テキトー育児のススメ

某、高田純次氏は「テキトー」であることを掲げ、「適当でいいじゃない~!」と謳っているわけですが…

子育てにおいて、この「適当であること」というのはとても大切だと常々感じています。

そしてこの適当という言葉。

意味を調べてみると、大きく3つの意味が込められています。

①ふさわしいこと。
②程度が程よいこと。
③やり方がいい加減なこと。

日常的に使われる「適当だな~」は主に③の意味デ用いられる訳ですが…

ふさわしく、程よい具合に、いい加減に。

どれも全て育児に必要なエッセンスであると思っています。

そして私自身「適当」な育児を考えた時には
最後の「いい加減」がすごーく大切だと、これまた勝手に思っています。

いい加減な適当育児

それもまた、子どもの発達に必ずしもマイナスではない、と思うからです。

親業をしていると、何かにつけて「しっかりしなきゃ」となりがちですが…

適当(いい加減)育児のメリット。

・子ども自身、伸び伸びとさせてあげられる。
・自分で考え、体験し、学ぶ機会が増やせる。
・親が少し楽をできる。
・結果、親子の触れ合いに気持ち的な余裕を持てるようになる。


これは持論なのでハッキリとしたエビデンスベースではありませんが、、
自身の育児体験や学び、仕事でたくさんの親子を見てきて感じることです。

(ここで言う「いい加減」は突き詰めていえば「手抜きをする」という意味合いです)


「あー、今日は疲れたな…でも子どもの栄養考えればちゃんとご飯作らなきゃ、あと、あれもしてこれもして…」

「外で遊んでいると目が離せない…怪我しちゃうんじゃないか、他の子に迷惑かけるんじゃないか。お友達との関わりも、あれじゃあ心配…」

「何でちゃんとご飯食べられないのかな。何度言っても、手づかみで食べるし、こぼしてしまう。食事中もウロウロするし、集中しないし」

「あー、またスマホ見せすぎてしまった…でも家事するには見ててもらわないと進まないし、だからと言ってずっと見せとくのも良くないし…」

その家庭によってですが、考えてみれば色んなことがあるかな?と思います(^_^;)



ここでひとつ、前提なのですが。

子どもが大人になるまでの発達の家庭を考えた上で大切なことがあります。

それは

子どもは小さな大人ではない

ということ。

子どもの世界を生きている存在

でもあります。

当然親から教えてもらうことも多いですが、自ずと親以外の関わりの中でも自分から学び、身につけていけることも多いです。

大人である親から見た世界とは、別の世界が見えていて、同じ行為をしていても子どもが感じていることは別のことであることも多いですし。

一見、親から見たら「???」と思うような言動にも、子どもなりの意味があることが多いですから。

だから、あれもこれも親がきちんとしすぎる必要はない、と思います。

そして「親は子どものため、しっかりしなければいけない」では時間も心の余裕も足りなすぎる。

結果、親自身が追い込まれてしまい、辛くなってしまうのならば「いい加減でいいのだ」と思えることが親の双方に良いとも感じます。


もちろん、気をつけねばいけないことがあります。

命にリスクのあること
自傷、他害に関すること
極端な手抜き

それらは回避するべきかと。


もともと手抜きが得意な人、自ずと肩の荷を下ろして生活できている方は良いですが、手抜きが苦手な人もまた沢山いますよね。

自分もまた手抜きが苦手でした。

あれもしなければいけない、これもしなければいけない。
子どものために、ああして、こうしてあげた方が良い。

そんなことを考えすぎで、疲れてしまい…
結果、追い込まれてしまった、なんてこともよくあります。


だから、ここで言いたいこと。

片目を瞑って育児するくらいがちょうど良い。頑張っている育児について、時にはあえて「頑張らない」時間を作り「いい加減にする」ことで、自分に余力を持たせるようにすること。

それが親子ともに良い影響がある、と感じています。

この「いい加減」がなかなか難しかったりするのてけどね…


ここまで読み進めていただいた方、ありがとうございました。


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