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種まきの工夫

昨日の夜、夫と喧嘩した。

喧嘩といっても激しく口論するようなものではなくて、冷戦みたいな感じ。

理由はわからないけれど、時々こうなる。特にきっかけとなる事件(?)はないんだけど、なんとなく雰囲気が悪くなって冷戦に突入する。

理由はたぶん、私が一方的にイライラしているからなんだろう。

普段はラブラブ(←)なのに、昨日は珍しく冷戦のまま寝たから寝起きの気分が悪くて、反省を込めて考えてみた。

「……なんでここ数日イライラするんだろう?」

***

思い当たることがあった。

「先が見えないんだろうな」

湖畔へ引越してきてからというもの、身の回りのことすべてが新しい。

住環境も、地域の人間関係も、時間の使い方も、仕事も。新鮮さはもちろんあるし、新しい発見や感情もたくさん湧いてきて、ほんとうに貴重な日々を送っているなと思う。

でも、たまに気を抜くと疲れた感じになって、「新しいこと」の刺激に負けそうになる。

「この種まきはいつまで続くのかなあ」

新しいことって、お花の一生で喩えればきっと種まき期間にあたるんだろう。

どんな花が咲くかもわからないし、そもそも本当に花になるのかも分からない。結構不安。

特に新しい取組みに対する不安が顕著。

これから主にゲストハウス運営、ブログ運営、衣食住の自給自足、の3つに力を入れたいと思っていて、よく考えれば全部種まき。

どれもちょっとずつ進んでいるけれど、本当に一歩ずつって感じ。

一生懸命種まきしないと花は生まれないと思うし、地道に進むしかない。たまにご褒美が欲しくなったり、種まき期間を辛くしない方法を知りたくなったりするけれど。

そんなわけで、今日もPCと向き合いせっせと種まき。

せめて作業の雰囲気を変えようと思って、縁側に机を移動してみた。

些細なことだけど、何か気分が変わるかなと思って。自分なりの工夫。

太陽の光がよく差し込むいい天気の日。風が家のなかでも吹いていて気持ちがいい。春になってウグイスが毎日鳴いている。

***

写真 2020-04-15 9 21 35

太陽の光を浴びて、庭の緑をめいっぱい視界に入れて作業をしている。

初めてこの物件を見学した時、なんて静かな場所なんだろうと思った。

都市部には、無意識のなかで聞かされている騒音があった。田舎にはそれがない。静かだ。

「夫が帰ってきたらつまらない冷戦終えよう」

そんな気持ちにさせてくれる田舎の空気と生き物たちが大好きだ。


そのとき必要なことに必要な分だけ、ありがたく使わせていただきます。