SKS JAPAN

SKS JAPANは2017年に「食xテクノロジー&サイエンス」をテーマに産業を超えて食の未来を描くことを目指して立ち上がりました。このnoteではフードイノベーションやフードテックに関わるインサイト、イベント情報、コミュニティの皆さまの活動の様子などについて発信していきます。

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SKS JAPANは2017年に「食xテクノロジー&サイエンス」をテーマに産業を超えて食の未来を描くことを目指して立ち上がりました。このnoteではフードイノベーションやフードテックに関わるインサイト、イベント情報、コミュニティの皆さまの活動の様子などについて発信していきます。

マガジン

  • フードイノベーションの未来像

    フードイノベーションの未来像とは、『WIRED』日本版とシグマクシスが2020年にスタートしたウェビナーシリーズである。自然科学・社会科学・人文科学のあらゆる専門領域から国内外の多彩なゲストを招き、食と異なる分野からの視点で食の価値を多角的に問い、食とウェルビーイングの関係を明らかにしていく。noteではウェビナーシリーズの紹介やこれまでの振り返りを記事にして紹介していきます。

  • Food for Well-being Survey

    今注目される「ウェルビーイングを実現する食」。このマガジンでは世界の主要6か国で調査したFood for Well-being Surveyの解説をはじめ、調査から見えてきたシグナルについて紹介していきます。

最近の記事

【本日開催】業種横断プラットフォーマーから尖る先端技術スタートアップが集結、Foodtech Venture Day vol.10

この度は石川県の能登地方で5月5日に起きた災害において被災された皆様、ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 開催が明日に迫ったFoodtech Venture Day vol.10 - フードシステム革新に挑戦するゲームチェンジャー- の見どころをお送りいたします。試食やネットワーキングができる会場参加チケットはまだ残席ございますので、ぜひお申込みください。 今回の見どころはずばり、「フードシステム改革=複数のシステムが絡み合ってシンプルに解けない課題をどう

    • 伝統工芸×食の体験型レストラン「CRAFEAT」に行ってきた

      今回はシグマクシスの島から、石川県で味わった食体験の記事です。 先日、石川県金沢市にある「CRAFEAT(クラフィート)」という体験型レストランを訪れました。石川県の食材を中心とした料理を、輪島塗、山中漆器、九谷焼などの伝統工芸の食器で提供され、店名は、工芸を意味する英語「CRAFT」と食べることを表す「EAT」を組み合わせています。 お店で出される料理は、1枚数万円の料理皿や1客50万円の蓋碗!などで提供 されます。実際に見せていただきましたが、厚みのある金箔で見事な松

      • 男鹿「わたしたちのまちづくりサミット」訪問記(後編)

        人口減少が著しい秋田にさまざまなプレイヤーが集結し、まちづくりに関する各地域のチャレンジを発信・共有していくことを目的にした「わたしたちのまちづくりサミット -BEYOND LOCAL-」が2023年3月13日に開催されました。本noteでは、サミットの前に行われた稲とアガベ株式会社代表の岡住修兵氏によるフィールドツアー「稲とアガベ男鹿まち歩き」をレポートしてます。 「わたまちサミット」の様子は前編の記事からどうぞ 稲とアガベの醸造所見学からスタート。 クラフト サケの醸造

        • 男鹿「わたしたちのまちづくりサミット」訪問記(前編)

          秋田県男鹿市は、国の重要無形民俗文化財に指定されている「男鹿のナマハゲ」で広く知られています。 日本海に面した男鹿半島に位置し、三方を海に囲まれた漁業の盛んな場所です。秋田県は人口減少率がNo1の都道府県であり、男鹿市は県内トップクラスの減少率に直面しています。その様な地域課題の存在する男鹿で、移住者と地元出身者が協力し合い、食を切り口に、新しい地域活性化の動きが生まれています。2023年3月13日には、「稲とアガベ」岡住修兵氏が実行委員長となり、国内のさまざまな地域の活性化

        • 【本日開催】業種横断プラットフォーマーから尖る先端技術スタートアップが集結、Foodtech Venture Day vol.10

        • 伝統工芸×食の体験型レストラン「CRAFEAT」に行ってきた

        • 男鹿「わたしたちのまちづくりサミット」訪問記(後編)

        • 男鹿「わたしたちのまちづくりサミット」訪問記(前編)

        マガジン

        • フードイノベーションの未来像
          4本
        • Food for Well-being Survey
          3本

        記事

          東三河フードバレーイベント訪問記

          東三河という地域をご存じでしょうか。愛知県の東側に位置する8市町村から構成される地域で、北部に位置する山々と、三河湾(内海)と太平洋(外海)に突き出す渥美半島という南北に伸びた地域で、山の幸にも海の幸にも恵まれた地域になっています。キャベツ、しそ、とうがんといった野菜では生産量日本一、とれる海産物の種類も日本一、都市圏に近く食用花の生産もさかんながらも、実は「農・食の東三河」とはあまり知られていないのが現状です。 実は今、この東三河で、食・農・料理という領域でイノベーションを

          東三河フードバレーイベント訪問記

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol4. 人々は食に何を求めているのか?

          実際ロングテールニーズはどれほどあるのか?さて、vol3では人生にとって大事な価値観の広がりについてお伝えしました。今号では、食について人々が求めている価値を見ていきましょう。 vol.2で、「食のロングテールニーズ」の概念をお伝えしました。Food for Well-being Surveyでは実際に6か国を対象として食のロングテールニーズの定量化に挑戦しました。その結果がこちらのチャートになります。 この設問は、食に求める価値として、横軸にある選択肢が自身に「よくあて

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol4. 人々は食に何を求めているのか?

          フードイノベーションの未来像「食のパーソナライゼーション」総括編へ向けた問い(共催:『WIRED』日本版/シグマクシス)

          「人類の食とウェルビーイング」のつながりを多角的に深堀りする、好評ウェビナーシリーズ「フードイノベーションの未来像」。2022年からは「食とパーソナライゼーション編」と銘打ち全6回のセッションをお届けしている。 パーソナライズ編の最終回となる3月24日(金)のvol.6では、ゲストにカーマインワークス代表の深田昌則氏を招き、これまでのセッションを振り返り、人が求める本質的な価値を提供できる食のパーソナライゼーションとはどうあるべきか?またそれを社会にどのように実装できるだろう

          フードイノベーションの未来像「食のパーソナライゼーション」総括編へ向けた問い(共催:『WIRED』日本版/シグマクシス)

          CES 2023にみるフードテックの新潮流。今インストールすべき視点とは?[foodtech EYES ♯55]

          私たちが配信しているNewsletter「foodtechEYES」では、注目すべき世界のフードテックのトレンドや企業動向を月に数回配信しており、今後はその内容をnoteにも掲載していきます。メールでNewsletter「foodtechEYES」購読を希望される方はこちらからご登録ください。 ・・・・・・・ 世界最大規模のテクノロジー展示会「CES 2023」が2023年1月に米国ラスベガスで開催されました。フードテックが公式カテゴリーに加わって2年目となる今回は、10

          CES 2023にみるフードテックの新潮流。今インストールすべき視点とは?[foodtech EYES ♯55]

          Generative AIは「食」の未来をどう変えるのか?

          今回はシグマクシスの島から、AIが一般化する今後、どのような食の未来が創られるのか?の考察記事です。 「もっともらしい嘘」= 高精度なアウトプット新しいオリジナルのアウトプットを生み出す生成系AI(Ganerative AI)の代表的サービスとして「ChatGPT」が話題になっています。 昨年末、12月1日テスト版が一般公開された「ChatGPT」は、僅か1週間でユーザー数が100万人を突破し、プログラマーではない私のような一般人もAIを気軽に活用できる時代が到来したと小躍

          Generative AIは「食」の未来をどう変えるのか?

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol3. いま私たちのwell-beingに起きていること

          Well-being =「健康」?さて、本号より過去に実施したFood for Well-being Surveyの結果から見えてきたインサイトを、一部ではありますがご紹介していきましょう。 今回のテーマはまず「Well-being」です。これまで「Food for Well-being」という言葉をずっと使ってきましたが「Well-being」とはなんでしょうか。これには実は様々な定義があり、「幸せとは何か」に匹敵する哲学的な問いでもあります。先述した予防医学者の石川善樹氏

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol3. いま私たちのwell-beingに起きていること

          耕畜連携は安定的食糧生産のカギとなるか

          SKS JAPANコミュニティでは、食領域で気になるニュースやメンバーの事業・プロジェクトを”シェアアウト”として共有しています。 今回はシグマクシス福世明子のシェアアウトをご紹介します! 2023年の気になる食ニュース。 安定的な食糧生産を実現するために年明けの食関係のニュースはというと、やはり、ラスベガスで開催されたCES2023です。今年のCES2023は”人類の安全保障”をテーマに掲げ、その重要な要素として、食の安全保障が語られていました。昨年に続き、 世界最大の農

          耕畜連携は安定的食糧生産のカギとなるか

          ”フードイノベーションの未来像”から見えてきた食のパーソナライゼーションの新たな視点[後編]

          「人類の食とウェルビーイング」のつながりを多角的に深堀りする、好評ウェビナーシリーズ「フードイノベーションの未来像」。2022年からは「食とパーソナライゼーション編」と銘打ち全6回のセッションをお届けしている。 1月27日(金)開催のvol.5では、ゲストに東京大学 総長特任補佐・先端科学技術研究センター 身体情報学分野教授の稲見昌彦氏を招き、人間の能力を拡張するテクノロジーの視点から個人やコミュニティの価値観や行動のゆくえを問い、日本における食のパーソナライゼーションの可能

          ”フードイノベーションの未来像”から見えてきた食のパーソナライゼーションの新たな視点[後編]

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol2. Food for Well-being Surveyとは?

          ロングテールニーズに見る事業開発のヒント 前回の記事では、Food for Well-being Surveyを実施している目的は、食がいかに多面的な価値を持つものであるのか、Well-beingに繋がるためにフードテックはどう進化すべきなのかを解明することであるとお話ししてきました。本記事では、この食の多様な価値についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。 私たちはこの食の多様な価値を「食のロングテールニーズ」という形で表現しています。 これまでの食産業は、上記チャー

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol2. Food for Well-being Surveyとは?

          【Quantified Selfと食〜デジタルツインが拡張する食のパーソナライゼーション】稲見昌彦氏×『WIRED』日本版 松島倫明氏×シグマクシス|フードイノベーションの未来像(共催:『WIRED』日本版/シグマクシス)

          「人類の食とウェルビーイング」のつながりを多角的に深堀りする、好評ウェビナーシリーズ「フードイノベーションの未来像」。2022年からは「食とパーソナライゼーション編」と銘打ち全6回のセッションをお届けしている。 1月27日(金)開催の第5弾では、ゲストに東京大学 総長特任補佐・先端科学技術研究センター 身体情報学分野教授の稲見昌彦氏を招き、人間の能力を拡張するテクノロジーの視点から個人やコミュニティの価値観や行動のゆくえを問い、日本における食のパーソナライゼーションの可能性

          【Quantified Selfと食〜デジタルツインが拡張する食のパーソナライゼーション】稲見昌彦氏×『WIRED』日本版 松島倫明氏×シグマクシス|フードイノベーションの未来像(共催:『WIRED』日本版/シグマクシス)

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol1. 今なぜFood for Well-beingなのか

          はじめに私たちは2019年から「Food for Well-being Survey」という生活者調査を実施しています。初年度は日本、米国、イタリアの3か国、翌2020年にはアジア3か国(中国、タイ、インドネシア)を加えて6か国を対象に調査を実施。その後も定点観測を続けています。まさにCOVID-19パンデミック前、パンデミックのピーク時、パンデミック終息期、という激動の3年間だったわけですが、かなり面白いシグナルが浮かび上がってきています。 [Food for Well-b

          [Food for Well-being Survey解説シリーズ] vol1. 今なぜFood for Well-beingなのか

          ”フードイノベーションの未来像”から見えてきた食のパーソナライゼーションの新たな視点[前編]

          「人類の食とウェルビーイング」のつながりを多角的に深堀りする、好評ウェビナーシリーズ「フードイノベーションの未来像」。 2022年からは「食とパーソナライゼーション編」と銘打ち全6回のセッションをお届けしている。 1月27日(金)開催のvol.5では、ゲストに東京大学 総長特任補佐・先端科学技術研究センター 身体情報学分野教授の稲見 昌彦氏を招き、人間の能力を拡張するテクノロジーの視点から個人やコミュニティの価値観や行動のゆくえを問い、日本における食のパーソナライゼーションの

          ”フードイノベーションの未来像”から見えてきた食のパーソナライゼーションの新たな視点[前編]