ダメな時に腐らないことめげないこと

この言葉は、私が尊敬する人から最近もらった言葉である。

といっても、直接的に会話しながらもらったものではなく、質問箱というツールを使って悩みを打ち明けて回答を得たものだ。尊敬する人とは奇跡的にも一度だけお会いしたことがあるが、気軽にチャットをしていいような方ではないと考えているため、質問箱を利用させてもらった。

質問に対する答えが今後の人生でお守りになるような納得感のある内容だったため、私が何を尋ね、どんな回答をもらったのかをここに記録しておく。

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私が質問したことをざっくりまとめると「職場にしても、何かしらのコミュニティにしても、どんな事情があれど何かを辞めるときは罪悪感がある」「辞め癖のように感じられて後ろめたい」といった内容だ。実際はもっと具体例を出しながら質問しているが、ここでは簡潔に。

昨年あたりからありがたいことに宿泊業が忙しく、子どもが生まれたこともあり、それ以前と同じようなライフスタイルではいくら時間があっても足りなくなってきている。そうすると必然的に何かを「削る」作業が必要になる。削るということは場合によっては「辞める」ということでもあって、最近そんな出来事があって、罪悪感でいっぱいだった。

また、それ以前も、結婚後の私は仕事に関してかなり迷走していた。今でこそようやく「仕事は個人事業で○○をやっています」と売上の観点から言えるようになったけれど、ここまでくるのに何年かかったことか。事業が軌道に乗るまで不安定だったし、妊娠出産もあったし、家族との意見の相違もあったし、ここ数年はいろいろな組織に所属したり辞めたりを何度か繰り返した。

そのたびに私の心はすさんで悲しくなっていた。

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こんな悩みに対して、尊敬する人は明るく前向きなアドバイスをくれた。

「もっと雑に生きないと大変だよ」を前提に、要点は以下の3つ（ここに書いたのはあくまで要点であって、本当はもっとぎゅっと濃密な答えをもらっている）。

・いくら相手がいい人であっても「縁」がないと関係は続かない
・運が悪かったこと以外に反省できるところは反省し次に活かす
・ダメなことが続いても「腐らないやつ」「めげないやつ」が一番強い

考え方が素敵すぎる……！

一連の内容を見たとき、今まで感じたことがないくらいに心が救われた。

尊敬する人も私と同じように、過去何度も関係性を切ることがあったそう。また、経験を重ねると傾向が見えてきて、失敗が起こらないようになっていったとのこと。

そしてなんといっても、メンタルの保ち方がポジティブですごい。特に「腐らないやつ、めげないやつが一番強い」は今の自分にグサグサ刺さってきた。この言葉は、しばらくはお守りになりそう。

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町の市場でよく売っているストック。金魚草に似ているけど違う花らしい。（後日談）「さんぽ絵ずし」さんが金魚草であっているとコメントをくれた。別名スナップドラゴンで、スナップと略することもあるそう。

かの有名なエジソンも「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と語っている。

何度も何度も挑戦を繰り返しながら、腐らずにめげずに、これからも自分にとっての最適解を見つけ続けていきたい。パワーのある言葉だなあ、腐らない・めげない。