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#24 うどんより蕎麦派なんだ。と異端ぶる(蕎麦とラー油で幸なった 日本橋店)

ご存知の通り、大阪といえばうどんが圧倒的多数派であり蕎麦派は異端児扱いされる不遇の地である。
蕎麦派と判明した場合、即座に捉えられ拷問の後に思考改造によりうどん派に記憶を書き換えられた上で西成に捨てられる。
何を隠そう、実は私も記憶を書き換えられた一人であるが詰めが甘かったのか、なんとかすべての記憶を失わずに済んだ。

しかし街中には丸亀製麺を筆頭に、はなまるうどんや得得うどん、加寿屋に香の川製麺などセルフのチェーン店があふれており、名店で名高い今井 本店などが名を連ねている。
が、蕎麦はどうだ。
そばのチェーン店はめったになく、あったとしても都そばである。
その都そばでも、きつねうどんが一番うまい!と胸を張って言える。
このような状況では蕎麦派が主権を掴むことはあり得ない。
いずれこの大阪に蕎麦派に主権を移すべく、蕎麦屋探しの旅に出た。

と、いうことでやってきた蕎麦とラー油で幸なった 日本橋店。
午後の打ち合わせ場所から徒歩2分の場所にあった。ナイスゥ。
券売機が故障しており発券し店員さんに手渡し、そして事前会計となる斬新なシステム。手間多くね?
麺は大盛無料(350g)、特盛が¥50追加(450g)。
めっちゃお得やん!
ということで肉そば 冷・大盛(¥950・税込)をオーダー。

麺の量以外はすべてデフォルト。
白ネギ、海苔に薄く味のついた豚肉。
なによりこのつけ汁が甘辛く非常に印象的で、刃物でスパっと斬られるような味ではなく、ハンマーで殴られるようなジーンと響く重みのある味わい。
しかしラー油感は薄く、もっとダバダバ入れてくれてもよかった。
後半は卵を割り入れてマイルドに。
しかしつけ汁の味と卵のマイルドさが交わり、ちょっと味がぼやけてしまった。
このつけ汁は蕎麦というよりもこの豚肉に合うように作っているのでは?というほど豚肉との相性が良い。白米をくれ!
と、言ってる間に食べきってしまった。満足。
次回は白米とともに食べたいな、と思いながらごっそさん。

うどんよりそばより、主権は白米が握っているに違いない。

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