見出し画像

森山岳部、北八ヶ岳からの梅雨明け。

こんにちは。皆さん、いかがお過ごしですか?いよいよ梅雨が明けましたね。
これから夏本番ですね。今は16時頃です。お店も落ち着いたので日記を書くことにしました。さっきまで冷房をつけていたのですが、今は窓全開にして冷房を切りました。そしたら、冷房をつけてるよりも断然涼しいではありませんか!自然の風ってのは肌にも心地よいし、少し汗ばむけれどそれも夏ならでは。暑さを感じて、夏を楽しんで過ごしていきたいです。

7月の営業日は通常と変わらず、金曜、土曜、日曜は営業します。

かき氷も始まっています。昨日は小豆を煮ました。良い感じに仕上がったのでぜひ食べていただきたいです。かき氷も冷房がキンキンのところで食べるよりも、外で風を浴びて食べる方が数倍美味しく感じられますよね〜。それもまた夏の思い出。

先日、八ヶ岳へ行ってきました。いつもの森山岳部のメンバー、TDさんと、今回はTDさんの後輩yamaギーさんも初参加。
早朝に睦沢を出発。少し睡眠不足気味だけど、テンションが程よく上がってるのであまり眠気も感じずに袖ヶ浦のTDさん宅へ到着。梅雨時期なのでコロコロと変わる天気予報と1週間前からじっと睨めっこ。奇跡的に晴れ間が覗いて幸先の良いスタート。
途中、yamaギーさんをピックアップ。初対面でしたが、yamaギーさんのザックを一目見て興味津々の僕。車内はTDさんの昔話や、山の道具の話などで盛り上がり、談合坂で軽く朝食を食べ、登山口のある麦草峠に着いたのは11時頃でした。

今回の山行ルートは、
北八ヶ岳の麦草峠からスタート、黒百合ヒュッテにテント泊。
翌朝、東天狗岳⇨にゅう⇨白駒の池⇨麦草峠
といった感じです。

画像1

登山開始直前の一枚。左から、登山靴を履くTDさん。ぼくのザック(すでにポテチがパンパン)。yamaギーさんのザック(僕が興味津々のザック、山と道mini、試しに背負わせてもらえた!僕のと背負い心地が全然違くてびっくり!)

画像2

森の中をズンズンと行く感じ。樹林帯が大好きな僕。森の一部となるTDさん。

画像3

高見石小屋にて一服。yamaギーさんとTDさん。この後におこる悲劇?喜劇?に全然気付かない三人。ゆっくりと小屋を見学できなかったけど、テラスもあり立派な小屋でした。

画像4

そうなんです。待ち構えていたのは強烈な雨!まぁ、道中どこかしらで雨に降られるとは思っていたけど、小雨が一気に強烈になって、最後の方は雹が降ってました。それでも、宿泊予定地の黒百合ヒュッテまでとりあえず進もうってことで、ひたすらひたむきに歩きました。そしたら、なんと!

画像5

出ました!晴れ間が。水溜りに空が映る中、木々が潤う中、木道を歩くのは至福の時でした。みんな小学生ばりにテンション上がってました。

画像6

黒百合ヒュッテに到着後、曇ってきたけど夜の宴会が終わるまで雨はもってくれました。それぞれスタイルの違うテント。
山小屋のスタッフが「これからヘリコプターが物資を運んできますので、飛んで来たらテントを押さえてください」とのこと。初めてのことで、テントを設営後もなんだか落ち着かない三人。いつもならサッサとビールを買って乾杯するけど、いつヘリがとんでくるのやら?テントを押さえるって?

先に着替えを済ませたあたりで、バタバタバタと音が遠くから聞こえてきました。
頭上を旋回して物資を降ろします。その瞬間です!テントが猛烈な風に煽られてバッタバッタと。こりゃ押さえてないと飛んでくわ〜って。
その後、3回飛んできました。最後にヘリコプターが去って行くときに山小屋のスタッフ達が大きく手を振ってました。その瞬間を見てなぜか涙が。こういう世界もあるんだな。この人達の働きがあってこそ、僕たちは山を歩くことができるんだなって。そう思えた瞬間、体がしぜんと動いて届いた物資を小屋に運び入れるのを皆で手伝いました。

画像7

物資を運ぶ僕。張り切り過ぎて、翌日ちょっと腰が痛かった(笑)

画像8

黒百合ヒュッテ。なんだか親しみが湧いてくる小屋。またゆっくりと来たいな。

画像9

登山後、手伝った後の一杯は格別!しかも生ビール!下界でも中々飲めない生ビール!贅沢なひとときでした。

画像10

いつもはTDさんと地べたで宴会だけど、今回は女子も一緒なのでテーブルを囲んでの宴会。ネコの話やら、なんだかんだと盛り上がる。

画像11

翌朝も好天気!天気が変わる前に歩きはじる。黒百合ヒュッテからすぐのところにある池。

画像12

この風景の奥には北アルプスが写っています。八ヶ岳のスケールの大きさを実感できた瞬間。

画像13

今回の僕のベストショット。ここに至るまで眺望がなかったから、この景色はご褒美でした。ガッツのあるyamaギー。風景とマッチしてますね。

画像14

これも好きな一枚。先に見えるのが東天狗岳。山の中にいる特別で不思議な感覚が伝わってくる一枚。

画像15

東天狗頂上付近。TDさんとは5回目の山行!良きパートナーです。
いつもありがとう。

画像16

頂上にて一服。良い時間。それぞれ頑張ったのを認め合えるって素晴らしいと思う。

画像17

東天狗岳から中山峠、にゅう、そしてまた樹林帯へ。この辺りは苔の森です。倒木に沢山の植物が育ってます。これが本当の循環だと感じた。

画像18

楽しい旅もあっという間。今回、初参加のyamaギーがYAMAPというGPSのアプリを使ってくれて、ものすごく助かった。彼女の少しおっちょこちょいのところも、緊張感がほぐれて良かった。ありがとう。ちゃっかり車に忘れ物をしていたところもyamaギーっぽかった。

それにしても帰り道の途中のゲリラ豪雨にはビビった。小淵沢あたりかな。雷ピッカピカ!ワイパー全速力!何も事故がなくて良かった。
今週末の4連休からはきっと八ヶ岳は大賑わいだろうな。そう思うと、今回天気の心配もあったけど、装備も万端で望んで、雨にも負けずに踏ん張ったかいがあって、静かな山行を思いっきり楽しむことができた。何事にも少し勇気を出して、一歩踏み出せばきっと世界は味方してくれるって、体験を通して実感できた。

山はほんとうにいつも、なにかしら僕に教えてくれる偉大な存在です。
次回は南アルプスかな。ぼくはテントに一人で入ってシュラフに潜る瞬間が好きだ。なんだか、山そのものと一緒に寝ている様な気がするから。

追伸
moribook入稿まで、のこすところ表紙のデザインと、最後のページの構成となりました!あと一踏ん張り!がんばります。

帰りの車中でみんなが好きなこの曲を聴いてた。またこの曲を聴くと蘇る思い出が一つ増えた。ゲリラ豪雨もその一つ。
それにしてもrei harakamiの音楽は山の風景とピッタリだ。ズンズン山が迫って広がって、そして溶け込んで行きそうな感覚になる。
いつ聴いても色褪せないすばらしいトラック。