レモンカード

【今月のおすすめレシピ♪】

カード？どんな紙なの？と思われるかも知れません。カードは紙という意味のcardではなくて、curdと書き、牛乳が固まった乳製品のことをカードと言います。レモンカードはレモンの入ったもったりしたミルクジャムのようなもので、レモンとバターと卵と砂糖で作ります。トーストに塗ったり、パンケーキに塗ったりします。イギリスではよく食べられるそうです。
今月のキッズキッチンは広島でした。広島だけではないのですが、瀬戸内でもあのあたり、広島・愛媛のあたりはレモンをはじめ柑橘類がよくとれます。特に広島県が推しているのは、レモンです。黄色くなる普通のレモンの他、マイヤーレモンというレモンとオレンジの交配種もあり、それぞれ香りがとってもいいもの。レモンは産地なので未熟で青いレモンから完熟して黄色いレモンまで、時期によって楽しめるものです。レモンはレモンの木殻もいい匂いがします。若い葉っぱはハーブとして、花は紅茶に浮かべるととてもいい香りがします。
その他の広島名物である牡蠣、あなご、広島菜はお料理教室で使ったので、レモンをご紹介します。たくさんバターと砂糖を使いますが、さっぱりとしたジャムです。無農薬のレモンが手に入った時は絶対に作る一品です。きちんと殺菌瓶詰めをしておけば数ヶ月の日持ちがしますが、何もしない場合は冷蔵庫で1週間ぐらいです。冷凍はできませんので、その都度作ってくださいね。

レモンカード
材料　出来上がり2カップぐらい
レモン　2個
卵　3つ
無塩バター　60g
砂糖250g

作り方
1 レモンは1分熱湯で茹でて皮をよく洗う。皮をすりおろす。半分に切って汁をしぼる。
2バターは1cm角ぐらいに切る。
3 卵は割ほぐして、大きなボウルにザルでこす。
4 3にレモンの皮、レモン汁、バター、砂糖を入れて湯煎する。
5 十分に混ぜてとろみができたら出来上がり。
6 容器に入れて保存する。

バターは滑らかに仕上げるために、必ず無塩バターを使ってください。
卵の黄身にはレシチンという物質が含まれていてこれが水分と油脂を仲良く混ぜてくれます。この働きを弱めるのが塩分なのです。塩を入れないで作るのが、このレモンカードが滑らかに美味しくできるコツです。