いわしのつみれ
【今月のおすすめレシピ♪】
魚が嫌いな理由は?
それは「骨がある」なのだそうです。(*1)味や匂いが嫌なのではなく、食べづらい。確かに口の中に入れてから舌触りを確かめながら選別しなくてはいけないのは少し面倒です。慣れれば「そんなもの」ですが、子どもたちにとってはまだまだ食べ慣れないもの。めんどくさいから食べない、食べないうちに味を忘れてしまって、やっぱり食べなくなるようです。
(*1 https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h20/pdf/h_1_2_1.pdf )
我が家の子どもたちも、同じです。魚の味は好きですが、小骨が嫌い。「骨はあるもんやで、生き物だからね」とは言い聞かせるものの、骨があったら食べないのです。鯛や鰤などの大きな魚は骨も大きく小骨も少ないので身だけ食べさせることもできますが、私が子どもたちに食べて欲しいのはイワシやアジなどの小魚で、お店で捌いてもらうほどには大きくないもの。悩んだ挙げ句、じゃあ骨を潰して仕舞えばいいのね!と言うことで、私も昔、母によく作ってもらったつみれ。卵も入れてふわふわにします。昔と違うのは、内臓も血も気にせず入れてしまうところです。本当かどうかはかなり疑わしいのですが、体が元気になる成分は内臓に入っているそうで、まるまる1匹食べるのが良いのだとか。
昔の料理を見ていると、小さい魚は丸ごと焼いて干したり、丸ごと・背骨ごと叩いてツミレにしたり、小さい魚を無理に骨を取って食べている様子はありません。同じように考えて、文明の利器であるスピードカッターを利用してつみれを作っています。小さなコアジやきびなごの場合は、頭をおとしてそのままつみれにします。時間と根気があれば、まな板で気長に叩いてもできます。
★スピードカッターで作るイワシのつみれ
<材料>
ピンポン球15個ぐらい
鰯(15cmくらい) 10匹
玉ねぎ 1個
片栗粉 大さじ2
卵 1個
醤油 大さじ1
すりおろししょうが 小さじ1/4 (チューブでもOK)
揚げ油 適宜
<作り方>
1 玉ねぎは皮を剥いて、4、6等分に切る。
2 鰯は頭をお腹の一部と共に切り落とす。手で開いて、中骨を取る。
3 2をスピードカッターの中に入れて、醤油としょうがを入れて1分回す。骨まで切れて一塊になるぐらいよく回ったら、1の玉ねぎ、片栗粉、卵を入れて、カッターを回し、玉ねぎが細かくなったらタネの出来上がり。
4 揚げ油を温めながら、タネを落としてゆく。油の高さが鍋の半分以上まできたら、入れるのを止める。タネがキツネ色になったら揚げ上がり。油を切って、出来上がり。
お鍋の具にもお勧めです。これからの暑い時期は揚げ物が安全です。骨は最初にスピードカッターを回すときに、長めに回すことです。骨を細かく切ってしまいましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?