たちは感謝を「忘れがち」だということを実感しました。
Today’s Thanksを1~2年続けて変わったこと
そこから1年、2年と続けていくうちに、
小さな変化を感じるようになりました。
1つ目は自分自身の変化でした。
人の良いところに気づけるようになり、
「今日は書けない」という日がなくなりました。
2つ目は周りの変化です。
私の日報=Today’s Thanksと認識されるようになり、
コメントをくれたり、声をかけてくれる人が増えてきました。
中には自分の日報に、Today’s Thanksを書いてくれる人もいました。
日報の小さなひとコマがこんな風に広がったことを
とてもうれしく思いました。
全社員で感謝を伝えあえる風土に
そんなToday’s Thanksを書いて3年経った今年、
SKwordに「ピアボーナス制度」というものができました。
チャットの機能などを使って
全社員がお互いに「ありがとう」を送りあう制度です。
導入された1月は
1700件以上の「ありがとう」がお互いに送られました。
ありがとうの行き来を見ることで
会社の中で、どんな人が、どんな働きをしてくれているのか
よく見えるようになりました。
これまで「誰かが」拾ってくれていた中間フライに
みんなが気づけるようになりました。
2019年に話していたことが、本当に制度になり
「ありがとうを伝えあう風土」が今生まれつつあります。
私が思う最終的なゴールは、
制度がなくても「ありがとう」が日常になること。
ピアボーナス制度は、その第一歩なのではないかと感じています。
Today’s Thanks goes to…
今日は誰に、どんな感謝を送りたいですか。
ぜひ言葉にして「ありがとう」を送ってみてください。
そして「がんばった日には自分にもありがとう」を。
Today’s Thanks goes to “You”.
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