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芽を出してコットン

最近、母がメルカリに登録したいからやり方を教えて欲しい、と言ってきた。

わたし自身はメルカリの常連だ。自分の不用品を出品したり、母から預かった不用品もたまに代理で販売してあげていた。

でも、こんな世の中だからだろう。暇を持て余しているようで、自宅の断捨離を猛スピードで始めたらしい。

「英語の教材がたくさんあるから自分で売りたいの」

とはいえ、やり方なんて体で覚えていくものだし、説明するのは難しい。ひとまずメルカリがどんなサービスで、どんな商品が売れやすくて、どんな流れで入金されるのか、簡単に解説しておいた。

それでも不安に思ったんだろう。細かい質問を何個もされた。

「……とりあえず登録してみたら??」

ざっくり答えた。人に聞くより、自分で体験しちゃった方が早いことってあると思うから。

***

新しいことを始めるのは、不安なものだと思う。

最初はどれがベストな方法か分からないし、うまくいくかも分からない。そりゃあ新しい領域に足を踏み入れるのは不安になる。

それでも、人に聞くよりまずは自分で見て、触って、やってみた方が断然早く物事が理解できることがある。

そんなわけで、週末自分も新しいことにチャレンジした。

コットン(和綿)の種を蒔いてみた。

コットンの栽培は学生の頃から興味があって「やりたいやりたい」と言っていたものの、ずっと出来ていなかった。

ようやく畑も時間もできたし、蒔くときがやってきた感じがある。

全部で40粒の種を植えた。ポットに使ったのは、自宅でよく食べる小岩井ヨーグルトの容器。何かに使えないかなーと思って、しばらく無駄に大量にとっておいた甲斐があった。

コットンを栽培するのは初めてで、上手に芽が出るか不安もある。

でも、母に言ったことをわざわざ思い出す。

「とりあえずやってみたら?」

芽が出るか、出ないか、やってみないと分からないわけだし。

その代わり、最善は尽くしたい!可愛いコットンちゃんのために。(コットンの種はふわんふわんで見た目がとても愛らしい。)

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写真 2020-04-25 13 04 58

コットンの芽が出るのは今から2週間後くらい。程よい水やり、日当たり管理など、できることはやっていくつもり。

結局母の方は、無事メルカリに登録できて、最初の商品も売れたそう。

「やったね!おめでとう!」

母のアカウントを見て商品が売れているのを確認し、とっても嬉しくなった。

「もう配送もばっちりできるようになったわよ~!」

母がメルカリに自信を持ってくれたのは、とにかく不安な一歩を踏み出してくれたからだ。


そのとき必要なことに必要な分だけ、ありがたく使わせていただきます。