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ユーザー数8,600万人!LINEを制する者がマーケティングを制す

説明不要の必須コミュニケーションアプリ「LINE」
この記事を読んでいる中で使っていない方はいないと思います。

そんなLINEのMAU(月間利用者数)は約8,600万人。
日本人口の68%以上をカバーしています。

最近では「LINE Pay」や「LINEマンガ」、「LINE music」などなど新しいサービスも多く追加されていて、複数のLINEサービスにお世話になっているという方も多いのではないでしょうか?

そんな、国内でほとんどの人が利用しているLINEをマーケティングツールとして活用しない手はありません。

リスティング広告やダイレクトメールへの警戒心が強くなってきている今だからこそ、LINE広告をうまく活用することがマーケティング戦略の成功に繋がる打ち手として有効なのです。

LINE公式アカウントの活用

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LINE公式アカウントとは「旧LINE@」のことで、企業やお店のアカウントを作成することができます。

この公式アカウントを通して、友達に追加してくれたLINEユーザーへのアプローチが可能となります。

LINE公式アカウントを使ったユーザーコミュニケーションの強みとしては、以下となります。

・ユーザーと一対一のコミュニケーションを取ることができる
・メッセージの確認がお手軽なため開封率が高い(約60%)
・前提として友達追加をしてくれているユーザーなので、ファンになってもらえる可能性が高い

この記事を読んでいる方も、自分が気に入っているサービスの公式アカウントは友達追加しているのではないでしょうか?

日常的に使っているLINEのUIで情報が配信されるので、抵抗感無く情報を受け取ることができていることと思います。

メルマガの開封率が約10%と言われている中、LINEのメッセージ開封率は6倍の約60%です!

「自分が運営するサービスのファンを作る=コンバージョン率の高いお客様を増やす」
という施策展開がLINE公式アカウントの活用で可能です。

LINE公式アカウントでできること・機能一覧

次に、LINE公式アカウントがマーケティングツールとしてどんなことができるのかについて解説します。

・メッセージ配信
・コールセンターへのLINE通話
・ライブ配信
・クーポン配信
・タイムライン投稿
・アンケート配信
・ショップカード
・統計情報分析
・コンバージョンのトラッキング

などがLINE公式アカウントのメイン機能となります。
それぞれに詳細機能が多々あり書ききれない内容になってしまうので、便利な機能をピックアップして簡単に解説を続けます!

メッセージ配信の詳細機能

メッセージの配信がLINE公式アカウントのメイン機能となります。

一口にメッセージといっても様々な種類がありますので、実際に公式アカウントから送られてくる内容を確認してみるとわかりやすいかと思います。

まず、友達追加されているユーザーの属性に応じてセグメント分けしたメッセージ配信が可能です。

例えば、大阪市に在住の20代男性のみに配信するなど。

また、配信したメッセージに対してA/Bテストを実施することができます。
メッセージの内容を少し変更して、どのメッセージのコンバージョン率が一番高いかを計測できるということですね。

webマーケティングにおいて最も大事な検証です。

メッセージの種類としては「友達追加時の自動あいさつ」「自動応答」「有人チャット対応」「バナー、動画」「クーポン」など様々ありますので、ぜひ実際の公式アカウントを確認してみてください!

アナリティクス機能の詳細

メッセージ配信状況や、開封率、クリック率などの基本的なwebマーケティングの統計情報を確認することができます。

また、お客さんが公式アカウントから配信したリンクを介してwebサイト上でとった行動をトラッキングすることも可能です。

この機能を用いれば、webサイト上での購入や会員登録の実績が解るので「LINE公式アカウント経由のユーザーが通常流入してくるユーザーに比べてどれくらいコンバージョン率が高いのか」が分析できますね。

もちろん、他の既存システムとのAPI連携も可能なので、データ統合することでより精緻なマーケティング施策を打つことが可能です!

LINE広告の運用について

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LINE広告はLINEプラットフォーム上の様々なサービスに向けて配信することができます。

それぞれのサービスの利用者数が圧倒的に多く、配信できる対象が広いことが特徴ですね!
(LINEの各サービスの利用者数の多さには本当に驚かさせられます…)

広告が配信できるLINEサービスとしては主に以下となっております。

・トーク一覧画面
・LINE NEWS
・タイムライン
・ウォレット
・LINEマンガ
・LINEクーポン
・LINEショッピング

などなど。それぞれの利用者層の違いや、アピールしたい商品の内容によって配信媒体を変更することができますね。

特にトーク一覧画面は1日のうちに何度も開く画面になりますので、より多くの人にインプレッションを与えたい場合に活用することができます。

タイムラインに関しても、幅広い年齢層が利用しているのでFaceBookやInstagramではリーチできない層への接触も見込めますね。

また、LINE直下のサービス以外にもLINE広告ネットワークとして登録されている「ルナルナ」「クラシル」などにも広告の配信が可能です。

LINE広告の配信方法

LINE広告の配信にも様々なセグメント分けが可能です。
細かいセグメント分けが必要ない場合は、AIによる自動最適化配信を用いることもできるので施策運用の工数削減も期待できますね。

セグメント分けは属性データや行動データ、興味関心、地域などかなり細かく設定することができます。

例えば「東京都の30代後半女性で既婚、ファッションに興味があり直近で○○のサイトに訪問」
など詳細なターゲティングが可能です。

また、公式アカウントへ友達追加をしている方や、自社サービス利用履歴がある方に似た属性の人に向けた配信なども可能なので、商品の特徴がはっきりしている場合はかなり有効なターゲティングとなります。

これらの広告の分析はパフォーマンスレポートとしてデータを受け取ることが可能です。

LINEでできる多様なマーケティングの打ち手

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ここまでの内容がLINEマーケティングの基本的な内容です。

公式アカウントを運用してファン層とコミュニケーションを取ったり、LINE広告を運用してマス向けにターゲティング広告を打ったりとLINEユーザーへの様々なアプローチが可能です。

当たり前のことですが「LINEユーザーへアプローチできるのはLINEだけ」なのでプラットフォーマーの強さが伺えますね。

ここからは、上記を活用した様々なユーザーへのアプローチ手法についてそれぞれ簡単に解説をします。

LINE公式スタンプの作成施策

普段使用しているLINEスタンプ。
自社のキャラクターのスタンプを作りプロモーション戦略に活かすことができます。

SMBCのミドスケ君やエネオスのエネゴリ君など、企業のキャラクタースタンプをダウンロードしたことはありますでしょうか?

無料のスタンプしか使わないという人でも友達追加などするとダウンロードが可能なスタンプ、これをプロモーションスタンプと言います。

(ちなみに僕は最近は課金してジャンプキャラクターのスタンプばかり使うようになってしまいました。)

このプロモーションスタンプを活用して、自社の好感度UPや認知度UPにつなげることができます。

また、先ほどの例のように、スタンプ獲得の条件を「友達追加」にしておけば公式アカウントの登録者数を同時に増やすことが可能ですね。

費用としては高いものの、魅力的なスタンプを作ることができれば拡散力は高い施策です。

LINEポイントのプレゼント活用施策

LINEポイントは利用していますか?

通常のポイントサイトと同じように、何かのミッションをクリアして獲得したポイントをショッピングやLINEスタンプの交換などに使用できるというサービスです。

このポイントをLINE社から購入して、何らかの条件をクリアしたユーザーにポイント還元することで施策を実行できます。

友達追加だけではなく「来店してQRコードを読み込んだ方にポイントプレゼント」など実施すればOMO施策として有効になりますね!

LINEチラシの配信施策

LINEチラシは、LINEチラシ公式アカウントを友達登録しているユーザーに情報配信ができるサービスです。

配信するチラシのビジュアルは、まさに紙で届くスーパーのチラシのようなものが合いそうです。

「自店舗の商圏に住んでいるユーザー」にターゲティングして配信するのが有効です。

ちなみにLINIチラシの登録者数は約1,200万人もおり、お得情報に敏感な方が登録しているのでセール情報配信のコンバージョン率は高いと考えられます。

まとめ:LINE広告を活用しない手はない!

ということで、LINE広告の運用方法や配信できる広告の種類について解説をしてきました。

月間アクティブユーザーが8,600万人もいるSNSは他にありません(インスタグラムでも3,300万人)ので他のプラットフォームではリーチできないユーザーにもアプローチできることが大きな魅力ですね。

また、「LINEクロスプラットフォーム」というLINE IDを用いた各サービス利用者のユーザーデータ連携により、高精度なターゲティング広告配信ができることもポイントです。

この連携データを自社で保有している顧客データベースに統合も可能ですので、自社顧客データを最大限有効活用したマーケティング戦略の推進が可能です。

リスティング広告のクリック率やメール開封率も低下している昨今、LINE広告をうまく運用することが広告戦略のキーとなることは間違いないです。

LINEサービス群は今後も更に強化されていきますので、今のうちに取り組みを始めておきましょう!

おまけ:LINE運用、デジタルマーケティングの参考書籍

まずはLINE公式アカウントの運用方法について詳しく知りたいという方にはこちらの本がおすすめです▼

LINE公式アカウントを活用した集客や収益化の分析について、メッセージ配信の活用法など、運用ノウハウがたっぷり解説されています。

全くの初心者で知識ゼロからでも、この本を読めばLINE公式アカウント運用が簡単に始められます。

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また、デジタルマーケティングやDXに関わる者なら必読の一冊はこちらです▼

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DXの概念を身につけ、時代に取り残されない人材としてビジネスライフを送りましょう!

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