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やっぱり、誰かと一緒に食べる焼きたてふかふかのホットケーキは幸せだった

エッセイには似つかわしくないが、あえて結論から言おう。いやもうタイトルで言ってるやんってな。

検証結果:
やっぱり、誰かと一緒に食べる焼きたてふかふかのホットケーキは幸せだった。

そもそもホットケーキなんてものは、作る段階から幸せ成分が多すぎる。

ボウルに流し入れたホットケーキミックスにボフッと落ちるつやつやの卵。開幕直後のこの様子を見てるだけで、なんかもう幸せ。多少ミックスが周囲に舞っちゃうのはあるあるだけどそこはご愛嬌。

普段なかなか出番のない調理器具ランキング6位くらいの(知らんけど)泡立て器でぐるぐると混ぜているうちに、段々と生地がもったりとしてきて腕が重くなる。焼く前の生地特有のあの甘い匂いがほんのり香ってくる。幸せポイント+1。

ここからは幸せポイント加算ラッシュです、ええ。

あっためたフライパンに置くやいなや原型を留められなくなりじゅわーって溶けていくバター。何も考えずに、その様子をただただ見つめる。間も無くして、バターの匂いがキッチン中に漂い始める。そこに生地を流し入れ、しばらく表面の様子を観察。良い感じにぷつぷつ穴が空いてきたら、気合を入れてフライ返しでひっくり返す。そしてまた観察。

裏返すと更にビジュアルに磨きがかかる。だって焼き目が良い感じについていて、且つじわじわ膨らんでくるんだよ。はいもう幸せです、大優勝!!
早く食べたいという気持ちを堪えて、中まで火が通るのをじっくり待つ。

そんなこんなで私がせっせとホットケーキを育てているうちに、本日のホットケーキフレンズによる挽きたてのコーヒーの香りが風に乗って流れてくる。

もうだめだ、待ちきれない。お皿の上にいそいそと、でも丁寧にホットケーキを乗せ、テーブルに並べる。
出来立てふかふかのホットケーキに追いバターをナイフで滑らせて、蜂蜜なんかもかけちゃって、淹れたてのコーヒーにはちょっと多めに牛乳を入れて。

これだよこれぇぇ!
こんなの大優勝なんて、食べる前から分かりきってる。

3人のホットケーキフレンズと、いただきますを合図にホットケーキにナイフを入れる。一口サイズに切り、口に運ぶ。バターと蜂蜜が染み込んだふかふかな生地を、幸せを噛み締める。ほのかな甘みが広がって、口の中がもう天国なんだよな。

明日の朝、今度こそ誰かとホットケーキが食べたい。ある日お昼ご飯を食べ終わった直後に(食った後に次の日の朝ごはんのこと考えるな)思いついたリベンジ計画。ホットケーキフレンズ第一候補の友人に、スマホの上で指を踊らせてホットケーキのお誘いをした自分に感謝。「食べる!」「うれし」と、軽やかな返事をくれた友人に感謝。そして前回のnoteの記事を読んで感想をくれた友人に感謝。

みんな、おいしいおいしいと、最後の一口を惜しむように完食してくれて大感謝。
先週の土曜日にホットケーキミックス買っておいて良かった…。

ど平日の朝からなんたる幸せ。

ごちそうさまでした。
あなたもだんだん、明日の朝にホットケーキを食べたくな〜る🥞🪄


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