推したい会社『任天堂』
#推したい会社 このタグをみて真っ先に思い浮かんだのが『任天堂』
今年発売40周年となるファミリーコンピューターを筆頭に数々のゲーム機を世に送り出し、今や世界的なキャラクターとなったマリオを生み出し、世界にゲーム文化を広めたという点では、世に与えた貢献度は計り知れない。
原風景
私が物心ついた30数年前は、ファミコンことファミリーコンピューターが世を席巻していた時代であった。私もまたスーパーマリオブラザーズを親戚の家で遊びマリオに触れた。他にもゼビウスとツインビー等他社作品にも触れたが、これらは私にとっての原風景である。その土壌を作ったのは紛れもなく任天堂である。
私が小学生となったあたりでちょうどスーパーファミコンが発売され、友達と遊ぶといえば半分ぐらいがスーファミで遊ぶと同義であった。そして友達の家に遊びに行くなどしているうちに、ゲームボーイなる携帯ゲーム機があることも知った。そんな折に発売されたのがポケットモンスター、そうポケモンである。他の人とポケモンを交換したり、対戦をしたりという要素は今でも根幹であるが、家が厳しくゲーム機をなかなか買ってもらえなかったが、これだけはなんとかと思い切り頼み込んだ。当初限定バージョンだったポケットモンスター青とゲームボーイポケット、このセットが人生で初めて自分が手にしたゲームである。
なお、厳密にはポケモンを製作したのは任天堂ではなくゲームフリークである。とはいえ後に任天堂、ゲームフリーク、クリーチャーズが共同出資して株式会社ポケモンがうまれることとなり、任天堂とも密接に関わっていくこととなる。
氷河期世代でもゆとり世代でもない狭間の世代の人間ではあるが、任天堂を筆頭としたゲーム文化発展を生で感じられた世代という点では今の人生は本当にありがたいの一言である。
株主総会を通じて垣間見えた任天堂が推される理由
好きなゲームでお世話になったという点が非常に大きいわけだが、任天堂のトップ視点の話も直に聞くことができた機会があったので、そちらの話にも言及しておくことにする。
最近ようやく株式取引をやってみることにしたわけだが、株をやったらまず任天堂の株を買ってみたいというのがあった。同じ投資をするならば、好きなものに投資したいというのは投資行動の一つではないかと思う。株を始めた時期が今年の3月ぐらいだったのがちょうどよく、比較的いい値段で買えた上に株主総会にも参加することができ、そこでまた大きな経験を得られた。大勢の人が集まる場での質疑応答について改めて感じるものがあった点については、以前に書いた記事の通り。
『聞く力』と『伝える力』 株主総会に参加して得た学び|テツノトリ (note.com)
任天堂を推すポイントがいろいろとあるわけだが、株主総会を通じて改めてそれを痛感することとなった。任天堂が推される強みについて以下に今年の株主総会の質疑応答要旨を引用する。
参考リンク: 第83期定時株主総会 qa2306.pdf (nintendo.co.jp)
推されるべき要素が随所にみられる。
現状、少なくとも2世代、3世代で楽しまれつつある点
ゲーム開発のノウハウや魂が、作品を通して受け継がれている点
ゲームを通じて医療や介護等、他の分野へも応用され親しまれている点
まとめ
先行きが暗い話が多い現代で、『推すべきもの』はこれからを生きる人間にとって生きるために必要不可欠な存在、最早ライフラインの一つと言ってもいい。『推すべきもの』は人の数だけ存在すると思われるが、私は今回その重要な基礎をつくり、そして作り続けている任天堂を推したい。
先の引用で受け継がれているものがある件に触れたが、質問した方が、ファミリーベーシックで遊んでいた人が後に大乱闘スマッシュブラザーズ通称スマブラをつくることとなったという話に言及していたが、私は恥ずかしながら初耳で、質疑応答の要旨には書かれていない話もあったりするので、やはり推しの会社の株主総会は参加してみるのだと痛感した。
そして最後にこの言葉でこの拙文を締めくくることにする。
『推し』は最早社会のインフラである。
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