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教員がほぼフルタイムで働きながら大学院へ通う方法

こんにちは、スケボー先生です。

今日は通勤用のバイク修理に外へ出ているので、そのスキマ時間に「教員がほぼフルタイムで働きながら大学院へ通う方法と、それまでの経緯」についてお話します。

私がどんな人物か、またなぜ教員として働きながら大学院へ通っているかは、以下の記事をご覧ください。


①結論〜部分休業を活用する

まず始めに「ほぼフルタイム」というのは、現在、大学院へ通うために毎週水曜日の午後3時間だけ部分休業をもらっています。
それ以外の大学院の授業は、週に2日間ある夜間のオンライン授業を受講しています。

また「大学院へ通う」とありますが、大学院へは修士・博士課程で通っているのではなく、今年度1年間、科目等履修生として国際バカロレア(IB)の教員資格取得のために通っています。
なぜ修士課程ではなく科目等履修生なのか、については、また次回詳しくお話ししたいと思います。

また部分休業の詳細については、「あお先生」という方のブログで詳しく書かれているので参照してください。

私の職場でも私以外に部分休業を取得している教員が2名ほどいますが、取得理由は「育児」です。
ただ教育委員会に確認したところ、私のように就学のための部分休業取得すも可能ということでした。


②もう1つの方法「長期派遣制度」もあるが…


本来であれば、教員にはもう1つ、働きながら(給料をもらいながら)大学院へ通う方法があります。
それは自治体の「長期派遣研修」という、自治体や学校ごとに人事で大学院や教育関係の諸機関へ派遣される制度です。
(※自治体によって長期派遣研修の名称は異なるかもしれません)

しかしこれは先に述べたように「人事」なので、多くの場合は自分から「大学院に行かせてください!」とはいきません。一応教育委員会にもアピールはしましたが、声はかかりませんでした。
そこで、「自主的に大学院に行こうじゃないか!」→「それなら、部分休業が一番自分にとっては良い選択だ!」という結論に至りました。


③部分休業を取るための環境を整える〜部分休業取得までの経緯


結果的に、部分休業を取得したいと思い立ってから今年度の部分休業取得まで、約2年間の時間を要しました。

まず2年前は、中学3年生担任、学年副主任(学年教務)、生徒指導主任、支援コーディネーターを引き受けており、受験生を受け持っていたこともあってすぐには部分休業取得はできませんでした。

1年前、校長から1学年担当という人事を聞きました。
そこで、「副担任にしてほしい。それ以外は、そのまま学年副主任、生徒指導主任、支援コーディネーターすべて担当する」と交渉をし、副担にしてもらいました。
この1年間は、IBの教員免許を取得するためには何が一番良い方法か、また大学院で取得するとするならばどこが一番良いかを調べました。
また実際にIB認定校の中高一貫校の公開授業などにも足を運び、自分が学びたいのは本当にIBなのか、などを考え抜いた1年間となりました。

そして今年、行くべき大学院も無事に決まり、4月から部分休業を取って大学院へ通っています。
今年は2学年担当で、役職は全く変わりません。
学年や学校には迷惑をかけないよう、まずは仕事第一優先にして自分のやるべきことをしっかりこなしています。



こうして2年間、計画的に準備してきたからこそ、私が自主的に大学院へ通っても、管理職や職場の皆さんと「行ってきます!」「今日も行ってらっしゃい!」と言い合える関係を築けているのではないか、と思います。

多忙だと言われている中学校教員でも、自主的に学ぶ環境づくりができることを伝えたくて、今回はこのような記事を書いてみました。

#大学院 #部分休業 #キャリアプラン #国際バカロレア #教育 #中学校教員


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