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授業で力を発揮しそうな生成型AIたち

Google for Education認定トレーナーの笠原です。

新年度が始まりましたね。来週から授業だという先生方も多いかと思います。今年度は「生成型AIと授業」は切っても切り離せなくなりそうな予感がします。

今回の記事では「比較的登録などもお手軽」で「授業にも関わってきそう」なAIのサービスを紹介します。

なお、最初に断っておきますが「子どもに使わせるかどうか」については利用規約や学校や教育委員会のルールがあるのでしっかり確認をしてください。あくまで大人の授業準備の手助け…くらいの紹介だと思ってください。

生成型AIの革命児

最初はもちろんコイツですね。

ChatGPTは完全に世の中の潮目を変えたと感じます。つい先日も文科省が話題にしていましたね。

抑制で乗り切れると思うのは甘い見通しのように感じます。ChatGPT自体を禁止してもそこから広がる各種サービスを使っているものまで排除なんてできないですからね。

早いタイミングで実際に教える立場の人が触れてみることが大切なのだろうと思います。授業でどうするかは使ってみてからの次の話です。

安宅和人氏がこのような資料を出していますが、批判的に読みながらも一方でこのくらいの要求に耐えられる授業や学校のあり方は考えていきたいものです。

最も身近になりそうな…

実はすでの多くに学校で使われているCanvaにも生成型AIが使えるようになっています。特に三月頃からの力のいれようは顕著ですね。

https://www.canva.com/

少し前からも話題になっていますが、Canvaのアプリの一つである「Text To Image」は文章から画像を生成できるAIです。昨年末から使えたのですが、最近になってまた一段と生成できる画像のレベルが上がってきています。

日本語で入力してもかなりの出力ができるという点でも、学校にとってもかなり身近になっていくのではないかと考えられます。

デザインの幅が広がる

そして、本日一番紹介したいのがこちら。

まだウェイティングリストで順番待ちをする必要があるせいか、あまり話題になっていないのですが、画像や動画を作るという点ではこれまでとははっきりとレベルの違いを感じられるのがこのMicrosoft Desinerです。

「DALL・E 2」などのAIが活用されているそうです。

まだ洗練されたという感じにはなっていないのですが、欲しいデザインを言葉で打ち込むと自動生成してくれます。また、自分の手持ちの画像をアップロードして、その画像を使ってのデザインなどもしてくれます。

これはMicrosoftがゆくゆくはWordやPowerPointにAIを組み込むと言っていると聞きますが、その方向性が見えるような取り組みで非常に面白いです。

現段階の使い勝手はまだまだですが、ちょっとしたスライドのアイキャッチを作るときなどに威力を発揮してくれそうです。今後、性能が大きく伸びる可能性を感じるので、早めにウェイティングリストで順番待ちしておくことをオススメします。

学校にとっての生成型AI元年となるか

四月になって毎日と言って良いほどChatGPTの話題がニュースに上がってきます。これだけ名前が知れ渡ってくると、学校もいよいよ無視できなくなってくるのではないでしょうか。

恐れるよりもまずは使ってみて「こういうことか」を理解することから、授業づくりがスタートすると思います。

ぜひ、まだ遊びのあるうちに、AIを楽しんでみてください。

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