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キッズキッチンレター7月号

6月のテーマは「だし」でした。

今や貴重品となりつつある昆布や、鰹節、シイタケに大豆、エビに切り干し大根、お茶といった様々な食材を見て、そして実際に飲み比べてみました。

 しっかりと引いた昆布だしを「まずい!」と感じた子どもたちが予想以上に多くいました。しかし、同じ「まずい」と感じた出汁に、少量の塩を加えたり、かつおだしを合わせたりすることで、味が劇的に変化し、とてもおいしくなることを体験したようです。言葉では言い表しにくいこの変化に、多くの子どもたちが驚きと不思議さを感じていました。

また、「お出汁の1+1は2ではなくて、8ぐらい!」という説明をしますが、子どもたちは目を丸くして驚いていました。これは、異なる種類の出汁を組み合わせることで、単純な足し算以上の相乗効果が生まれることを表現したものです。

 出汁の基本的な作り方も学びました。煮干し、昆布、かつお節、干し椎茸など、様々な食材から出汁を取る方法が微妙に違うことも学びました。

そして6月は食育月間でした。食育基本法が施行されてから来年で20年になります。食育の幅もずいぶん広がり、様々な分野のいろんな「食育」がみられるようになりました。サッカークラブやバスケットボールのクラブが農業の活動を取り入れたり、分野の融合が見られました。「食育月間」で駆け抜けた1か月でした!

さわやかな空気が一転、日本の夏の蒸し暑い日々が戻ってきました。適切に涼みつつ、暑い夏を乗り切っていきましょう。

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