想像してごらん(悲しみ編)

先日、電車に乗っていた時の事。
日本で有名な方が亡くなったことに対してお話をしている2組の方々がいました。
曰く「どうせ、今回の犯人も精神鑑定で無罪になろうとするんでしょ」

先日、知人が日本で有名な方がなくなったことに対してこう言いました。
「この犯人、頭があれだったらしいね」

まだ何もわかっていない段階での言葉。
そして、そうした言葉に敏感な人が傍にいると想像できない言葉。

確かに、今回の事件のようなことは容易には想像できないかもしれません。
でも、同時に想像できるのです。
誰かに対し不誠実なことがあればあるほど恨まれるかもしれない。
もちろん、誠実な人だって恨まれることがある。
そして、恨むにはそれなりの理由がある。
誰も寄り添って想像力を働かせてその人を愛する人がいなかっただけ。

そう考えると、ただただかなしい。
実際の背景も語られてきてはいるけれど、その背景の中で評論したり客観視する人はいても寄り添う人がいない事が悲しい。

みんなもっと想像をして欲しい。
どうすればみんなで幸せになれるのかを想像したい。

出来る範囲でいいから誠実でありたいし、想像力を働かせたい。

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