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とんかつDJアゲ太郎があまりにもよかった話。

先日、北村匠海さん初主演の映画「とんかつDJアゲ太郎」を見てきました。

まさかこの映画を観終わったあと、noteを書こうと思うなんて……はじめて予告を見たときは1ミリも思わなかったです。正直、どうせ楽観的なおバカ映画でしょ、と少し下に見ていたんです……ごめんなさい。

映画が終わり場内が明るくなった瞬間、思わず無言で拍手してしまいました。

とにかく見終わったあとの高揚感がハンパない。最高にぶちアガります。
そしてなんと言っても「とんかつ食べたい!」って気持ちになります(笑)

北村匠海しか勝たん!!!!!!


もともと北村匠海さん、とてもお気に入りの俳優さんで。
俳優としての存在感がすごくて、どの作品も北村拓海独特の雰囲気を放っているなと思っていたんです。そんな彼、今までみてきた作品はどちらかというと、ヒット作「君の膵臓を食べたい」のような少し寡黙な好青年役が多いイメージでしたが、今回のアゲ太郎がいい意味で今までの役を上回る魅力を感じました。

とにかくね、アゲ太郎がかわいいんです……。
北村匠海さんでないと「かわいい」とは思えなかったかも。他の俳優さんが演じていたら少しイラっとしてしまいそうな予感。

北村匠海さんが演じるのは、恋にとんかつにDJに、すべてのことに全力直球で「ど」がつくほどに純粋な男の子なんです。

渋谷にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」の3代目 勝又揚太郎。いや、すごいネーミングセンス……この名前も個人的にお気に入り。この家系の男性は3代にわたってとんかつ屋ならではの「」を引き継いだ名前を持っています。妹は「ころも」ちゃんなところもかわいい。

そんな揚太郎は、なかなかとんかつを揚げさせてもらうことができず、キャベツの千切りばかりを行う毎日。とあるとんかつ弁当の配達がきっかけでDJを目指すことになるのですが……。(ざっくりな説明です)

揚太郎の「とんかつもフロアもアゲれる男になる!」このセリフ、とんでもなく最高にグッときました(笑)全く交わることのない夢と夢が、彼になら叶えることできるような……。これ、こんな真剣に考える話ではないと思うんですが、やりたい!という衝動でDJをはじめる術を自ら切り開いていくのと同時に、とんかつ屋の3代目としての意識が芽生えていく過程がたまんなく気持ちよかった!

絶対に交差することのない「とんかつ」と「DJ」を見事に融合させていく揚太郎。

そんな揚太郎を支える周りの人物も最高です。

特によかったのが、同じ商店街に住む幼なじみ5人組。全員、実家を継いでいて薬局や旅館、本屋や電気屋などなど…いわゆる2世、3世たち(もしかしたらもっと代々継いでいるかも)。彼らのキャラも強烈でたまらんのです。みんな違ってみんないい。

いろいろと世間を騒がせているお二方もとてもよかったです。お二人ともここ一番よい役だなと思いました。だからこそ残念、そしてこの映画に罪はない〜〜〜って訴えかけながらみてました(笑)

山本舞香ちゃん、めちゃくちゃ可愛かった……。あんな可愛い子が毎週クラブにいたら、それは通ってしまう……。女のわたしでも通いたくなるくらい可愛くてキラキラ輝いてました。


あとなんといっても、音楽最高にアガります!!
そこまで音楽に詳しくなくても大丈夫です。誰でもアガる、よく聞く曲がたくさん流れます。オリジナル曲もたくさんあって中でも「Juicy & Crispy」という曲が出てくるのですが、映画終わりの帰り道でも何度も聞いてしまうくらいバイブスあがりました。

アゲ太郎がフロアを最高潮にあげる「とんかつアンセム」はぜひ映像とともに体感して欲しい1曲。

音でも目でも楽しめて、なんだかちょっぴり感動と達成感を感じる素敵な映画です。見れば見るほどくせになりそう……。

調べてみたら、やっていない映画館もあったり……。もうラストスパートなんですね。もう1回見に行きたかったな〜と心残りです。

こんなご時世でなければ、応援上映でも楽しそうな映画。見る人みんな笑えて気分が上がる「とんかつDJアゲ太郎」。お気に入りの映画に加わりました。


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