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1000回の実践者が伝授する「はじめての探究型授業の教科書」

こんにちは、某私立小学校教務主任の桜井です。
2019年1月26日に学芸大学付属大泉小学校に行ってきました。
2019年は探究型授業が広く普及する元年になるな、と実感しました。

そこで1000回以上探究型授業の実践してきた私が、
これから探究型授業を始めようというあなたへ教科書を伝授しようと思います。

<目次>


0 はじめに
0-1「金八先生からオダギリジョーへ」
0-2 探究とは「ゆるふわ」である
0-3 探究と探求の違い
0-4 なぜ私が書くのか?
1 なぜ探究が必要なのか?
◎Yが動いているから
◎想定読者(探究に悩むあなたへのプレゼントとしてのnote)
1) 探究のやり方が分からない
2) 探究に自信が持てない
3) 周囲に理解が得られない
2. 探究の6つのポイント(学芸大学付属大泉小学校を参考に)
1) 正解のない問いに対して
2) 多角的な視点や広い視野で
3) 多様な考えの人と共に
4) どこのだれにとっても大切な
5) 納得解となる新たな概念の形成と
6) それに沿って行動すること
3. 実際にどうやってやるの?
◎探究型授業のピラミッドモデル
・逆向き設計
◎探究型授業のマトリクス(デザイン思考)
◎探究型授業を「イシューからはじめよ」
◎探究型授業の「個人」「ペア」「グループワーク」のあり方
4. どうやって評価するの?
◎ルーブリック
5. 1000回の授業の実践記録(迫害と克己と集結と)
6. 最後に:改めて探究とは「ゆる」「ふわ」である

それでは早速参りましょう。
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0 はじめに
0-1「金八先生からオダギリジョーへ」

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あなたは3年B組金八先生を知っていますか?

堅物の熱血教師ですね。彼に憧れ教師になった人も多いはず。
彼は昭和の教師像の象徴でした。

しかし、これからの教師はオダギリジョーです。

◎金八先生からオダギリジョー(太郎先生)へのパラダイムシフト

教師は「正解を熱く語って教える存在」から
「親しみやすく、ゆるく、ふわっと子どもたちを支える存在」
ということです。

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0-2 探究とは「ゆるふわ」である

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後ほど探究について、具体的に説明していきますが、
忘れてはならないのは探究とは、「ゆるふわ」ということです。

私が教師になってから、教師とコンサルはここが違うと感じた点は
次の一覧にまとめました。

Aでなければならないという正解や正論を子どもたちに振りかざしすぎです。

生産性が叫ばれる世の中では、本当に遅刻がいけないのかということを考えていかなければなりません。

11時から顧客とアポがある場合は朝から家でじっくりと提案書を作成し、
10時に会社に行った方がいいことだってあるのです。

また最新の研究では子どもたちの脳みそは朝10時くらいから
活性化するのに朝8時から学校が始まるのは早すぎるというデータもあります。

先生たちは、もう少し柔軟に物事を考えるべきですね。

というわけで、これからの教師は、もっと「ゆるふわ」になりましょう。

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0-3 探究と探求の違い

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なぜ「ゆるふわ」なんて話をしたのでしょうか。
それは、探究という言葉の本質に関わっています。

探究と探求の言葉の違いを知っているでしょうか。

探究を英語にすると「Inquiry」探求は「Quest」です。

探究は、答えがあるかないか分からない前提で物事の本質を探ること

探求は、答えがある前提で探し求めることなのです。

小学校で行われている形式だけの探求は、
教師が見えないキャッチャーミットを構えて

探究をしているつもりです。

本当に探究をするためには、教師がこれまで持っていた支配権(コントロールしていた権利)を一時的に手放さなければならないのでリスクが伴います。

実際に、慣れていない教師が、集団として機能していない学級で探究を行おうとすると学級崩壊を招く危険性があります。

私が1000回以上探究を行う中で、自分自身も「ひやっとしたこと」が何度もあります。

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0-4 なぜ私が書くのか?

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私は小学校教師として働いていますが、これからの社会に危機感を感じ

「どうやってサバイバルするか」といつも考えています。

また目の前の子どもたちが未来を考えるに当たり、
「何が大切なのか」を探究してきました。

一つひとつのことを疑い、これはOK、これはNGと精査しています。

大学生、社会人、個人事業主を経て教師になったので、
色々なことのバランスを考えています。

また実際に教師になって、数多くの失敗、迫害、トラブル、困難を乗り越え
今も楽しく探究型の授業を実践しています。

探究型の授業が機能すれば子どもたちの目は120%輝きます。

もし、最近自分が担当しているクラスの子たちの目が輝いていないな、
と思ったら本noteを最後まで読み進めてください。

きっと多くのヒントがあるでしょう。

子どもたちに「主体的・対話的・深い学び」をやろう!というあなたが
率先垂範として「主体的に対話的に深く学ぶ必要」があるのです。

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1 なぜ探究が必要なのか?

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さて、まずは、Whyの部分です。

プレゼンテーションのゴールデンサークルに沿って本noteを進めてまいります。

一言でいえばYが動いているからです。

Yとは、島田紳助の紳竜の研究のYです。
つまり世の中の動きです。

・予測困難
・多様な人とのつながりが増える
・既知の概念では解決できない問題が山積み
・技術の進歩
・グローバル化
・情報爆発

子どもたちが大人になった社会は、今の大人が言っていることが通用しなくなるのです。

そんな社会では、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えること」が重要となるのです。

たとえば、LITALICOという会社を知っていますか?
発達ナビというサイトがあり、運営会社でもあります。

LITALICOは、発達障害の疑いのある子たちにスクールを展開し、
応用行動分析学を軸にノウハウを提供しています。
1回1万円以上のコースは福祉として保険が適応され、LITALICOは国からお金を貰いながら受講者やその親の負担は減らしています。

発達障害の子が増え、学校も家庭も困る中、
国からは補助金をもらい、
塾のボトルネックである受講料の底上げもできています。

しかもそのLITALICOの会社の社長は、まだ30代前半です。

全ての子どもたちにLITALICOの社長のようになってほしいとは思いませんが、社会に対する問題意識を持って、自ら社会を変えていけるような子どもたちを育てていきたいですね。

というわけで、長い前置きが終わりました。
いよいよ探究の核心部分に迫っていきます。

コーヒーブレイクでも終えて一旦休憩してから読み進めてください。
ちなみに、このnoteでの想定読者は次の通りです。

1 探究のやり方が分からない
2 探究に自信が持てない
3 周囲に理解が得られない

5年以上悩みながら実践してきた私が上記の方たちに何かしらアドバイスできれば幸いです。

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2 探究の6つのポイント
(学芸大学付属大泉小学校のまとめ方を参考に)

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1 正解のない問いに対して
2 多角的な視点や広い視野で
3 多様な考えの人と共に
4 どこのだれにとっても大切な
5 納得解となる新たな概念の形成と
6 それに沿って行動すること

1 正解のない問いに対して

探究の本家といえば国際バカロレアです。
私もIB校に勤務していますが、一番うれしかったのは、
教科の枠を超えたテーマの存在でした。

A  自分とはどんな存在か
B わたしたちは、どこから来てどこに行くのか
C どうやって人は表現するのか
D 自然界の仕組み
E 社会の仕組みや組織の機能
F 地球をどう共有するか

この6つのテーマがあるのです。

今までの教育は、具体的でした。
しかし、「で、結局何なの?」

一番大切なことには蓋をしてきました。

探究が扱うテーマは、全て本質的です。
しかも答えがあったりなかったり人類が考え続けてきたものです。

まずは、知識一つひとつではなく、大きなテーマがあるんだな、ということを押さえてください。

2 多角的な視点や広い視野で

F 地球をどう共有するか

たとえば、地球をどう共有するかで考えてみましょう。

1年生 校庭の使い方
2年生 多摩川の恩恵と脅威
3年生 絶滅危惧種
4年生 自然災害、防災
5年生 環境破壊
6年生 戦争と平和

今まではバラバラだった知識が1~6年生で全て共通してくるんです。
「地球をどう共有するか」を1年レベルでは、校庭で考えよう。
そこから具体から抽象にどんどん発展させます。

これまでは正解を教えました。しかし、これからは理解を深めるんです。

あなたも算数を習いましたね。

1年生は消しゴム1つ分、2年生は3cm、3年生は3.3cmと小数
と同じ現象の理解のレベルが上がりますね。

解像度が上がり、より正確な理解、難しく言えば
認識が深化していくのです。

いきなり、校庭の問題から戦争と平和なんて考えられるの?と思いますよね。
そこで鍵の登場です。

難しい言葉を使うと認識を深化させるための道具です。

・校庭の特徴って何?Form
・校庭は何とつながっている?Connection
・校庭の使い方はどう変える?Change
・戦争って何だろう?Form
・戦争は、何と関連がある?政治?経済?Connection
・戦争は、社会をどう変えたのか?Change

今までの教育は、戦争自体を教えていました。

しかし、探究では、戦争自体を知る中での「物事の理解の仕方」を教えます。鍵を使って、子どもたちの頭を耕していくのです。

いろんなものを特徴・機能・原因・変化・関連・視点・責任という鍵でフォーカスします。

※この画像は、学芸大学付属大泉小学校の資料より抜粋しています。

見ると、特徴、機能、変化となっていますよね?

やっと大泉小学校も、ここまで来たのかな、と嬉しくなりました。

3 多様な考えの人と共に


今までの教室では、子どもたちはライバル同士でした。

カンニングをしてはいけません!
点数順に子どもたちを序列します!

表では、子どもたちに仲良くしなさいといいつつ、
潜在的には子どもたちを対決させていたのが学校です。

しかし、いよいよ社会では正解が分からなくなり知恵を出し合う必要があります。
そうなるとグループワークが大切になります。

グループワークにはコツがあります。

目的を考えないとグループワークは、ただの遊びになります。

多くの学級が陥る「活動あって学びなし」の状態にならないためには
どうしたらいいのでしょうか?

逆に一斉授業では、子どもたちは思考していないのでしょうか。
そんなことはありません。

とにかく「お友だちの話を聞くとメリットがある」
「対話を通して価値観を育むことが大切」というポイントだけ押さえておいてください。

具体的なグループワークのやり方は、後段で説明しますね。

4 どこのだれにとっても大切な


学芸大学付属大泉小学校では、教科の枠を超えたテーマ(transdisciplinary themes pyp)を2つの要素に分けていました。

すなわち、テーマの部分と価値観の部分です。

※この画像は、学芸大学付属大泉小学校の資料より抜粋しています。

探究の大家であられる東京コミュニティースクールの言い方を引用し、
自主・自律などの価値観という言葉が使われています。

今までの学校教育では、価値観を教えていませんでした。
外国では価値観を教えることは普通です。

やっと日本も外国に追いついてきましたね。

5 納得解となる新たな概念の形成と


納得解という言葉は元リクルート、和田中校長であられた藤原和博先生の言葉が使われています。


ジグソーパズルからレゴへ、という部分です。

藤原和博先生の本は大好きで全て読んでいますが、納得解について理解を深めたい方は手にとってください。

これからは意味を作っていくことが大切です。

概念の形成です。

後ほど、概念形成については詳しくお伝えしますが、
まずは、上記の表を理解しましょう。

事実的な知識や個別のスキルから転移可能な概念、複雑なプロセスを経て
原理を掴んでいく。

校庭から始まった探究から「共生」を学ぶ
戦争から始まった探究でブラック企業問題を考えられる

こうした子どもたちを育てたいのが探究です。

・まず持っている主観的で危うい表層な理解
↓探究を経て
・科学的な認識にする(客観的・再現性があるもの)

単なる活動ではなくて、概念の形成が探究です。

6 それに沿って行動すること


少し難しくなってきましたね。

最後は、自分の行動を変える部分です。

探究では最後にアクションが必要となります。

最初は身近な所から疑問を解決していく探究の中で
世の中のことを広く・深く考えます。
最後は、自分の周りの社会を少しでも良くするのか探究なのです。

※この画像は、学芸大学付属大泉小学校の資料より抜粋しています。

最後はポスターを貼ったり、料理を作ったりします。

(何もしないことがアクションだったりもしますが・・・)

1 正解のない問いに対して
2 多角的な視点や広い視野で
3 多様な考えの人と共に
4 どこのだれにとっても大切な
5 納得解となる新たな概念の形成と
6 それに沿って行動すること

この6つを見てきました。

まだまだわかりにくいと思いますので、
具体的にどうやっていくの?という疑問にお答えしてまいりましょう。

例えば、こんな疑問がありますよね?

・探究のテーマってどうやって考えるの?
・指導要領との兼ね合いは?
・疑問ってどうやって設定するの?
・評価はどうするの?
・他のクラスとどうやって内容を合わせるの?

すべての疑問にお答えしましょう。

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3 実際にどうやってやるの?

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◎探究型授業のピラミッドモデル
・逆向き設計
◎探究型授業のマトリクス(デザイン思考)
◎探究型授業を「イシューからはじめよ」
◎探究型授業の「個人」「ペア」「グループワーク」のあり方

◎探究型授業のピラミッドモデル


まずは、こちらをご覧ください。

英語だから難しい!と思わないでください。

一番下にFactがあります。
事実ですね。

その上にトピックがあります。

そしてコンセプトがあります。上記で説明した鍵のことです。(Formだなんだ)

一番上には、generalization(一般化)があります。

移民を学ぶこと
は探究ではありません。

移民を学ぶことを通して
人々は変わりゆく環境に適応してきたこと

を学ぶのが探究なのです。

これは、社会の知識の構造図の例ですが、
小学校の先生なら、社会で見たことがありますよね。

ピラミッドの全体像があるからこそ、
Guided Inquiryになるのです。

つまり、子どもたち主体にしつつ、教師が教えたいことを教えられる

矛盾の解消ができるのです。

ここは、めちゃくちゃおもしろい部分です。

子どもたちは、自分たちで自由に探究しているように見えて
実際は裏で教員が学びをデザインできます。

疑問を考えようね!問いを深めてファシリテーターとして
子どもを誘導し、最後は一般化・原理原則に導いていく。

これこそ探究です。

逆向き設計に詳しく書かれていますが、常に探究をする時は、
このピラミッドを忘れないようにしましょう。

◎探究型授業のマトリクス(デザイン思考)


じゃあ、実際に授業は、どうやって進んでいくのでしょうか。

そのヒントはデザイン思考にあります。

子どもたちは、まず左下から始まります。
具体的なものをリサーチします。

次に分析をして、抽象的に物事を理解します。
最後は、未来を創るために具体に落とすのです。

例えば、1年生の探究の様子を見てみましょう。

「C どうやって人は表現するのか」

「身の回りにはメッセージがあふれている」

まずは、世の中のピクトグラムを集めていきます。
トイレのマークだったり、駅のポスターだったりです。

それを分類して知識を一般化します。

あ、赤はストップの色なんだ、青は進めの色なんだ。

そこから自分たちで新しいマークやピクトグラムを作成するんです。

この探究では、「世の中にはどんなマークがあるのかな?」
という疑問から探究が始まり、

分析と総合によって、一般的な知識が身につきます。

そこから論理性を持ったピクトグラムを創り出せるのです。

こうして1年生からでも立派に探究はできます。

具体的なものを分析しながら、
抽象的な概念を形成し、
その概念から具体を生み出す

探究の真の姿です。

疑問を解決して終わるのは、単なる調べ学習。
概念を形成して、社会を変える・新しいものを創り出すのが探究なのです。


◎探究型授業を「イシューからはじめよ」


探究を進めるにあたって、課題の設定が最重要ポイントです。

子どもたちに疑問を考えさせた。

しかし、問いの質が低いと探究活動全体の生産性が上がりません。

問いの質を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?

そのポイントが問いの精査です。

1 子どもたちにいろんな問いを考えさせる
2 問いをクローズド・クエスチョンからオープン・クエスチョンに変える
3 問いに鍵(Form,Function,Changeなど)を使わせる
4 問いを評価してやる価値のあるものを扱う

問い選びにはたくさん時間をかけましょうね。

8000字を超えてきたので、具体策は、また次回に。

◎探究型授業の「個人」「ペア」「グループワーク」のあり方


上の表を見てください。

どんな時に対話した方がいいのか、をまとめています。

概念化・収束するときは、1人で考えさせましょう。

拡散させたいときはペア・グループワークを行いましょう。

目的によって手段が決まります。

多くの授業を見ていて、手段の目的化が行われてしまっていました。

手段と目的を履き違えてはいけません。

子どもたちの力を伸ばすために協働させるのです。

しかもグループワークを行っていると色々な悩みが出てきます。

・フリーライダーが生まれる・・・
・できる子が飽きる・・・
・そもそも意味あるの?

できる子のメリットを最大化しつつ、
できない子のメリットも最大化できるようにすること、

これこそが教師の務めであります。

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4 どうやって評価するの?

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評価は一番むずかしいところです。

学芸大学付属大泉小学校でも評価については研究が課題と言われていました。

筆記なのか、実演なのか
単純なのか、複雑なのか

パフォーマンス評価も言われています。

1000回実践してきた結果として言えるのは、


◎単年での評価は難しい
◎成果物ができてからルーブリックを修正することが大切
◎テスト→小テスト→課題→活動という逆向き設計が大切

といったところです。

ルーブリックも多数お見せしたいのですが、それらはまた別の機会に。

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5 1000回の授業の実践記録
(迫害と克己と集結と)

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多くの起業家・イノベーターが直面するように現場で探究を実践しようとすると軋轢が生まれます。

迫害もされます。

私は、たまたまコンサルティング会社に勤務しており
探究型の学びのイメージがありました。

「あ、これまでのやり方を学校でやればいいんじゃん」

そもそも大人の学びのセミナーをやっていた私は、こう思っていました。

「大人は何かを教えてもらいたい、なんて思っていない」
「大人はたくさんしゃべりたい」

実は、子どもも同じでした。

まずは知っていることを洗い出し、そこをSHAKEしてあげる。
揺さぶるわけです。

そこからTHINKして、

最後は意味をSHAPEする。

SHAKE→THINK→SHAPEモデルです。

私は5年間の実践を通して1000回以上の授業を通して
探究型の学びの価値を実感しています。

また、大泉小学校の実践報告を見ていて
まだまだ探究ノウハウの普及が足りないな、と思いました。

今後もnoteを書きながら一部は有料にしつつ
あなたにお役に立てるようにがんばってまいります。

とにかく

探究を行おうとすると「迫害」にあうこと

「迫害」はむしろチャンスであり「克己」が大切なこと

一人ではなく仲間と「集結」することが大切なこと

だけをお伝えしておきたいと思います。

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6 最後に:探究とは「ゆる」「ふわ」である

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改めて探究とは「ゆる」「ふわ」でなければなりません。

熱血教師が、よし探究するぞ!と子どもに迫っては

子どもたちの探究スイッチは入りません。

まずは雑談から、身近な道具から

とにかく具体物から探究を始めましょう。

探究は発見から始まります。

「なんで救急車って無料なんだろう?」

「PASMOって何で一瞬でお金をやりとりできるの?」

すべてはそこから始まります。

気づけば1万字も書いてきました。

つくづく私は探究が好きなようです。

これからも、どんどん探究の本物のノウハウを提供してまいりますので、

乞うご期待

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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