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【不定期雑記 #30-2】山形旅行、そのに。 〜人面魚に会いに行く〜

 どうも、透々実生です。
 前回記事の続きです。長くないのでよろしければこちらからどうぞ。

 さて、廃線を見にきた私達6人組は、突如廃線近くにある人面魚の出る池に行くことになりました。気になるじゃないですか、人面魚。

ちゃんと看板も立ってます。文字が若干ホラー調?

人面魚とは?

 知らない方の為に一応説明しておきますと、人面魚とはその名の通り、顔が人の様に見える魚(鯉)のことです。1990年代頃でしょうか。善宝寺近くの貝喰かいばみの池にて見つかって以来、人面魚が一時期ブームになりまして、当時は数千人以上という人が一日に訪れる程の盛況ぶりだった様です。(シーマンという人面魚のゲームができるほど!)
 今やそんな大勢の人は見る影もないのでかなり閑静な良い所です。
 そんなこんなでやって来たのは。

貝喰の池!

 池です。
 写真では分かりづらいですが結構広いです。多分人間が数人入って遊泳大会ならできそうなレベル。
 そしてここに来て、廃線の旅に来たはずの一行、自然に生きる生物に盛り上がります。何なら廃線見た時より盛り上がってます。旅の趣旨がズレてゆく

 しかしそれ程かなり生き物が多いのです。いくつか紹介してみましょう。

大量の鯉。餌もあげられるみたいです。
実はこの中にナマズも混じって泳いでます。ナマズが池で泳いでいるの初めてみました。
後で調べたら有名だったらしい、パンダ模様のナマズ🐼 色合いが可愛いですね。
アカミミガメ。重なってて可愛いね。
ちなみに条件付特定外来生物です。また道中、大量のウシガエルのオタマジャクシ(特定外来生物)、そこそこの量のアメリカザリガニ(条件付特定外来生物)もいました。“宝庫”だ……(本当は駆除必須なんですが、お寺で殺生厳禁だからでしょうか、放置状態)
何故かスッポンもいます。

 他にも、毛虫とか、蜘蛛とか、ザトウムシ(綺麗な水のあるところにしか住まない蜘蛛みたいな生物。危機を察知するとトカゲみたいに脚を切って逃げます)とかも居まして、普段触れられない生物も含め数多く棲息しています。ちなみに熊も居るみたいです。お出かけの際はどうかお気をつけて。

 そして、肝心の人面魚は実在するのか。友人によると金色の体をした鯉のどれかが人面魚とのことなのですが、一体どれだ……とキョロキョロ探していると。

「あ! あれじゃない?」

 友人が指をさし、それから何度かスマートフォンでの撮影を試みた結果。

友人撮影。人の顔に見えなくもない……!

 オオ!人面魚!
 鯉の顔にある黒い模様がたまたま目と鼻筋に見えるので、人面っぽく見えるという、ネタを暴いてしまえばそれだけのことなのです(シミュラクラ現象ってやつに近いですね)。が、それにしてもここまで人の顔に見えるのは凄い……! 人面魚を見つけて全員大盛り上がりでした。
 しかし、この人面魚結構人から離れた所を泳ぎ続けています。自分に刺さる大勢の視線というものを感じで疲れてしまったのだろうか……鯉にそんな感情があるのかは分かりませんが、何となくそう感じたので盛り上がるのもそこそこに、池の周りを歩きながらまた色々と観察をしていきました。

 こちらの貝喰の池は生物も豊富に存在しますが、自然の景観も良く、散歩するだけで癒されます。都会の喧騒から隔離されたこうした空間は、本当に良いものです!(車で走っていても感じましたが、山形は全体的に時間の流れがゆっくりに感じます)

奥地に進むとこんな光景が広がります。この先は立ち入り禁止です。が、それはボスが待ち受けているからでしょうか(近くに祠みたいなのもあるので尚更そんな雰囲気が漂う)
池に続く道です。先が見えないこういう自然道ってなんだかワクワクしますね。

 ということで色々見回ってなんと1時間近くもここでずっとはしゃいでいました。子供の心を取り戻したが如き感覚に襲われます……!
 しかし、そのせいで予定を完全にオーバーしてしまい、大急ぎでホテルのチェックイン目掛けて戻ってゆくという事態になりました。計画性が無さすぎる。ちなみにどうにか間に合いました。本当すみません……。

 さて、ホテルは上山かみのやまという場所にある温泉地のホテルを取りました。24時間いつでも入れる温泉の大浴場があり、朝夕ご飯付きで1万円程。アリだな……と予約した場所なのですが、そこでの食事がまあ美味しかったのです!
 温泉地でゆっくりと流れる時間の中味わえる、山形の名産が詰まった食事はどんなものか……!


続きます。

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