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これからの時代を健康的に生き抜く! 予防医療のすすめ【前編】


皆さんは、一生涯で使われる医療費の平均金額をご存知ですか?

日本人が一生涯で使うとされる平均金額は、
1人あたり約2,700万円と言われています。

そのうち、約6割が、65歳以降にかかる費用だそうです。

もちろん、健康意識の高い方はここまで使わなかったり、
あるいはもっともっと医療費がかかる方もいます。

でも、平均的な医療費は、こんなに高額になってしまう…。

今まで何度か健康についてお伝えしてきましたが、今回は
生涯を健康的に生きるための「予防医療」についてお話しようと思います!

このテーマは中の人が個人的に今熱を持って勉強している事でもあり、ついつい長くなってしまったので前後編の2部制でお届けしようと思います。





現代の日本の医療は対処療法!


怪我や病気をした際、程度にもよりますが、ほとんどの人は病院を受診し、処方された薬を飲んだり塗ったりして治すことが多いかと思います。

熱が出たりのどが痛かったりなど、いろいろな症状が出ると、専門医に診て貰い薬を出して貰う。
この当たり前のプロセスは、全て対処療法ですよね。

日本は皆保険制度がしっかりしており、特に高齢者の方々は少額の自己負担で医療を受けることができます。

ただ、その素晴らしい皆保険制度のお陰で、「病気になったら病院に行って薬を貰えばいい」という価値観の元で人々の健康意識は下がり、
日本の医療は今後逼迫し、崩壊していくと言われています。

海外では、保険が整備されておらず自己負担が高額だったり、保険料も高額だったり、救急車を呼ぶのに高額が請求されたり、認知症の治療が保険適応外だったりと、容易く病院にかかれない国も結構あります。

日本人からすると「なんて不親切な制度なんだ、安心して住めない」なんて思いそうですが、そのお陰で病気やケガの自己防衛意識が高まりますよね。

また、日本の医療界のビジネス的観点から、
病院だけではなく、薬局や製薬会社まで利益が行き届くよう、しっかりとしたパイプが繋がっています。

法整備もされている事から、病院ではお医者さんが2つ目3つ目と簡単に薬の処方を増やすこともよくありますが、
これは薬が増え対処療法の手法が増えているだけで、その時は治っても根本的な治療に繋がっていません。

病院で周囲の人と元気に話し、念のためと沢山のお薬を貰って帰るお年寄りをよく見かけますが、
日本の未来の為にも次世代の子供たちの負担を減らすためにも、
医療費を無駄遣いせずに、1人1人が予防医療の意識を持つことが重要です。

日本の医療の未来は、1人1人の健康意識にかかっているのです!




そもそも「予防医療」とは?


予防医療とは、病気になってから治療を受けるのではなく、病気にかからないように対策をすることを言います。

普段からバランスの良い食事を意識したり、適度な運動など健康維持に取り組むこと、定期的に健康診断を受けることなどは予防医療と言えます。

一般的に皆さんがよくかかる病気「風邪」1つをとっても、
普段からマメに手洗いうがいをし、免疫力の上がる食事を摂り、睡眠時間を十分に確保して生活のリズムを崩さない…

上記のような基本的な予防策を行っている人は、予防医療を普段から取り入れていると言えます。
こんな健康的な生活が送れている方は、風邪もほとんど引かないかもしれませんね。

予防医学の3つの段階


予防医療について、学問として考えたものを予防医学と言います。
予防医学では、そのプロセスを3つの段階として定義されています。

◆一次予防 ・・・ 病気や怪我の予防
上記で記した、バランスのよい食事を意識したり適度な運動をすることなどは、一次予防と言えます。
また、検診を受けたりカウンセリングを受けたりと、専門家のサポートを受けることも一次予防に該当します。

◆二次予防 ・・・ 病気の早期発見
健康診断や人間ドックなどで、病気の早期発見と早期治療を行う段階です。
病気の早期に対応することで、完治したり重症化を防ぐことができます。

◆三次予防 ・・・ 病気の再発防止
既に発症した病気の再発を防ぐ段階です。
保健指導やリハビリテーションなどの他に、生活習慣や食習慣の改善などが必要になる事もあります。

以上が予防医学で定義される3つの段階ですが、読んで分かる通り、
「予防医学」と言えど本当に予防の段階と言えるのは一次予防だけです。

最近では、この3段階の定義の他に、「0次予防」が大切だという考え方が出てきています。

0次予防とは、ひとりひとりの体質に合わせた生活習慣などの改善を行い、病気の予防を推進する考え方です。
遺伝子などを調べて、「どのような病気になりやすい体質なのか」を知り、生活習慣を見直すことも有効です。



平均の医療費2700万円を減らそう!


冒頭でもお伝えしましたが、
日本人が生涯で使う平均の医療費は約2700万円

この額、高くないですか?
2700万円あったら家が建ちますね。

もちろん、これが0円にできる人はほぼ居ないと思います。
しかし、この2700万円を少しの意識と努力で減らすことはできるのではないでしょうか。

例えば、外食の時に野菜が多めのメニューを選ぶ、食品添加物の少ない食品・無農薬食材を選ぶ、エスカレーターではなく階段を使う、自分のストレスに敏感になり解消方法を知る、就寝時間を30分早める…などなど。

健康を意識してできること・選択することは実は日常的にかなりあるのです!

中の人は、毎朝のコーヒーにMCTオイル豆乳を入れて飲んでいます。
これ、一時期にわかに流行りましたよね。

これも、オイルを入れずに飲むという選択肢もありますが、現におやつのコーヒーには入れなかったりしますが…
健康を意識してMCTオイルを入れる選択をしています。

水分は意識して1日2リットルを飲むようにしたり(大体の量で計測しています)、ご飯は玄米や雑穀をミックスにしたり。

これも、玄米や雑穀にも諸説あったり、栽培方法までしっかり調べて選ばないと…など、健康面の話は言い出したらキリが無いのですが、
ただ、自分に合うもの、できる範囲、信じられる情報を取捨選択して取り入れることが大切だと思います。



皆さんは、どれくらい健康を意識して生活していますか?

友だちと思いっきり好きなものを飲んで食べて楽しく過ごす日も、ご褒美に甘いものをたくさん食べる日も、ストレス発散に夜遅くまでドラマを一気見するのももちろん大事ですが、

日々のちょっとした選択の機会に、ちょこっと健康を意識して選んでみるのはいかがでしょうか?

日々のちょっとした意識の積み重ねで、10年後の自分が変わるかもしれません。





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