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クラウドワークスデザイナーの「最近気になった本やサービス、UIUXについてのLT」を実施しました!

こんにちは!クラウドワークスのデザイナーのさかたです。
表題の通りなんですが、先日デザイングループの面々で最近読んで気になった本や気になったサービス、気になったUIUXについてのLTを実施しました!
参加メンバーは社員・業務委託・インターン生を含む、計7名での実施となりました。
この記事では、そのLTの一部をご紹介したいと思います。

なぜやったのか

クラウドワークスのデザイングループでは、定期的に勉強会を実施しています。
メンバーそれぞれが勉強会でやってみたいことをスプレッドシートにリストアップし、投票で実施するものを決めています。
今回は、表題の「最近気になった本やサービス、UIUXについてのLT」に票数が集まりました!

みなさん、他のメンバーがどんなものに興味があってどんなところに着眼しているのか気になっていたんですね👀(さかたはそうでした)

では、発表内容を見ていきましょう

本当は全ての発表を紹介したいところですが、スペースの都合上(スペース?)いくつかピックアップして紹介させていただきます。

のまさん(@haribooooom

「みなさん情報設計してますか?」から始まりました、のまさんのLT。
発表してくれたのは、「今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ」です。

「みなさん情報設計してますか?」
「みなさん情報設計してますか?」から始まったのまさんのLT

書かれていること

  • 情報・ユーザー(人)は複雑

    • あらゆるもの・情報は複雑で主観的なもので、情報の整頓・見せ方次第で別のものに変わる。情報を扱い触れる人や状況によって異なる解釈が生まれる。

  • 情報設計にはステップがある

    • 「センスメイキングする7つのステップ」という副題のとおり、7つの章で構成される。「誰に」「なぜ」「何を」「どうやって」など、ステップを踏み相手に適切に情報を届けることが大切。

  • みんなで情報設計する

    • 情報設計は言葉や伝え方、見せ方など多くを検討しなければならず、一人ではベターな選択にたどり着くまでが遠い。みんなで議論し認識を合わせ、情報設計をしていこう。

のまさんがこの本を読んで得た学び

  • 情報設計は当たり前にしていることである

  • 自分以外との情報の認識も揃えられる

  • 混乱を解きほぐすことに価値がある

結構ライトに読むことができるそう!
のまさんもLTの中で言及していたんですが、現在クラウドワークスではデザインシステムの構築をしており、その活動がまさに情報設計にあたるところなのでインプット必要そうだなと感じました👀


ハラさん(@haraharam

ハラさんが発表してくれたのは、地域通貨アプリ「まちのコイン」です。
地域通貨とは一部の地域・コミュニティで流通・利用できる通貨のことです。
最近、各自治体などで再燃し始めているらしいです。(さかたは知りませんでした)

ハラさんが今回使用した地域通貨は、福岡県八女市の「ロマン」。
八女市のさまざまなスポットにあるQRコードを読み込むとロマンが貯まり、貯まったロマンと引き換えに、和菓子づくり体験や利き茶など色々な体験ができたりします。

この「まちのコイン」は面白法人カヤックが開発していて、めちゃくちゃ使いやすかったとのこと!

実際にどんなふうに使ったか  スマホに専用アプリ「まちのコイン」をインストール  西鉄バス福島停留所の待合所「つながるバス停」にいく  QRコードを読み取り、チェックイン完了  300ロマンを使い、冷たい八女茶をいただく つながるバス停の写真
つながるバス停」は市がバス停を改築してコミュニティライブラリみたいになっている

地域と人が見える設計

ロマンを貯める以外にも現在開催中の体験やイベントが確認できたり、他のユーザーが何にロマンを使用したかなどの活動も確認できます。
他にもロマンを送り合ったりできるような機能もあり、コミュニティ設計がしっかり作られているアプリでした。

地域通貨はそこに住んでいる人が使用するものとさかたはなんとなく思い込んでいて旅先で使用するイメージがなかったんですが、観光ついでに通貨を貯めてご当地のものを楽しめるのはいいですね〜!


YUCCAさん(@yucca_wi

YUCCAさんが発表してくれたのは、「ふつう(深澤直人さん著)」です。
「ふつう」ってなんだろう?というところから、著者の深澤さんが思う「ふつう」なプロダクトや家などを紹介していて、その中で得た気づきが綴られています。

YUCCAさんがこの本を読んで得た気づきポイント

  • 深澤さんは自身の体験から絶対的な「ふつう」を探してから、その中の点と点を結び"ちょっといい"「ふつう」へ昇華している。

    • ふつうの定義から外れたデザインに対して、違和感を感じることができるんじゃないかと解釈した。

  • 深澤さんの「ふつう」は不満なく使えるってことじゃないかなぁ

    • 日常に溶け込む、違和感がない、愛着(などなど…)

  • 「かっこわるい」「古くさい」はデザインの対局にあり、ネガティブな言葉と思われがちだが、実はその中に生活の安心や潤いの美が隠れていることにあまり気づかれていない。

    • プロダクトデザインではいかに違和感なく作るかといったところも大事になってくるので、こういった言葉も大事にしたい。

途中、「ふつうの犬」ってなんだろう?という問いがあり、さかたは柴犬を思い浮かべたんですが、他の方はラブラドールレトリバーや祖母の家の犬(雑種)を思い浮かべていたりして面白かったですね🐶
これは以下の「ふつう」とは、につながる問いでした。

「ふつう」という概念には何かその環境から割り出される適正な点なようなものがあるのではないだろうか。地域とか文化が関わっていることはいうまでもない。地域独自のピュアさをそこに訪れる人は必ず期待すると思う。固有の「らしさ」と「ふつう」が深く繋がっている。
「ふつう」ってなんだろう


さかた

さかたはスプラトゥーン3のUXめっちゃよくなったよね!っていうお話をさせていただきました。

3になって数々改善された点はあるのですが、今回さかたがピックアップしたのは、ロビーで試し撃ちができるようになっていたところです。

この改善で、

  • スプラトゥーン1、2ではただ待っているだけだった対戦マッチング待機画面が、3では選択したブキの試し撃ちができるようになった。

  • わざわざ試し撃ち場へ移動しないと試し撃ちができなかったのが、普段よく使うロビーでできるようになった。

マッチング待機画面のUX改善 1と2では、マッチング画面はプレイヤー名が羅列されて待つだけの画面(上2枚参照) 3から試し撃ち場とマッチング画面が兼ねられた(下画像) ただ待つだけの画面から、使用するブキで試し撃ちができたり、わざわざ試し撃ち場に移動する必要がなくなった!
画像内右上2枚がスプラトゥーン1,2のマッチング画面。右下が3のマッチング画面

さかたは前夜祭(体験版)で初めて触ってこれめちゃくちゃ感動しました…!

他にも、任天堂のアクセシビリティについてもちょこっとお話ししましたね。(マリオカートの赤甲羅・緑甲羅の色以外での見分け方とか)


ながのさん

ながのさんが発表してくれたのは「センスは知識からはじまる(水野学さん著)」です。
同じチームの他のデザイナーさんからオススメされて読んだそうで横のつながりいいすね…!
ちなみに著者の水野学さんはくまモンのアートディレクションをした方です。

美術の授業はハードルが高い

学校の美術の授業では実技が多くハードルが高いが、実技のみではなく芸術・美術の知識を蓄えることも重視すべき。
なぜなら、物の見方が増えることでセンスは養われる

歌が下手でも歌を作る天才みたいなのが存在するので、絵が上手い下手で美術から離れるのはもったいない!

なんかかっこいい!も理由がある

「あ、なんとなくかっこいいな」とか「なんかこれあんまり好きじゃないな」とかのぼんやりした感覚も実はちゃんと説明ができる。

なぜそれが好きなのか嫌いなのかは、ぼんやりしているように見えるが過去に自分が見たものから判断しているはず。
特にデザイナーはその良し悪しをきちんと言語化できるべきである。

センスを磨こう

センスは生まれつき持っているものではありません。
いつもと違うことをやってみたり、本屋で目に入った本を買ってみたり、人生の先輩と話してみたりなどによって磨き養われていくもの。

感想のスライド 物の見方が増えることがセンスいいにつながる、がしっくりきた 服で例えると、ファッション系の勉強してた旦那さんに割といつも服装の相談するが、自分では思いつかない組み合わせを教えてもらったりし、こういうことか!となった  日常に「何か面白いことないかな〜」と探し回る自分、これは続けていこうと思った スーパーのお客様アンケートを毎回チェック。カフェオレの値上がりにキレている人とかいて面白い。
ファッションに詳しい人が身近にいるのは羨ましい

服の組み合わせで違和感を感じた際に旦那さんに相談したら、上下の素材が合ってないよと指摘されたお話を聞いて、何か変という違和感には本当に必ず説明できるんだなとさかたは妙に納得しました…。


まとめ

以上、ざっくり掻い摘んでになりましたが、LTの内容の紹介でした!

今回紹介したLT以外にも好きなwebサービスや日頃使っているアプリのLTなど、各々の興味や好みがどういった方面にあるのかそれぞれの傾向が出ていました。
発表内容以外にもメンバー間の理解を深める形になったかなと思っており、なかなか良い機会になりました!


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それぞれいろいろな方向に興味関心があるメンバーが集まって、デザイン組織としても、プロダクトデザインとしても、これからのクラウドワークスをより一層成長させていくフェーズになりました。

自分の「好き」「得意」を伸ばして、一緒に成長していきましょう!


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