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マクベス/シェイクスピア

こんにちは。今日からなんとなく感想をつけながら投稿していこうと思います。

とりあえずさっき読み終わった福田恆存訳・シェイクスピアの『マクベス』から。
実は私にとって初めてのシェイクスピア作品です。演劇かかわるならシェイクスピアぐらい読んどけよ、という話でごもっともなのですが、今までシェイクスピアは食わず嫌いならぬ読まず嫌いでして、今まで全力で避けてきておりました。
しかしながら大学で演劇論入門をいくつか受ける中でやはり避けて通れないトピックでした。当たり前だけど。受けた先生がシェイクスピア専門、ということもあり「世界の演劇」という講義にもかかわらずシェイクスピアばっかりやってます。嫌味です。今週の水曜日シェイクスピアの作品から一作品挙げてグループでプレゼンを作れとのこと。
そこでマクベスを選んだのは本当になんとなくです。ただロミジュリ、ハムレット、リア王はべたすぎるなーとは思いました。謎理由。

で、感想なんですが。
尻切れトンボだな!!!!前半の面白さどこ行った!!????
という感じです。読み終わった時のうーん・・・ふーん・・・感。魔女が出てきてそれにマクベスが翻弄されて、嫁が出てきて姉さん女房的な感じでまた翻弄されて女難の相、殺した男の亡霊におびえちゃう!みたいなのがおもしろかったのに、後半は魔女出てこないし、嫁気狂って自殺するし、マクベス決闘で普通に死ぬし。
マクベスはバンクォーの亡霊におびえて魔女に囲まれて笑われながら気狂って自殺が一番面白かったと思うんです。
ほんと魔女どこいった。

というわけで私のシェイクスピア処女卒業はいまいちパッとしないものになりました。
あと私の疑問としては「これ、悲劇か・・・?」という。マクベスに焦点を当てるにしてはマクベスの死に方があっさりしすぎというか第五幕が地味すぎる気がしませんか。最後はマクダフの「イングランド万歳!」でおわるけどもそれもいいんだけどもマクベス・・・
「シェイクスピア4大悲劇中でも最も密度の高い凝集力をもつ作品」とのこことだけれども、マジで前半だけに持ってた力やろそれ・・・と思ってしまいました。

いや、こういう見方もあるよ!とか後半もおもしろいよ!とか凝集力というのはそういうことではなくて・・・とか様々な意見があると思いますので、ぜひご教示願えれば幸いです。
そう、処女にはアフターケアが大事なのです。
もちろん同意も大歓迎。コメント等々お待ちしております。

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